カテゴリ:リフォーム 学園前の家( 7 )

学園前 リフォーム工事 

学園前の家の改修工事が終わりました。
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築57年の平屋のお住まい。
増築はせず、部屋の区画も大きく変えずに改修を行いました。
57年前の建築ということもあり、建物は無断熱でしたので断熱改修を行いました。熱の出入りの多い窓は複合サッシのLow-Eガラスのものに入れ替えました。構造材は当時の湿式の水回りに一部蟻害がみられ、材の入れ替えと補強を行いました。


玄関ホールから居間食堂空間への入口。
玄関のモダンな石張りの壁は建築時当初のものですが、古くなり味わいがありそのまま残しました。

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吉野の木を多く使うことをお施主様よりご要望をいただき、吉野杉の赤身の上小材を多く設計に取り入れました。
床だけでなく天井も全て板張りにし、何か所かの壁も板張りにしました。
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玄関の石張りの壁の反対側の壁は杉板張りにしました。
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玄関ドアは既存のガラス框扉を調整して使うことにしました。
既存の引手が壊れていたので、新たに名栗の棒で引手を作ってもらいました。
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プライベートゾーンは、縁側を廊下としてつながっている空間です。
寝室を2室と、ウォークインクローゼット、洗面コーナー、トイレをプライベートゾーンに配置しました。
元は無断熱のところ断熱性能も上がりましたので、夏場冬場とも快適な温熱環境になることと思います。
南の縁側・庭に対し北にも中庭があるので、南北の風の通りもあります。
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洗面コーナーとトイレ。
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縁側の外にはウッドデッキを設けました。
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居間食堂の窓には月桃紙のプリーツスクリーンを設置しました。
昼間に閉じていてもやわらかい光が入ります。
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食堂テーブルは長さ2.7Mのものを大工さんに作っていただきました。6人掛けでもゆったりと座ることができます。

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築57年の平屋のお住まい。
お施主様のこの家やこの土地に対する想いが設計の原点になったように思います。
古い建物を壊して新しい建物に建て替えることは簡単ですが、修理をしながら自然に住み継ぐことの尊さのようなことを感じました。
今回の改修で、今後何十年か快適に住み継いでいただくことができれば幸いです。





by frontdesign | 2016-06-18 21:13 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

学園前の家 リフォーム工事5

工事も終盤です。プライベートゾーンは建具も入り仕上がりました。
杉の赤身が美しく、落ち着いた空間になりました。
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南側は縁側続きに明るい庭があり北側には落ち着いた中庭がありますので、南北どちらからも光が入り風が通ります。

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縁側は元の間取りのまま残しまして、窓ガラスや外壁・床・天井部分は家全体に断熱性能を高めました。

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居間・食堂・台所・玄関周りの工事もあと少しです。

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今日は、MOLAZAのプリーツスクリーンの種類と、食堂のペンダント照明器具をお施主さんと決めました。
今回は月桃紙のプリーツスクリーン。ペンダント照明はルイスポールセンPH3/4です。


築57年の平屋の住まいの改修工事。
完成が楽しみです。

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by frontdesign | 2016-06-06 13:17 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

学園前 リフォーム工事4


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今日はキッチンの設置の工事をしていました。
お施主さんの選ばれた薄い黄色の扉のシステムキッチンです。杉板の天井ともよく合っています。

対面のカウンター部分も大工さんの造作でキチッと作って頂きました。


居間食堂の窓は元の大きな掃き出し窓から、腰窓に変更しました。
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こちらの工事では吉野の杉板をたくさん使います。
床と天井は全て吉野杉。壁にも一部杉板を張ります。綺麗な材料がたくさん入っていました。
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枠材も赤身の杉。
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築57年の平屋の住宅。新たな暮らしに向けて、落ち着いた住まいになりますように。

完成が楽しみです。



by frontdesign | 2016-04-30 21:20 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

学園前 リフォーム工事3

築57年の住まい。解体から始まり、補修をしながら工事が進んでいます。
今日は現場を見ながら電気設備関係の打ち合わせをしました。

床は下地から撤去して基礎の補強追加をして下地を組み断熱材も入れていただき、床下地まで完成しました。開口部は元は木製建具が入っていました。何とか利用できればと思いましたが、建具や木枠・下地の痛みだけでなく建物の歪みなどもありましたので、断熱性能や気密性能のことを考えアルミサッシに入れ替えることになりました。
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居間食堂空間。ここの小屋組みはトラス構造になっていました。
トラスの梁間が飛んでいてたわみがありましたので、一部トラスを受ける補強の柱を入れていただきました。
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居間からL型につながる部分はプライベート空間です。
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元の間取りは縁側のある二間続きの和室と奥に洋間がありました。縁側はそのままに、トイレと洗面所とウォークインクローゼットと2部屋の寝室を計画しています。
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元の開口部を利用し、建物の歪みも調整しながらサッシを入れていただきましたが、内法高さが1640程度になりました。少し低めですが開口の間口が広く光がたくさん入る気持ちのよい縁側になりそうです。
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by frontdesign | 2016-03-23 13:50 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

学園前 リフォーム工事2

解体が進み、床下地もほぼ撤去されました。開口が大きく光がたっぷり入ります。

基礎は布基礎で地面は砂地でよく乾いています。基礎は無筋かと思っておりましたが、鉄筋が入っているようでした。
居間部分は洋小屋組みで構造的には大空間。主要な壁は耐力壁として補強します。新たな間仕切り壁をつくる部分には基礎を作っていただいています。
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プライベートゾーンのエリアもスケルトンに。東西に長い棟で南北間が2間半。南側の縁側は改修後も縁側として計画しています。
元は3つの部屋が並んでおましたが、改修後は2つの寝室と衣類収納室、そしてトイレと洗面を配置します。
北側の窓の向こうは北の庭(中庭)があり、風がよく通りそうです。
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玄関も傷んでいた天井を撤去しました。石張りの壁はそのまま残します。
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今回も仕上げに無垢の木をたくさん使って改修をします。

床は元はPタイル張りでしたが、今回の改修で杉板張りにします。



話は変わりますが、先週のとても寒い日に実家に行ったときのこと。
スリッパをはかずに家の中をうろうろしていると、8年ほど前に改修した部屋の三陸赤松の無垢板の床と、改修をしていない部屋の積層フローリングの床では、足に触れる冷たさが全く違うことが分かりました。松の無垢板の方がはるかに温かみがありました。
(松は杉に比べると固い(重い)ので、杉に比べると温かみは少ないのですが。)

赤松の床。(オイル保護塗装のみ)
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積層フローリング(表面に非常に薄い無垢の木が貼ってあり、中は合板)の床。
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床の触感は見た目とは随分違いますので、サンプルでも手に触れて比較していただくと良くわかると思います。




by frontdesign | 2016-01-30 18:24 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

学園前 リフォーム工事 1

今週から解体工事が始まりました。

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築57年の平屋の住宅。当時の住宅らしい趣があります。
天井を解体するとスパンの広い居間付近は洋小屋組になっていました。計画間取りに合わせて補強をします。
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和室周りは和小屋組みです。室内の竹小舞の土壁は、天井付近で止まっています。
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縁側のある住まいで、縁側はそのままに、寝室などのプライベートゾーンにふくめます。
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これから床も全てめくり、傷みのある部材は取り替えて下地からやり直します。
断熱材を入れ、窓ガラスも取り替え、床は杉板を張ります。
この家の持つ趣や風格は残しながら、今後何十年も快適に住みつがれる住まいにしたいと思います。

by frontdesign | 2016-01-16 14:39 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

築50数年の住宅改修

昭和30年代の半ばに建てられた住宅の改修計画。
現況は、ほぼ建てられた当時の状態で、手の込んだ仕事がされている和洋折衷の平屋のお住まいです。当時の仕事を見ていると、洋室にも和室と同じぐらい意匠の工夫と手がかけられており、そのあたりが現代の住宅と大きく違うように思います。

断熱と耐震の性能向上、車椅子使用の可能性を見据えたバリアフリー化。基本的には現況の骨組みや開口部を生かしながら、これからの暮らしに合う間取りに改修します。



痛み具合を見るのに少しばらして見せて頂きました。
畳下の粗板をめくって床下の確認。根太は寸五角で、粗板はバラ板ではなく相じゃくりになっていました。丁寧なお仕事です。
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基礎は布基礎で地面は砂地で、見た範囲では通気も有り乾いていました。地面から畳下まで50センチほどありました。
天井を一部めくり小屋裏も覗きました。壁の土壁下地の端が見えます。内部の壁は上まで伸ばさずにこのように途中で止めているケースが多いです。
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洋間和室関係なく壁下地は土壁です。当時の普請には左官屋さんの仕事がたくさんあったことと思います。

解体したときに木部の痛みが見つかれば取り替え、歪みも直したり調整しながらの工事になりますので日数や手間がかかる可能性もあります。給排水、電気の設備も配線配管の入れ替え、解体撤去など、いろいろな項目の工事があります。


床は一旦めくり、下地からやり直します。
床仕上げは、車椅子にも対応可能な吉野杉のハードフローリングにします。
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施主さんから話をお聞きしておりますと、吉野の木に興味をお持ちとのことで、たくさん吉野材を使わせて頂くことになりました。
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by frontdesign | 2015-11-08 01:16 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki

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一級建築士事務所 FRONTdesign

岩城由里子 yiwaki@kcn.ne.jp

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