国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

住宅建築で感じるコト

昨日、一昨日と
打ち合わせのために2つの家に訪問しました。

どちらの家も
お施主さんや設計者の心意気を感じる
とても素敵な家でした。

間取りや、光や風の取り入れ方だけでなく、
素材や納まり、プロポーション、
それに職人さんの丹精こめた仕事ぶり、そんなことから
空間の良さを感じます。


住宅は
無垢の木を使った心地よさを大事にしたいと思っていますが
何故、木なのかというと
木の持つ温もりや、経年変化と共に味の出る素材、ということ以外に

生きている素材 → やがて朽ち果てる侘び感

そんな 永遠でない「弱さ」をもつ素材 であることが
無意識の中の精神性として
日本人の感覚に合うのだと思っています。



いつまで経っても新品同様なモノは「成熟」しないということで、
それは、「幼い」とか「若い」という感覚に似ているとおもいます。

味わいがあるとか、味気ないとか、そんなことにも通じる部分ですね。
by frontdesign | 2009-02-27 09:47 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki