木の廃材利用 木のベンチ

傘立てに引きつづき、木の廃材で作ったベンチについて。

これは杉の幅広の厚板を組み合わせて作りました。板類も定尺の長さなので、このぐらいの長さの残材が出ることもあります。
a0116442_23375843.jpg

7~8年前に作ったものですが、これを作る時に何がしたかったのかというと鼻栓の細工を一度自分で作ってみたかったのです。
貫を脚板に差し、かかりに少し大きめの穴をあけて栓を差してたたくと脚板と貫がどんどん締まり固定される仕組みです。
a0116442_23380566.jpg

「栓を抜くと板に戻る」ということが目で見てわかる単純な形で、日本的な思考のように思います。(このベンチは座板と脚板を固定するのに木工ボンドを使っているので、残念ながら元の板には戻りません。)

用が済んだら素材の元の形に戻るのは風呂敷や着物が特徴的で、木造建築も昔は移築や再利用が当たり前だったそうです。祖母が住んでいた住宅も昭和の初めごろに丸太町から移築したものだと聞きました。家は不動産ではなく動産のような感覚ですね。

a0116442_23380682.jpg


材料を見て木取りをしますが、加工の途中で「あぁしまった!」と思うことがあります。
節は固いので加工がしにくい場所ですが、ノミで加工をするところにうっかり節が来てしまいました。
木取りをする時はそういうことにも気を配らなければならないことを、この時初めて知りました。
a0116442_23380347.jpg

トラックバックURL : http://favoritey.exblog.jp/tb/23366516
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by frontdesign | 2016-11-15 14:08 | その他 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki