カテゴリ:リフォーム 白橿の家( 9 )

白橿の家(木の家リフォーム)竣工 before after

a0116442_19355031.jpg
白橿の家
築26年の木造2階建て住宅。
1階を中心としたリフォームと増築の工事が終了しました。















改修内容をご紹介させていただきます。

元々和室とダイニングキッチンだった空間をひとつにつなげ、キッチン・ユーティリティー部分を増築することにより、居間・食堂・キッチン空間がゆとりのある空間になりました。空間をつなげるために柱を1本撤去しましたが、その部分の梁補強と共に家全体の耐震性が今までより高まるように構造補強をしました。
キッチンカウンターの横にある独立柱は、増築前の建物の壁の中にあった柱ですが、この部分はどうしても柱を抜きたくなかったので新しい桧の柱に入れ替えてもらい、あえて化粧柱としてあらわしました。
どうせなら柱の存在感を邪魔にならないように出したいと思い、腰壁は真壁にして天井から床まで柱を出しました。

a0116442_19361151.jpga0116442_19444295.jpg


















改修前の和室とダイニングキッチン。  
a0116442_2158156.jpga0116442_21584369.jpg

















元和室は居間空間に。
東側に新たに窓を設けることにより、朝日が入り庭の緑が見える爽やかな空間になりました。
壁面にテレビ台を兼ねた収納家具を作りました。ソファーは正面壁に対して直角に置く予定なのでテレビを斜めに置くことが出来るよう、カウンターだけ斜めに出しました。
床、家具とも吉野桧です。桧はおとなしい木目で、素直で正直な印象の木です。最初はこのような淡い色をしていますが、年月と共にだんだん濃くなります。
この住まいのお施主さんは桧に大変ご縁のある方なので桧以外の仕上げは考えられず、ふんだんに桧を使いました。今までのわたしの設計ではあまり桧を仕上げに使う事が無かったのですが、今回の仕事の中で桧の良さ(おとなしさ、素直さ、芯の強さ)がよくわかり、大変勉強になりました。

a0116442_194225100.jpga0116442_194306.jpg

















改修前の和室東面。
a0116442_2204872.jpg

押入れ、床の間は撤去し、窓を付けました。
床は他の部分と高さを揃えました。














キッチンは腰壁付きの対面キッチンに。 キッチンに立つと、食堂・居間越しに見える東の窓の緑が心地よく感じます。

a0116442_19384366.jpga0116442_19432096.jpg























キッチンからユーティリティーへ。
ユーティリティーには勝手口を設け、外部に屋根つきサービスヤードをつくりました。洗濯物干し場、ごみ置き場のスペースです。

ユーティリティーは愛犬モカちゃんの場所でもあります。
夏場、キッチンに立つお母さんの横で、タイルの床に寝そべって涼んでくれるといいなと思います。北側の勝手口からは涼しい風が入ります。

a0116442_19385482.jpga0116442_19394355.jpg























スロップシンクをつけました。    ユーティリティー → キッチン → 南の掃出し窓 が、風の通り道です。

a0116442_19395596.jpga0116442_19402325.jpg























a0116442_2230942.jpg

外部のサービスヤード。

改修前の住まいには勝手口がありませんでした。
勝手口があり、その外に屋根つきのサービスヤードがあると何かと便利です。


















廊下からユーティリティーへ。
改修前は廊下の突き当たりが階段でしたが、回遊性をもたせるために階段の下4段を改修して行き来が出来るようにしました。
キッチンから水廻り(洗面お風呂トイレ)、玄関、そして2階への距離が短くなりました。家は、回遊できる間取りが便利です。

a0116442_19404472.jpga0116442_19405552.jpg























改修前の廊下と突き当りの階段。
a0116442_2221823.jpg






















玄関は扉まわりを改修し、作り付けの下駄箱を設置しました。 玄関扉も桧です。

a0116442_19435349.jpg

















改修前はアルミの玄関扉がついていました。
a0116442_22254796.jpg






















洗面脱衣室と浴室も改修。 吉野桧をたくさん使っています。

a0116442_22554823.jpga0116442_2256146.jpg


















今回の改修工事は1階を中心に2階も部分的に改修しましたが

家族の集う「居間・食堂・キッチン空間」を、ゆとりある空間にすること
階段を改修して間取りに回遊性をもたせること
そして、桧をふんだんに使うこと

この3つが、このお施主さんの暮らしに沿った改修のテーマだったと思います。
これから長く愛していただける住まいになりますように。


設計:FRONTdesign  ×  施工:(株)伏見建築事務所




 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-05-02 23:16 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(2)

白橿の家 オイル塗り

a0116442_3405661.jpg
白橿の家のリフォーム工事。

お施主さんと一緒に、桧の床のオイル塗りをしました。
監督さんと大工さんも一緒です。

大工さんは大工工事が終わると現場を離れられますが
手を掛けられた住まいの仕上がりの様子も見て頂いて
良かったように思いました。
監督さんありがとうございました。

今日は良いお天気で塗装日和でした。
庭の緑が眩しい季節になりました。





 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-04-29 01:42 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

白橿の家  現場進捗状況4

a0116442_1648446.jpg
白橿の家のリフォーム工事。
現場は着々と進んでいます。

対面式のキッチンも据えられました。
1本のヒノキの柱は増築の際に抜かなかった柱で
シンボリックに現しました。










a0116442_16483223.jpg
元はこのようなダイニングキッチンでした。
正面の壁から奥に2m余り増築して
セミオープンのキッチンスペースにしました。

先ほどの柱は正面窓の左側の壁の中にあった柱。
このたび新しいものに入れ替えましたが
この部分の柱は、どうしても抜きたくなかったのです。









a0116442_16484973.jpg
柱の納まり。
カウンター下の壁は真壁にして柱が足元まで見えるようにしました。
カウンターと柱の取り合いを少し控えたりするのがミソ?で
そのへんは現場打ち合わせで決めました。
綺麗に納めていただきました。

改修で柱を取らなかったことが、なんとなく邪魔な柱として残るのではなく
元の建物と増築後の建物のつながりとして
意匠に取り入れて残すことが出来ればと思います。


それにしても綺麗な柱。四方ほぼ無地です。(四面とも節がない)

木とひとも縁があり、この木がここに据えられたのも
何かの縁ですね。






a0116442_16485955.jpg
キッチン内。

横からの光で明るいキッチンになりました。
庭の緑が見えて気持ちが良いですね。

家具も完成。このあと建具が付きます。







こちらの住まいの作りつけ家具は、吉野桧の接ぎ板を使いましたが
とても素直で綺麗な木だと思います。






a0116442_1914214.jpg
吉野桧の接ぎ板。

最初は白っぽい色をしていますが、経年変化で少しずつ色が濃くなります。

仕上げは自然系のオイルを塗ります。
木肌の呼吸を妨げない浸透性の保護材です。















a0116442_16491751.jpg
玄関まわり。
下駄箱のキャビネットも完成。
桧の玄関ドアも出来上がっていました。


















a0116442_16492927.jpg

廊下突き当りに新設(増築部)したユーティリティー。

今回の改修の一番良いところは
この部分をつくる事によって回遊できる住まいになった事だと思います。

それも、お施主さんとの打ち合わせの中で生まれた計画で
本当に便利な住まいになると思います。









 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-04-14 17:37 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(2)

白橿の家 現場進捗状況3

白橿の家のリフォーム。現場はちゃくちゃくと工事が進んでいます。
床や家具など仕上げは全て吉野桧ですので、現場に行くと吉野桧特有の甘い香りがします。

元6畳の和室 (左の写真)。押入れ・床の間は撤去、東側に新たに窓をつけて気持ちの良い光が入る居間になります。
a0116442_18341729.jpga0116442_182839.jpg















キッチン(増築部分)の壁面収納家具も出来てきています。
家具は吉野桧の接ぎ板を使っています。節の無い綺麗な板です。
普段は桧より杉を使う事が多く、これほどの桧づくしは初めてですが
この現場に来て桧ばかりを見ていると、見た目にもクセの無い”素直な木の素性”を敏感に感じます。
香りだけではなく、何か成分がダイレクトに脳に働きかけているのでしょうか。
改めて良いものだと思います。

キッチン続きにはユーティりティーを設けます。
ユーティリティーには勝手口を新たに設け、その外に屋根つきのサービスヤード(洗濯物干し場)を作ります。
a0116442_18281830.jpga0116442_182830100.jpg


















ユーティリティーの床はタイル仕上げ。夏場は採風窓(勝手口扉)を開けると建物北側の涼しい風を取り込むことができます。
愛犬モカちゃんの夏の居場所に、と思っています。
キッチンに立つお母さんの横で、冷たいタイルの床に寝そべってもらえると幸いです。


廊下の突き当たりは元々階段でしたが、階段の下4段分を改修して
廊下がユーティリティー(増築部)につながるようにしました。

キッチン→ユーティりティー→廊下・階段(2階へ)→洗面所・トイレ・玄関→食堂→キッチン

と、
回遊できる住まいに生まれ変わります。
a0116442_18344772.jpga0116442_18345734.jpg



















a0116442_19174918.jpg
浴室はTOTOハーフバスユニットに、壁・天井は吉野桧張り。
元のお風呂からひとまわりサイズを大きくしました。
その分、洗面所のスペースが小さくなりましたが洗面台・洗濯機ともコンパクトに納まります。


このお風呂は冬場も温かく、気持ちの良いお風呂になりますよ。
毎日の入浴タイムを幸せな時間に。







 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-04-01 19:39 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

白橿の家 現場進捗状況2

a0116442_14531684.jpg
白橿の家

増築部分は棟が上がり、瓦も乗りました。













a0116442_14535655.jpg
部屋内もつながりました。

2.1Mほど広げた増築部分はキッチンとユーティリティーになります。
少しの増築ですが、使い勝手と解放感が変わってきます。












a0116442_14541427.jpg
居間は、東側の壁に新たに窓をつけました。


吉野杉や桧の造作材がたくさん並んでいます。












a0116442_14542356.jpg
床板は吉野桧を張ります。
綺麗な板が入っていました。

甘くて良い匂いがします。













a0116442_14543349.jpg
キッチン横の独立柱は桧の化粧柱(仕上げにそのまま見える柱)。

養生をチラッとめくってみると
なんと、ほぼ四方無地のスッキリとした綺麗な柱です。

ここは化粧なので、出来るだけ良いのを入れてほしいとお願いしましたが
こんなに綺麗なものを入れていただき、どうもありがとうございます。
値段は聞かなかったことにしておきましょう。













 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-02-28 15:12 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

リフォーム 白橿の家 現場進捗状況2 ミーティング

a0116442_17543388.jpg
白橿の現場は内部の撤去工事が終わりまして
本日は朝一からミーティング。全員集合です。


撤去してみると家をつくる骨組み(梁・柱の寸法や筋交いの有無)や
断熱材等の現状が見えてきます。
補強の方法、金物の選択についても現場に合わせて再検討。
最終的な納まりを見越して下地の納まりについても確認します。

改修の現場は、現場に行かないとわからない事がたくさんあります。






a0116442_17552554.jpg
築25年の建物ですが、当時の公庫仕様で金物もたくさん入っており
地盤も良いせいか、歪みも無く健全な建物です。

和室の梁は9寸版がズラッと入っていました。
和室とDKの間の柱を1本抜きますが、その部分は補強のために骨梁を入れます。
既存の筋交いの位置も確認。

既存部分の構造の検討、増築部分を含めた建物の構造の検討を設計時に行い
増改築を兼ねて現状より強い建物にします。







a0116442_17554476.jpg
筋交いの寸法も再確認。

小屋裏の調査時に筋交い寸法を確認できれば良いのですが
状況によって採寸が出来ない事もあります。
その場合は、設計時にはある程度予測して構造の検討をすることになります。
筋交いは寸法によって耐力が異なるので
現況のチェックが大事です。









 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-02-06 21:30 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

リフォーム 白橿の家 現場進捗状況1

a0116442_12215823.jpg
白橿の家の改修工事が始まっています。














a0116442_12222157.jpg
まずは増築部分の工事から。

増築面積は6畳程度ですが、地盤の表層改良をして
ベタ基礎で基礎を作ります。















a0116442_1222379.jpg
仮住まいへの転居も済まされ、内部の写真を撮らせていただきました。



増築部分の基礎が出来た後、
西面壁(キッチン側)を全面下地から補修し既存部分と増築部分を繋げます。

そのあと内部も大改修。







廊下の突き当たりのまわり階段も部分的に形を変え、奥のユーティリティー(増築部)への入口を作ります。
ぐるりと回遊できる住まいになり、動線的に便利になります。

階段の部分改修は大変だろうと思うのですが、、大工さん頼みです。
a0116442_12224694.jpga0116442_12225656.jpg













 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-02-01 12:42 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

木の家リフォーム 増築を伴う改修

 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  


a0116442_13405536.jpg
白橿の家
1月中旬から工事をスタートすることになりました。

主に1階全体の改修工事。
キッチンとユーテイリティー部分を増築します。

今回の増築は面積的には少しの増築ですが
家事動線、2階からの生活動線、家と外を結ぶ動線が
大きく変わるリフォームになりそうです。

痛んだ部分は補修し耐震性も確認して
これから何十年も快適に暮らせる住まいに、と思います。

工事の開始が楽しみです。
by frontdesign | 2011-12-31 14:11 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

白橿町の家 リフォーム計画

a0116442_1114312.jpg











a0116442_1115772.jpg築25年の木造2階建て住宅。1階を中心とした増築とリフォームの計画です。
キッチン・ユーティリティー部分を増築し、同時に家全体の耐震性を高める工事を行います。

1階の改修の場合は階段を触ることはほとんどないのですが
今回は動線確保のために階段の一部を(下4段)作り直し
廊下からユーテイリティーへ入る通路を作ることになりました。
裏動線ができて、回遊出来る住まいになります。

ユーティリティーには勝手口を設け、外にサービスヤード(物干し場)を作ります。
炊事・洗濯、物干し・取り込み、2階への動線、そしてワンちゃんの世話。
通路の確保で何かと便利になりそうです。

内部は吉野桧と吉野杉で仕上げます。
お施主さんはお仕事で桧に触れて来られたエキスパートの方ですので
桧を感じる住まいにしたいと思います。



*** new *** 一級建築士事務所 FRONTdesign の ホームページ
by frontdesign | 2011-08-27 11:32 | リフォーム 白橿の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki