天理の家 進捗状況15

工事は着々と進んでいます。
1階は床下地の工事中。土台は総入れ替えで、元の床高さに合わせて新しい土台が敷かれました。
室内の耐力壁になる部分と、新たな間仕切り壁のできるところには柱が入れられました。
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民家の特徴でもある長い縁側は、とても開放的です。
こちらの住まいは南と北に長い縁側があり、どちらも緑豊かな庭を臨むことができます。
断熱性能を高めて室内側に取り込み、明るさと解放感を取り入れる設計にしています。
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屋根工事はほぼ完成。鬼瓦と鳥衾も取り付けられ、元通りの風格のある屋根になりました。
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熨斗が高く積まれ、大きな屋根に相応しい美しい陰影が感じられます。
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# by frontdesign | 2017-06-19 14:35 | Trackback | Comments(0)

生駒山の家 進捗状況4

今日から土台伏せが始まりました。良いお天気で土台伏せ日和です。
足場が組まれ、平屋建ての建物のボリュームがわかるようになりました。
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大工さんが手で刻まれた土台が運び込まれました。土台や柱は吉野桧、梁材は吉野杉と地松を使っています。
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加工場にはこれから運ばれる材料がうず高く積まれています。
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これは方形屋根の頂部の仕事です。尖った仕事をしていただき感謝しています。
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職人のみなさまの知恵と工夫に支えられています。



# by frontdesign | 2017-06-19 13:56 | Trackback | Comments(0)

生駒山の家 進捗状況3

基礎のコンクリートが打ちあがり型枠が取られました。
今日は給排水設備屋さんが配管の準備に来られていました。
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伏見建築事務所さんの加工場では、墨付けと刻みの作業をされています。
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親方の墨付け。手の仕事です。
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たいこの丸太梁も2本あり、先輩大工のMさんが料理しています。
こういう仕事が少なくなっているので、現場で経験して木造の技術が伝わることが大切なことだと思います。
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刻み中の若手大工Nさん。いい音を出して刻んでいます。見えないところも丁寧な仕事。
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こちらも若手大工Kさん。きっちりと測って丁寧に刻んでいます。
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親方を中心に3人の若手大工で刻んでいます。
それぞれが手の仕事をしながらひとつの建物をつくり上げるので、チームワークもとても大切なことだと思います。伏見組のみなさんはチームワーク抜群で、よい現場だと思います。

棟上げがとても楽しみです。




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# by frontdesign | 2017-06-09 17:03 | 新築 生駒山の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 設計中

実施設計を進めている王寺の家。
部屋の間取りや仕上げについては基本設計でおおよそ決定し、実施設計では構造や細部の納まりを検討しながら進めています。
図面を描きながら迷いが出ることも多く、パースを変更しながら考えることもあります。
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王寺の家は居間続きに独立したピアノ室をつくります。
グランドピアノを置かれるので、ある程度の広さが必要になります。ピアノを弾くときだけ使用する部屋だと勿体ないので、家族のワークデスクを兼ねることにしました。デスクに向かわれるのは主に夜で、ピアノを弾く時間帯とは重ならないとのことで、解決することができました。本来は静かであるべき空間と音の出る空間は相反するものですが、時間差で同居できれば空間を活かすことが出来ますね。
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「家は体で、中に住む人は血液」 
家を人間の体にたとえた話を聞いたことがあります。
血の巡り(人が家じゅうを動く)が多い家(体)の方が、家が活かされて良い住まいになるということです。
閉め切った部屋をなくすことは空気が滞ることも防げるので、建物としても健全に保ちやすくなります。




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# by frontdesign | 2017-06-07 17:53 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

天理の家 進捗状況14

外部は瓦葺き工事が進んでいます。
門屋越しに見る主屋の屋根。熨斗瓦が積まれると元の立派な屋根の風景が戻ってきました。
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棟の熨斗瓦はあと数段高く積まれます。
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焼き直しをしていただいた角字の「水」の鬼瓦。
火災への厄除けのおまじないに、水という字や魚など水にまつわるものを屋根の上に乗せる風習があります。妻壁に「水」の字が書かれている民家も多くの地域で見られます。
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翁面の鬼瓦も焼き直しをしていただき屋根に乗りました。下から見上げると優しいお顔が拝めます。いいお顔ですね。
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今日は、門屋横につくる車の進入路の開口部の打ち合わせがありました。
当初は木製両開きの大戸も検討しておりましたが、操作性等を考慮して木製電動シャッターを取り付けることになりました。半解体して現場の寸法に合わせて作っていただきます。
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内部も着々と工事が進んでいます。1階、2階とも床下地の工事が進められています。
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縁側の縁框も入れ替えられました。
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2階はつし2階で、床レベルは2段階になっています。
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うねうねと曲がった地松の梁の上に床をつくるのでご苦心いただいています。
1階も2階も、全てが現場合わせなので手の仕事の力強さを感じます。このような建物には、手の仕事が建物の力量に相応しい仕事だと思います。
古民家の改修は、そこに在り続ける建物との対話から生まれるものづくりで、その経緯が難しくもあり楽しい仕事だと感じています。
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現場ではツバメの夫婦が巣作りの場所を探して飛びまわっています。
こちらは門屋の巣で一段落。ツバメは立派な左官屋さんですね。
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天井の際に作るのは外敵からヒナを守る為でしょう。天井の低い住まい。






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# by frontdesign | 2017-06-05 21:22 | 民家改修 天理の家 | Trackback | Comments(0)

シロアリ

シロアリ(羽蟻)が飛び立つ季節になりました。

季節柄ということではありませんが、最近シロアリについてお尋ねいただく機会が何度かありました。蟻害は樹種によっても違いがあり、シロアリが好む木とそうでない木があります。この写真は、数年前に奈良県森林技術センターで見せていただいた蟻害の標本の写真です。
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同じ環境下でもヒノキは被害が少なく、スプルースはやベイマツ、ベイツガはたくさん食べられています。また、同じスギでも心材と辺材では違いがあります。

スギ丸太の断面。
外側の白いところ(白太)が辺材で、中心の色の濃いところ(赤身)が心材です。スギは赤白がはっきりしており、辺材と心材の区切りが分かり易い木です。
表面を覆う樹皮の下に形成層があり、内側(白太・辺材側)には新しい層を作り外側には内皮(外皮の内側)を形成して成長します。白太(辺材)はここ数十年に出来た若い部分で、栄養分が多くてやわらかく美味しいところです。
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この写真はマツの集成材の蟻害。かなり食べられています。筋になって残っているところは集成材の接着剤の部分です。
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木造建築にとってシロアリは害虫ですが、自然界では朽ち木や枯葉を分解する「分解者」で益虫です。
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# by frontdesign | 2017-06-02 08:49 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

天理の家 進捗状況13

主屋の大屋根から瓦葺きが始まりました。瓦は淡路のいぶし瓦です。

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棟の頂部についている棒は耐震棟というもので、地震の時に棟の熨斗瓦が落ちないようにするためのものです。
高く熨斗を積みますのでまだ上に上がるそうです。
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元の屋根で使われていた鬼瓦類は七福神のものをはじめ立派な手作りの瓦でしたので、焼き直しをして再び屋根に乗せることになりました。今日は、それぞれの鬼瓦を乗せる場所について打ち合わせをさせていただきました。
瓦の写真と屋根の図を瓦屋さんが用意して下さり、とてもわかりやすかったです。

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これは門屋の屋根の東側覆輪の下についている鶴亀巴の鶴。
造形が細かく羽の流れも優雅で、鳳凰のようにも見えます。

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普段あまり目にしないような箇所にも渾身の仕事がなされています。そのようなことも、建物全体の魅力を形成しているように思います。

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# by frontdesign | 2017-05-31 07:56 | 民家改修 天理の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家

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王寺の家。
基本設計が終わり、地盤調査を実施しました。
建築地は住宅地の一角ですが現在は畑として丹精しておられ、さまざまなお野菜が植えられています。畑を荒らさないように畦道に沿って調査機を進めていただき、建物の4隅と中央の合計5点を調査していただきました。傾斜地に造成されたひな壇の宅地ですが、地盤は岩盤だとお聞きしておりました。調査中の様子を見ていてもなかなか良好のようでした。結果的には安定した地盤で、木造2階建て程度の建築物(荷重)の場合は地盤改良不要という判定が出ました。造成されてから相当年数が経過しているため、表層も安定しているようです。

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日当たりがとても良い敷地で、畑の他にも夏ミカンやキンカンなど柑橘系の木をたくさん植えておられ、鈴なりに実が生っています。建築時に伐採しなければならない木もあるのですが、出来る限り多くの植物を残したいと思います。
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現在、実施設計中。あれこれ思い描きながら図面を進めております。







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# by frontdesign | 2017-05-28 08:10 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

天理の家 進捗状況12

土壁の下地の工事が始まりました。
傷んでいた増築部分を解体し、改めて離れにつながる廊下を作ります。この掃き出し窓からの採光は良いものになりそうです。
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下地の竹木舞。
下地づくりから左官屋さんの仕事ですが、今日は少し手伝わせてもらいました。荒縄で締めていくと弾力のある強い下地になります。
いつもmmの話をしていますので、こんなにラフに壁が出来るのが面白く思います。
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土づくりも始まりました。
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伝統工法の良さを活かすために限界耐力計算方法で耐震性能を確保しており、壁も靭性の高い土壁で計算しています。外周部は土壁、内部は荒壁パネルというものを使います。断熱のある壁ない壁、壁の種類などの組み合わせが何通りにもなるので、耐力壁の位置と種類、断熱を施す区分を色を付けて図示しました。
今回は竹木舞下地の土壁と断熱材を併用します。結露が回避できるように断熱材はウールブレスを使うことにしました。
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内部に使う荒壁パネル。
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縁框の一部に蟻害が見られ、部材の入れ替えが始まりました。長い縁側が開放的で気持ちが良いですね。
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縁側の柱の下がりはほとんどなかったのですが、礎石が低かったので基礎を作り柱の足元を地面から離しました。
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そして、いよいよ瓦葺きが始まりました。
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# by frontdesign | 2017-05-24 23:02 | 民家改修 天理の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki