森林のこといろいろ   奈良県森林環境税

昨日は県の森林審議会に出席しました。
今年度初めて委員をさせていただくことになり、事前に資料は目を通しておりましたが
内容が非常に多岐にわたり審議内容の表面的な部分の把握がやっとのところでした。


森林は主な目的により、地域を分類分けされています。

①水土保全林・・・
     水源かん養機能 (下層植生、水を蓄える保水能力の高い森林土壌)
     山地災害防止機能 (光が差し込み樹木の根が深い森林)

②森林と人との共生林・・・
     生活環境保全機能 (里山、大気浄化、葉量の多い樹種によって構成されている森林)
     保健文化機能 (原生林と動植物の生息、名勝自然景観風致、憩いの場)

③資源の循環利用林・・・
     木材等生産機能 (林木の生育に適した土壌を有し、木材として利用する上で良好な樹木より構成され、
     二酸化炭素の固定能力が高い成長量を有する森林。林道の基盤施設が適切に整備されている)


③の森林のことに触れる機会は多いのですが、森林全体の今後の計画はとても勉強になりました。

会議の中では今年住宅地開発などの開発行為により、消滅してしまった森林の地域及び面積の報告もありました。
非常に身近な地域もありまして、町の近くの山がやまごとごっそりと無くなるのはとても残念に思います。



奈良県では平成18年より本年度まで5年間の期間納税として、奈良県森林環境税というのが実施され
県民一人500円、法人が均等割りで納税しています。(ご存知ですか? ご存知ですか?)
税収は「奈良県森林環境保全基金」に積み立て森林環境保全のための事業経費に充てられています。

主な使い道は
放置林の間伐、整備(5年で4000ha)
里山機能の回復整備(同100か所)
森林教育(県内小学5年生対象 去年までで2万人)

だそうです。

県民へのアンケートによると(H22.6実施 回答:個人1050名 企業218社)
森林整備の必要性「必要」95%
森林環境税導入「知らなかった」78%  (やっぱり)
森林環境税の取り組み「必要」77%
森林環境税の継続「継続」88%
森林環境税の負担「現行維持」58% 「引き上げ」11% 「引き下げ」4%
森林環境税の実施期間「同期間(5年間)」80%

わたしも最近までこの制度は知りませんでした。(笑)


森林教育は小学生向けだけでなく、大人向けにも是非実施してほしいと思います。
もっぱら街にも”山ガール”だって居ることですし、年配の方の山歩きもブームだし。
なにより、山のことを勉強するのはとても楽しい!

多くの方が森林に興味を持っていただく機会になればと思います!



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by frontdesign | 2010-12-16 23:33 | その他 | Trackback | Comments(0)

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