国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

なぜ三畳の和室か

三畳の和室の計画に、妙に "心がくすぐられる" わけですが
なぜ、自分がそう思うのかを考えると

畳であること(床に直に座る)
壁が近いこと

ということは、素材がとても人間に近い位置にあり
目の近くに素材を感じ、手に足に触れやすく
素材の力、自然の力を直に感じる空間になる

( 荒壁仕上げだと、超センシティブになるだろうなぁ )

狭い空間ほど 「素材に潜む諸力」 の影響を受け、自然の力に助けられ
その諸力の合算は出来上がるまで予測できない、未知の空間をつくることができる

そういうことに "心がくすぐられる" のだと思いました。



ものをつくる仕事をしていると、合理性や科学的なことだけでは分かり得ないことがたくさんあって

いつも 「自分が何故そう思うのか?」 「自分が何故そう感じるか?」 が分かりたくて
それを探し歩いてる感じです。

結局、自分が一番わからない訳です。(笑)
by frontdesign | 2009-09-12 10:26 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki