国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

パッシブソーラー 「そよ風」

パッシブソーラー ” そよ風 ” のしくみを勉強するために国立の環境創機さんを訪ねました。
実物モデルを動かしていただきながら、そよ風の仕組みや設計・施工の留意点を教えていただきました。

金属屋根にセットされた屋根モデル。納まりもよくわかります。
この周辺は集熱した空気が漏れないように気密施工が大事とのこと。
季節設定、温度設定などコントロールユニットで制御します。
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仮想の設定で動かしていただきました。
結構な風量です。
冬場、太陽熱で温められた空気を取り入れるだけでなく、夏場の屋根面の熱気を逃すためのファンもついています。
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各所に温度センサーがついています。

















屋根面に空気を流しながら効率よく集熱するための採熱板。屋根の金属板も通常の遮熱塗装のではなく比遮熱タイプの黒色が望ましいようです。
(イラストは環境創機さんのHPより)
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ダクト内のファン。
一つつけたり、二つつけたり。集熱面積によって変えるそうです。
大容量シロッコファンもあるとのこと。

ダクトはΦ250。












メインチャンバー切り替えユニット。                     ダンパー開閉!夏の熱気は建物内に入れません。
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仕組みの他にもいろんな対処法について具体的にお話を聞くことができ
大変勉強になりました。
劇的な温熱効果と言うよりは、少しゆるい感じで家の中に空気が流れる”そよ風”。
大変興味深いです。

環境創機の皆様、有難うございました。


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by frontdesign | 2011-06-04 12:31 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki