国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

焼杉板の外壁

生駒山の家は外壁に焼杉板を張ります。
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建築地は生駒山の自然景観を維持する風致地区区域内で、建物の外観に関しては屋根の形状や屋根勾配の規制がある他、屋根や外壁の色がある程度指定されています。
屋根の色は濃灰、黒、濃茶、濃緑などの濃い色に指定されており、外壁は白、ベージュ、グレー(薄い)、薄茶等の薄い色に指定されていますが、自然素材の外壁については素材の色のままで大丈夫とのことで、焼杉や黒漆喰などの壁は許可されています。
生駒で指定されている自然景観系の風致地区の他、奈良県内では歴史的景観を維持するための風致地区がたくさんあります。明日香村や奈良公園の近隣等の第1種風致地区では、多くの規制がかかります。

風致地区(ふうちちく)とは

「1919年(大正8年)に制定された旧都市計画法において、都市内外の自然美を維持保存するために創設された制度である。指定された地区においては、建設物の建築や樹木の伐採などに一定の制限が加えられる。制度としては、1926年に、東京の明治神宮周辺地区が初の風致地区に指定され、その考え方や指定基準、運用方法等が整備された。1930年には京都府や東京府(当時)で風致地区の指定がなされ、その後、全国各地に広がりをみせた。」(Wikipediaより)



今までも何度か風致地区の許可申請を出していますが
風致地区の制度が出来て100年近くなることを初めて知りました。


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by frontdesign | 2017-05-12 08:05 | 新築 生駒山の家 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki