不便のねうち

本のタイトルに惹かれて読んでみました。
著者の山本ふみこさんが東日本大震災後の暮らしの中で、改めて感じられた不便と便利について書かれた随筆です。
不便から生まれる愛おしさがよく分かります。

山本さんは小学校から短大まで自由学園に通っておられたそうで、創立者羽仁吉一氏は雑司ケ谷短信の中で、「教育とは不便なるがよし」と書かれているそうです。
不便な学生生活の中で培われ育まれたこと、当時は不便と便利がはっきり見えていたけれど今は便利が当たり前になり不便が見えなくなって、そうなると便利も見えなくなっているということ。

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仕事について
”すらすらゆく日、それはうれしい。早く仕上がって幸運だったなんかと、考えはする。けれども、そういう日ばかりではまったくもってつまらない。すらすらの日も、てんでだめな日もあって、わたしは仕事をするうれしさを感じられる。・・・・てんでだめだった末の「できあがりもの」の、いとおしさといったら。日々の繰り返しの中で生きているのに、ひと足ひと足のことが生きるよろこびに深く結びついているのを知らないわたしたちであったとしたら、それはとんでもないはなしだ。”
と書いておられました。
何事もさっさっと解けることもなく、途中の過程で苦しみながらもつくりあげる充実感は良いものだと改めて思いました。



台所からこどもたちへ は、これから。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
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Commented by 3740s at 2013-07-19 08:05
ありがとう、「ブログ」

しばし止まって・・・・!  (喜)


初めてのコメントです、今後ともよろしくお願い致します。
by frontdesign | 2013-07-17 20:03 | その他 | Trackback | Comments(1)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki