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石の鳥居

a0116442_13564923.jpg東日本の山岳信仰の中心であった出羽三山を擁する山形県は、身近な山に対する信仰も厚く、山々に向かう参詣道と見られる場所には数多くの石鳥居が残っているそうです。

この秋、建築士会全国大会で山形に行ったときに会場近くの元木の石の鳥居を見に行きました。
平安時代のもので、現存する石の鳥居では最も古いもののひとつだそうです。
高さ3.5M。縦に対して横が長く柱の径も90センチと太く、ずんぐりむっくりとした堂々たる鳥居です。
奈良に居てるとそこらじゅうで鳥居を見かけますが、こんなカタチのものはあまり目にしません。

a0116442_14145082.jpg前方正面に瀧山が見え(この日はよく見えなかったのですが)、瀧山への参道入り口だったそうです。

風雪に朽ちた鳥居の石肌からは、長年の信仰の拠り所であったことを感じました。
by frontdesign | 2009-11-30 14:23 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(2)

家具は大事。

a0116442_1958565.jpgふくろうの家、今日は引渡し前の打ち合わせ。

届いていた家具をお施主さんと一緒に開梱しました。
飛騨産業の 「 森のことばシリーズ 」 の椅子6脚 と ソファー。 ( あとはタモのテーブル! )
本当に素敵な家具を選ばれました。

いい家具が置かれると、家の雰囲気がグッと良くなりますね。^^


家具はとても大事。 日々手に触れ目にするものです。
「豊かな気持ちで暮らすこと」に直結するとても大事な道具です。

家具は一度買うとかなり長いあいだ使うもので(捨てるのも大変ですし)、そう考えてみると、
服などに比べて決して高いものではありません。

建築で少し予算を削っても良い家具を選んでいただければいいなと思います。


「 ふくろうの家 」 に 「 森のことばシリーズ 」。 イメージもピッタリ。
by frontdesign | 2009-11-29 20:04 | リフォーム ふくろうの家 | Trackback | Comments(0)

ふくろうの家 照明器具

ふくろうの家が「ふくろうの家」になった理由はこの照明器具。
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お施主さんが選ばれました。とっても素敵な照明器具で、これはいいな!と思いました。

昼間は壁と同系色であまり目立たず、夜になるとふくろうが光ります。少しへデラがかかっているあたりもいい感じ。
ふくろうが取り付けられて、ふくろうの家 完成です。(あとほんの少し)

ダイニングの照明器具。
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コレ、とても気に入っています。
照明の下には、タモの板で長いテーブルを作ってもらいます。(長さ2700)
最後の晩餐みたいになるかも、 とお施主さんがおっしゃっていました。^^

(昔、松田勇作の出てる映画で(家族ゲーム?)一列に並んでテレビを見ながら食事をとる家族の映画があったなぁ。)

キッチン側から。
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ここのキッチンは台所に立ちながら全てを見渡せるコックピットのようなキッチンです。
正面にはダイニングテーブル、その向こうにはパソコンデスク。その向こうはお庭の緑。
映っていませんが、インターホンのカラーモニターもシンクの正面。 誰か来たらすぐにわかります。大型テレビも正面です。
右を見れば洗面脱衣室が見えます。
by frontdesign | 2009-11-28 21:35 | リフォーム ふくろうの家 | Trackback | Comments(0)

寝室の増築計画1

年配のご夫婦の寝室の増築計画をしています。
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現在2階を寝室にされていますが、空いている敷地に奥様の寝室を平屋で増築することになりました。

増築部分は奥様の寝室と予備室と納戸(箪笥部屋)、それからトイレです。

夜中のトイレの回数も年とともに増えてきますので、安全や健康のために寝室の近くにトイレを新設することをお勧めしました。


今お住まいの既設の住宅と繋ぐ計画ですが、
9月の法改正で既存不適格建築物(現行法では不適格)の緩和措置により、構造の安全性を確認することができれば新設物と繋ぐことが出来るようになりました。


計画を気に入っていただけるといいのですが。


最近は、夫婦別室(寝室だったり書斎だったり)を希望される方が多いです。
時代とともに暮らし方や家族の関係も変わるのかなぁと思いますが、これも”自立と共生の暮らし方”なのかもしれません。

人生の先輩のお話をお聞きしていると、いろいろ勉強になります。
by frontdesign | 2009-11-28 00:40 | Trackback | Comments(0)

永源寺界隈 バーナード・リーチ

今日は建築家協会奈良会で湖南へ見学会に行きました。
TOTO工場で陶器の製造工程を見学させてもらい、お昼は岡喜屋で近江牛の鉄火丼を頂き
そのあと永源寺に行きました。
紅葉が見事な山寺です。臨済宗大本山、開山は1361年。
立派な山門。
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葭(よし)葺きの方丈。かなり急勾配です。
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標月亭でお庭を見ながらお茶を頂きました。
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かえりにヒトミワイナリーに寄りました。
手作りで「にごりワイン」を作ることにこだわられていらっしゃるとのこと。
うちのワインは言わば工業品ではなく手工業品です、とおっしゃっていました。 味わい深いワインを試飲させていただき購入。
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併設されている日登美美術館は ワイナリー創設者図師礼三氏の収集品であるバーナード・リーチの陶芸作品がかなりの数展示されていました。
思わず目の保養ができました。
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by frontdesign | 2009-11-24 21:46 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(6)

現場 チャクチャク ふくろうの家

改修工事「ふくろうの家」。 もうすぐ完成します。 午後現場に行ってきました。
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キッチンはオープンのアイランド型。
背面に幅120cmの天井までの食器棚、幅220cmのカウンター収納を作ってもらいました。窓横にオープン棚もつけてもらいました。
東の窓から朝日が入り、南の掃きだし窓からは庭が見える明るいキッチンになりました。
照明器具がつくと部屋らしくなってきます。


洗面台は扉がついてこんな感じになりました。
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扉を開けるとこんな具合です。
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洗面台の下って意外と使いにくいですよね。引き出しがあっても入れたい物のサイズが合わなかったり、細かな物がばらばらと散乱したり。
扉の場合は棚が無かったり、配管が邪魔するのもしまう側から言えばとても気になるところです。
大体、洗面廻りの収納物はすわりの悪いものが多いと思います。
今回は可動棚板を2段つけてもらいました。(配管位置はくり抜いてもらいました。)
タオルの収納場所にもなりますが、トレーやかごを置いていただくと、フレキシブルな引き出し代わりにもなります。小さなものや”すわりの悪いもの”(ドライヤーなど)はかごに入れて上の棚板にしまっていただければと思います。
鏡の横の縦長の収納は、ハミガキや化粧水、ワックスなど頻繁に使うものの収納場所です。
吊戸もあまり高すぎない位置です。洗面台横のオープン棚は言わずと知れた洗剤置き場。(その下が洗濯機置き場。)

鏡の上の照明はリネストラ。白熱灯です。
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タマ(この細長いも)自体がシンプルで綺麗なので、時々使います。

ハーフユニットの桧のお風呂も、もうお湯がはれます。
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下駄箱(扉がつく前)。 靴が何足入るでしょう。 左の隅はお施主さんご希望の傘入れです。 
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元、広縁だった食堂横のスペースにパソコン机を作ってもらいました。
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奥に見えるキッチンに立たれる奥様ともアイコンタクトがとれます。
天井に見えている梁。今回工事では間取りの変更と明るさを取り入れる為に柱を1本抜いたのですが
その際に補強のために入れた大事な大事な構造梁です。


パソコン机はならの集成材でオイル仕上げにしましたが、隣の和室の障子とも意外と相性が良かったです。 このあたりも好きな空間になりました。
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by frontdesign | 2009-11-23 20:37 | リフォーム ふくろうの家 | Trackback | Comments(0)

玄関の植栽

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今日は、以前に改修工事をさせていただいた紀寺の家に伺いました。
のれんが風にゆれ、玄関廻りに作った植栽スペースの植木も生き生きと成長していていました。
しだれもみじが紅葉しています。
このしだれもみじ
クネクネとした枝ぶりが気に入ってお施主さんと一緒に選んだのを思い出しました。


彼岸花のような花の鉢植えが置いてあって、お聞きするとダイアモンドリリーというお花だそうです。


緑が生き生きとしていると、日々楽しく暮らしていらっしゃるような感じがしてホッとします。
by frontdesign | 2009-11-23 19:52 | Trackback | Comments(0)

スタニスラフ・ブーニン

昨夜はブーニンの演奏会に行きました。
19歳の時にショパンコンクールで優勝し、ブーニンブームが巻き起こってからもう25年になります。

曲目は
ショパンのワルツ2.3.4
ポロネーズ15.16
シューマンウィーンの謝肉祭の道化
そして
プーランク フランス組曲

ブーニンのショパンは
もはやショパンではない、と言う感じでした。
作曲者を超えることに違和感がありません。
独特の表現がより洗練された演奏で引き込まれました。
譜面の理解と表現はピアノを学んでる人には凄く勉強になるだろうと思います。


昨日の一番は最後に演奏されたプーランク。
静かで端正な楽曲ですが人間味あふれ、血の流れを感じるような音色にゾクッとしました。
その時間はブーニンとピアノ(ブーニン持参のFAZIOLI)と空気が一体になったような感じです。
スネアドラムとの共演でしたが 無駄なものが一切ないといった品の良い演奏でした。
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久々のピアノリサイタル、ご馳走を食べたような満足感でした。(^^)
by frontdesign | 2009-11-22 10:49 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

22日は住宅相談会

11月22日(次の日曜日)は、奈良7人の建築家による住宅相談会です。
相談会ではリフォームのご相談も承っております。今ある建物を上手に長持ちさせることはとても素敵なことです。

先日、こんな話を聞きました。

「普段使わない応接間が一番日当たりのいい部屋で、家族の居間は北側の暗くて寒い部屋。」

そんな間取りも、今の暮らしに合わせた間取りに改善することが出来ます。お日様の温もりを暮らしの中に。

リフォームの工事をする時に、同時に耐震性を確認して必要な箇所に補強をされるのが良いと思います。
安心も心地よさの一部ですね。  

私たちはバランスの取れたご提案をさせていただきます。お気軽に相談会にお越しくださいませ。

日時:11月22日 10:00~17:00
場所:奈良TOTOショールーム

詳しくは奈良7人の建築家HPにて
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by frontdesign | 2009-11-20 23:50 | Trackback | Comments(2)

奈良プロ第4回 左官の技術

本日は小雨の振る中、奈良町プロジェクト第4回左官の技術の講座に参加しました。今日も大盛況で参加者56名とのこと。
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講師は京都の「しっくい浅原」の浅原さん。
左官の技術のこと、土のこと、材料のこと、色の出し方の工夫のこと、いろいろな面白いお話を聞かせてくださいました。
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黒漆喰に使う墨もピンからキリまであるそうで、奈良にはいい墨がありますよ、とおっしゃっていました。
墨を入れて壁を黒くするのは漆喰に墨を混ぜるのではなく、墨に漆喰を混ぜ、漆喰壁や土壁の上から塗るそうで
配合は墨8割漆喰2割程度とのことでした。そうじゃなきゃ黒くなりません、と。なるほど。
文化財などの古い左官壁の部分的補修も大変技術が要るそうで、
煤で黒ずんだ壁の色に色あわせをするのにいろんな材料を試して使われたりするそうです。
土のお話も大変興味深く、土へのこだわりも物凄いなぁと思いました。手間隙かけてもいい土を使われるそうです。
壁のサンプル
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土のサンプル
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この壁好きです。 鉄粉が入っています。わざと錆びさすのが 「 寂 」 な壁。
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黒漆喰
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左官につかう材料のサンプルいろいろ。
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漆喰のできるまで
原料となる石灰石のサンプル
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石灰石を焼いて出来た生石灰 ( 白い石状です。 )  ・・・・何か他のものが入ってるって?
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生石灰に水をかけると化学反応を起こしてサラサラの粉末状の消石灰になります。
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そのときに300度ぐらいに温度が上がるそうで、卵を入れておけば、焼き卵が出来るそうで。。。。
水をかけながら卵の番をする浅原さん。
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横では、弟子の方が左官の実演。
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wa!  親方! 煙が!えらいことに。   大丈夫です。
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美味しく頂きました。(^^)
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サプライズのイベントもあり楽しいひと時でしたが、
何より浅原さんの経験豊富な左官のお話をお聞きすることが出来て、大変勉強になり有意義な講習でした。
私も左官づくしの建築をしてみたいです。

土を愛せよ 愛せよ土を。
by frontdesign | 2009-11-17 21:16 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(2)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki