マダガスカルと地宝論
2015年 01月 16日
年末から年始にかけて、マダガスカルでのフィールドワークの本「身をもって知る技法」(飯田卓氏著)を読んでいました。毎晩、本の中で筆者と一緒にマダガスカルを歩いているような感覚が味わえ、その時間はまるでマダガスカルに居るかのような不思議な時間でした。年始にマダガスカルから帰ってきて、田中優さんの地宝論を先日読みました。
林業の下草刈りと牛の放牧、ぶたは竹が好き、特用林産物、木のこと山のこと、燻煙乾燥水中養生の歩留まりの良さ、杉だけに含まれる体によいもの、食べ物のことや酵素のこと、自給率のこと、輸入品が安いわけ、、、、、、原発のことや自然エネルギーのこと、そして、お金のこと、みんなが貯金しているお金の使われ先のこと、地域へはなかなか還元されないこと、地域への還元の方法のこと、等々、思い出すだけでたくさんあります。
1年ぐらい前から「物々交換が出来るといいなぁ」と真剣に思うことが何度かあり、自分に出来ることは設計なので設計費の一部は物納いただくか地域通貨のようなものでもいいなあと考えたりしています。あまり共感を得ることもなかったのですが、先日、設計関係の女性だけで新年会をした時にその話をすると、みんなに「それイイねー!!」と共感してもらえました。
マダガスカルと地宝論、分野も内容も異なる本ですが共通する世界がありました。
住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign
by frontdesign
| 2015-01-16 21:32
|
Trackback
|
Comments(0)