「淋汗茶湯」 と 古市澄胤

昨日は建築士会女性委員会の遷都祭記念事業で茶室の展示イベントに参加して、内容の濃い展示が勉強になりました。

お茶の文化の変遷の中で興味深かったのが 「 淋汗茶湯 (りんかんちゃのゆ) 」。
(昨日とても暑かったからというわけではないのですが。 笑)

夏にお風呂とお茶でもてなすという茶会で、酒宴もあったそうです。 なんとも大衆的なお茶。

この茶会は奈良の土豪古市一族がしばしば開いていたそうです。
古市澄胤は、一族の行う茶会とは相反する茶人村田珠光に師事し、珠光の一番弟子になりました。
村田珠光が古市澄胤に送った「心の文」という手紙の一部が展示の中で紹介されていました。

「茶の湯は和漢の文物、わけても和漢の茶道具で構成されているという前提を再体認したところにある。 「冷・凍・寂・枯」といった文字で象徴される美意識とは、見た目に汚らしくよごれて、むさくるしく映る文物を、なんでもよいから取り上げる美意識だと多くの初心者は誤解している。確かに一見の限りでは汚らしく見えるが、見れば見るほど、知れば知るほどに、充実した高級な美が潜んでいると得心できる。そうした高次元の汚さがあることを私たちは見抜いている。特別な審美眼の持ち主によって発見された新たなる美は、真実在の美であり、この美は高い普遍性を備えている。」


高次元の汚さ と 寂。 茶人の美意識がわかるような一文です。 
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Commented by 細美 at 2012-03-02 10:18 x
中国杭州市旅游委員会日本連絡事務所の細美と申します。
4月から1か月くらい、中国中央テレビ局の撮影クルーが来日し、≪日本の茶≫番組の撮影取材を実施します。
羨望の要望の中に「汗淋茶会」というのがあります。
どのようなところに連絡したらよいかわからないので、情報交換させていただけませんか。
連絡先 細美 携帯09034559600
hosomik@xitong.net
by frontdesign | 2010-07-02 19:27 | その他 | Trackback | Comments(1)

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