1の松2の松3の松&ギオンミナミ
2009年 02月 22日
昨日は京都府建築士会主催の建築祭でした。
大江能楽堂で能を観賞しました。
演目は高砂。
感激しました。
清浄な間を隙間なく埋め尽くすようなお囃子の音色は
場の空気を一変させます。
仕手の動きも美しいカタチの表現です。
午後は祇園南散策とワークショップ。
上林研二先生の講義を受け、祇園南界隈を散策しました。
町家が軒を連ねています。
お茶屋さんは2階がお座敷です。
どこも2階には簾がかかっていて2階の窓辺の統一感があります。
道も石畳が舗装され以前に比べると大変綺麗になっていました。
花見小路(メイン通り)は電線地中埋設しています。
路地の三叉路の突き当たりがある閉塞感や、建物を正面から見る風景が素敵です。
コーンもこげ茶です。
道路幅は9尺 ヒューマンスケールです。
このあたりは元々防火準防火地域に指定されていたのですが
指定区域の建築制限により
従来の文化的美観を保持することが出来なくなってしまいます。
そこで
町衆による消火栓の取り付けや消火活動等のもと、指定を解除されたとのこと。
なかなかない事です。
消火栓もこげ茶。
日本の伝統のカタチ なまこ窓
玄関先のしつらえ
備前の大壷にネコヤナギでしょうか。
のれんの文字が風にゆれています。
鳥居本
一力茶屋
町家をギャラリーにした新しいお店の看板。
富士山発見!
お月さまと。
この町では、誰でもが町家を借りることはできません。
町の風格と品位を保つために、借り手を選ぶとのことでした。
文化に対する高いプライドが
町の風情を形成しているのだなぁと感じました。
by frontdesign
| 2009-02-22 14:31
| 建物探訪&散歩
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