刻み

次の現場の刻みが始まっています。

休憩中に、仕口や継手の加工で工夫している点について話をお聞きしました。

大工さんそれぞれ、親方から伝わっている技術が少しずつ違うので興味深いです。
a0116442_16233753.jpg

a0116442_16234921.jpg


これは桧の通し柱。マジックのマークは、真壁のところで柱が表に出てくる部分の印です。
a0116442_1624096.jpg


木造の技術は、現場現場で親方の技術を盗みながら伝えられるもので、一人前の職人になるにはそれ相応の時間がかかります。
そのためには技術を使える現場が必要です。
手刻みは時間とお金がかかるので今の木造住宅の大半はプレカット(コンピューターで制御され機械の刃で刻まれる方法)で刻まれます。
今日も別の現場のプレカットの打ち合わせがありました。便利ですし、頭で細かい事を考えないでも棟が上がりますので合理的です。けれど、便利ゆえに職人技術を伝承する機会にはなりません。
私は机上で図面を描く設計の立場ですが、木のクセを見て木をどう生かしどう作るかと言う事が本来の木造の理にかなっており、その技術がものづくりの楽しさのように思えてなりません。
私はノミも鉋も持てないけれど、その楽しさを少しでも共有させてもらいたい。

技術をもつ大工さんが希少にならないためにも、社寺仏閣のみならず市井の住宅普請の場で手刻みの現場を普通に残していかなければならないだろうと思います。





 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign 


 

トラックバックURL : http://favoritey.exblog.jp/tb/19068016
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by frontdesign | 2013-11-29 16:53 | その他 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki