国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

白橿の家  現場進捗状況4

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白橿の家のリフォーム工事。
現場は着々と進んでいます。

対面式のキッチンも据えられました。
1本のヒノキの柱は増築の際に抜かなかった柱で
シンボリックに現しました。










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元はこのようなダイニングキッチンでした。
正面の壁から奥に2m余り増築して
セミオープンのキッチンスペースにしました。

先ほどの柱は正面窓の左側の壁の中にあった柱。
このたび新しいものに入れ替えましたが
この部分の柱は、どうしても抜きたくなかったのです。









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柱の納まり。
カウンター下の壁は真壁にして柱が足元まで見えるようにしました。
カウンターと柱の取り合いを少し控えたりするのがミソ?で
そのへんは現場打ち合わせで決めました。
綺麗に納めていただきました。

改修で柱を取らなかったことが、なんとなく邪魔な柱として残るのではなく
元の建物と増築後の建物のつながりとして
意匠に取り入れて残すことが出来ればと思います。


それにしても綺麗な柱。四方ほぼ無地です。(四面とも節がない)

木とひとも縁があり、この木がここに据えられたのも
何かの縁ですね。






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キッチン内。

横からの光で明るいキッチンになりました。
庭の緑が見えて気持ちが良いですね。

家具も完成。このあと建具が付きます。







こちらの住まいの作りつけ家具は、吉野桧の接ぎ板を使いましたが
とても素直で綺麗な木だと思います。






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吉野桧の接ぎ板。

最初は白っぽい色をしていますが、経年変化で少しずつ色が濃くなります。

仕上げは自然系のオイルを塗ります。
木肌の呼吸を妨げない浸透性の保護材です。















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玄関まわり。
下駄箱のキャビネットも完成。
桧の玄関ドアも出来上がっていました。


















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廊下突き当りに新設(増築部)したユーティリティー。

今回の改修の一番良いところは
この部分をつくる事によって回遊できる住まいになった事だと思います。

それも、お施主さんとの打ち合わせの中で生まれた計画で
本当に便利な住まいになると思います。









 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
Commented by 杉本 at 2012-04-14 19:57 x
吉野檜の柾目幅ハギのキッチン。
坂本さんちのキッチンを思い起こしました。
無地の柱四寸ですか?存在感ありますね。
素晴らしいリフォームですね。(^-^)/
Commented by frontdesign at 2012-04-14 20:22
杉本さん、有難うございます。
桧の柱は三五の柱です。
幅接ぎの桧の板を家具で使うのは今回初めてです。
お施主さんが仕事で桧を触って来られた方なので
吉野桧をたくさん使いました。
今までは杉や松を使う事が多かったのですが、桧も良いですね。
(^^)
by frontdesign | 2012-04-14 17:37 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(2)

by yuriko iwaki