国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

学園前 リフォーム工事2

解体が進み、床下地もほぼ撤去されました。開口が大きく光がたっぷり入ります。

基礎は布基礎で地面は砂地でよく乾いています。基礎は無筋かと思っておりましたが、鉄筋が入っているようでした。
居間部分は洋小屋組みで構造的には大空間。主要な壁は耐力壁として補強します。新たな間仕切り壁をつくる部分には基礎を作っていただいています。
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プライベートゾーンのエリアもスケルトンに。東西に長い棟で南北間が2間半。南側の縁側は改修後も縁側として計画しています。
元は3つの部屋が並んでおましたが、改修後は2つの寝室と衣類収納室、そしてトイレと洗面を配置します。
北側の窓の向こうは北の庭(中庭)があり、風がよく通りそうです。
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玄関も傷んでいた天井を撤去しました。石張りの壁はそのまま残します。
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今回も仕上げに無垢の木をたくさん使って改修をします。

床は元はPタイル張りでしたが、今回の改修で杉板張りにします。



話は変わりますが、先週のとても寒い日に実家に行ったときのこと。
スリッパをはかずに家の中をうろうろしていると、8年ほど前に改修した部屋の三陸赤松の無垢板の床と、改修をしていない部屋の積層フローリングの床では、足に触れる冷たさが全く違うことが分かりました。松の無垢板の方がはるかに温かみがありました。
(松は杉に比べると固い(重い)ので、杉に比べると温かみは少ないのですが。)

赤松の床。(オイル保護塗装のみ)
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積層フローリング(表面に非常に薄い無垢の木が貼ってあり、中は合板)の床。
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床の触感は見た目とは随分違いますので、サンプルでも手に触れて比較していただくと良くわかると思います。




by frontdesign | 2016-01-30 18:24 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki