天理の家 進捗状況5

主屋の工事は基礎まわりの養生期間中です。
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型枠が取れたところもまだ荷重はかけずにジャッキアップされています。
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今日は新人さんが木舞壁の一部を撤去していました。
解体をするときには古い建物のことがよくわかるので、解体時はできるだけ見に行きたいと思っておりますが、実際に作業をしている彼は多くを学んでいることと思います。
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今日はお施主さんと施工者さんと打ち合わせをしました。

北西に位置する戌亥蔵が主屋に入り込んでいる形になっており、取り合いについて検討が必要な個所が出てきました。水じまいが良い方法をとることが最優先ですが、答えを出すのは宿題になりました。
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このような建物の改修工事は解体後の建物を見ながら設計変更をする部分も出てくるもので、今回は何かと変更をさせていただいております。

この部分は土壁を落とすと差鴨居の長ほぞと鼻栓が出てきました。当然のことなのですが、これは生かさなければなりません。

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主屋の養生の間に門屋横の辰巳蔵の解体が始まっています。こちらは主屋とは違って丸太普請です。
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野趣に富み、力強さを感じる小屋組です。
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昨今の木造建築は角材を使うのが当たり前で、柱も梁もなんでも角材です。
角材は施工精度も宜しいのでそうなったわけですが、昔は丸太が普通の材料で主要な部分の普請に角材が使われていました。なぜなら、きちっとした角材を手加工で作るのには相当な労力が必要だったからです。今は丸太の方が加工に手間がかかり大工さんの技術が必要なため、珍しいものになってしまいました。

解体しておろした丸太の母屋は再利用します。下してみると通直で立派な材です。
丸太は捨てる部分が無いのが良いですね。
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鉋がかけられた角材の木組み。太い柱と成の大きな差鴨居は力強さがあり、民家の象徴的な構造です。
降雪地域になると、さらに大きな木組みを見ることができます。
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by frontdesign | 2017-03-24 02:39 | 民家改修 天理の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki