”歪みを愛でる”

川尻潤さんの「歪を愛でる」を読みました。
最初から最後の”あとがき”までとても面白くて、大好きな本の1冊になりました。
陶芸の事や日本美術の事など歴史的経緯や他国との比較も含め、分かり易く書かれてありました。自然に倣い、不完全で欠点のあるものを「完全なもの」よりも美しいとした日本人独自の感性は、建築においても通じる部分があるように思いました。妖しさや快楽に裏打ちされた日本の「稀有な美」の魅力を思い直してみたいと思います。

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穴窯での焼成の話もたくさん書かれてありました。
島根に行ったときに、温泉津(ゆのつ)の登り窯(穴窯の発展形)を見に行きました。
ここは石州瓦の屋根の重なりが独特で、建築的にも見ごたえがあります。最盛期には10数基の登り窯がこの界隈にあったそうで、煙がモクモクと出る登り窯が立ち並ぶ当時の風景写真は圧巻でした。島根出身の河井寛次郎もこの地の窯元の釉薬づくりに関わられたそうです。
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登り窯は横からも薪をくべることができるので、全体の温度が安定します。
薪の樹種によっても自然釉の色が違うそうです。また、同じ釉薬でも酸化焼成と還元焼成とで発色が全く異なるそうで、窯出しの時に、あ!と思われる事もあるそうです。

酸化焼成と還元焼成の違いについて書かれてあるサイトを見つけました。
→ 瀬戸市ホームページ 酸化と還元
■焼き物の焼成 
  1)酸化焼成と還元焼成

酸化還元というと苦手な化学の授業を思い出しますが、サイト内の写真の通り全く違う色に仕上がりますので驚きます。
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土の事もたくさん書かれていて、信楽の土は「土味」があり、成形がしやすく、乾燥のクラックも入りにくく焼成の変形も少ないなど、とても良いという事も知りました。焼き物の産地はたくさんありますが地域によって土の特性は随分違うようです。
最近は、信楽焼の特徴の緋色の土も少なくなってきたそうで、白い土が多くなっているそうです。何年か前に信楽で轆轤(電動)体験をしましたが、その時も緋色土ではありませんでした。
轆轤はとても難しくて四苦八苦しながら二つ作りました。裏の高台はお店の人に作ってもらいました。
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ぽってりと厚みがありますが時々使っています。今日はブロッコリーを盛りました。

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また信楽へ行ってやきもの体験をしてみたいです。この本を読んで手練りでも作ってみたくなりました。









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by frontdesign | 2017-01-15 22:50 | その他 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki