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奈良とペルシャ絨毯 デザインの伝播

 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  

奈良平城遷都1300年平城京交流ホールで開催される、ペルシャ絨毯の至宝展のレセプションパーティーに行きました。

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有史以来交流のあるペルシャの文化やペルシャ絨毯について、駐日イラン大使をはじめ数名の方によりお話がありました。(通訳)
ペルシャ絨毯はおよそ4000-5000年の歴史がありますが
日本の歴史の中では豊臣秀吉の陣羽織(綴織りのキリム)や、祇園祭の山鉾の飾りとして使われているのが有名です。
また、滋賀県MIHOミュージアムには、世界に数点しかない珍しいものがあるそうです。
イラン人(ペルシャ人)は性格的には日本人と似て、おとなしく
一つの事を根気強くすることが出来る国民性(絨毯を織る作業に象徴される)だと、大使がおっしゃっておられました。

国立民族博物館名誉教授杉村棟さんは文様のデザインの伝播の話をされました。
金属製品やガラス製品は重く壊れやすいので遠くまで運びにくいものですが、織物製品は軽く持ち運びが容易なため
シルクロードを通じ遠い国まで広がったとのこと。
絨毯(織物)に乗って紋様(デザイン)が伝播する話は、とても面白かったです。

ペルシャ絨毯の文様の特徴は狩猟文様。杉村さんより狩猟文様の説明がありました。

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地方により織られる文様に特色があり、分布地図も展示されていました。

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a0116442_15304251.jpgセレモニーではイランの楽団による演奏がありました。

楽器は民族楽器で、音階はイスラム音階です。
イスラム音階は
西洋音階で言う ”ファ” と ”ド” が少しずれたような音階です。
コーランの微妙な音程もこれかもしれない。

西洋音階には無い、情緒的で官能的な音楽でした。 








a0116442_15383298.jpgセレモニーのあとはペルシャ料理。 
ひとつだけ素材が何かわからない、ナッツの混じった緑色の練りものがありました。(手前右のお皿)
イランの風土を感じるようなお料理の数々、美味しかったです。

デザートは、なぜかスーリルダンジュ(奈良の洋菓子店)のケーキでした。
ピスタッチオの入ったブロック状の乾燥ヌガー(イランのお菓子)が無かったのが残念!


音楽もお料理も異国のもの。
碧眼のイラン人が1300年前の奈良の都を闊歩している様子を
草生い茂る平城京跡に立ち想像してみました。



by frontdesign | 2010-10-31 17:01 | その他 | Trackback | Comments(0)

シンポジウム「これからの建築とまちづくり」

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大阪中央公会堂にて新建築家技術者集団設立40周年記念シンポジウム「これからの建築とまちづくり」が開催されました。

1970年代初め、高度成長期ということで中之島一帯を再開発する計画が持ち上がりましたが
こころある建築技術者や都市計画家が「中之島を守る会」を結成して保存運動に尽力しました。
当時の新建築家技術者集団もその中心的存在として奮闘したそうです。
今日、中之島公会堂や中央図書館などの優れた近代建築が残っているのも、当時の運動の結果とのこと。
新建設立40年記念シンポジウムがここで行われる意味は、格別のものがあるそうです。

代表幹事本田昭一先生、基調講演の片方信也先生から新建の歴史や建築運動、時代背景についての講演をお聞きし
近畿、及び岡山の支部の支部活動の報告がありました。
その後のシンポジウムではパネラーとして参加させていただき、なんとか無事終わりました。
伴年晶さんの問題定義は興味深いものでした。
「建築はサイエンスであり、パッションであってはならない」「フォークアーキテクチャー」
「できちゃった建築」「ペケの話」 などなど。

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懇親会では、本田先生、松井昭光さん、そして東京の山本厚生さんからもお話を聞くことができました。
学生時代の恩師梶浦先生も来られました。挨拶をされる梶浦先生。
はつらつとされていらっしゃり、20年前とあまりお変わりありません。
by frontdesign | 2010-10-31 15:06 | その他 | Trackback | Comments(0)

新建築家技術者集団40周年記念シンポジウム「これからの建築とまちづくり!」

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本日午後1時半より大阪中ノ島公会堂3階小会議室にて

新建築家技術者集団設立40周年記念シンポジウム 「これからの建築とまちづくり!」 

が開催されます。


大先輩方に混じって、パネラーとして参加させていただきます。

パネルディスカッションの前に、各パネラー15分ほど作品紹介をする時間があり
山城町の家、ふくろうの家、富雄の家の設計のことをお話させていただくことにしました。


人前で話をするのは苦手なので、スライドでお茶を濁そうかと・・・。(笑)












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by frontdesign | 2010-10-30 10:54 | その他 | Trackback | Comments(2)

生駒の家 工事中13  屋根が葺き上がると

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生駒の家、屋根はガルバニウム鋼板です。
下の通りからも大きな屋根が見えてきました。

屋根は存在感が大きいので、設計上とても気を使う部分です。
大地に一体化するのか、天に近づけるのか。(笑)

雨露しのげれば、それでいいのですけどね。













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庭の小高い丘は、セイタカアワダチソウ?の黄色い花が満開。
(私が子どものころは、セイタカアワダチソウの花粉が喘息を引き起こすと言われていましたが
実際は無関係のようです。)



この丘と、2階のバルコニーをつなぐデッキを掛けるかもしれません。
2階から庭に出れるのもおもしろいと思います。

外壁は漆喰塗り、一部杉板張り。外部の建具は黒のアルミ製。
白黒で、正直な感じの家になります。




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5時にもなると、あたりは暗くなり・・・

あ!天窓から月が見える!

と思ったら、投光機の光の反射でした。

けど
南中前の月なら、この窓からこんな風に見れるかもしれませんよ~。





ここの杉の化粧梁もとても綺麗です。

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暗くなると付近の建物の照明がイルミネーションのようです。
マンションの共用部分の照明って等間隔でたくさん付いていて綺麗ですネ。
真っ暗になったら、キラキラと宝石箱のようでしょう。


「光の数だけ人が居て家庭がある」 と思うと、温かいような寂しいような・・・晩秋の夕暮れした。









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by frontdesign | 2010-10-28 15:01 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家 山長さん来られる

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山長商店さんの梅本さん(写真左)が現場を見に来られました。
ここの現場は建物の角度が振っていて、しかし屋根は1枚の大屋根、そして手刻みの丸太有りと、課題の多い現場でしたが、
伏見建築事務所の伏見さん(写真右)と山長の梅本さん、小林さんで施工の細かい部分の打ち合わせをしていただきました。

梅本さんには打ち合わせで何度もこちらに来ていただきましたが
棟が上がってからも、どんな感じになったかを見に来られました。

化粧梁もとても綺麗な材料です。
「良かった 良かった。」

梁の下で 記念撮影。 1+1は?


感謝してます。




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by frontdesign | 2010-10-27 18:59 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(0)

古い家具

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二年ほど前に四條畷で住宅一軒まるごとの改修工事をさせて頂いたとき
お施主さんが不要とのことで譲り受けたサイドボード。
40年以上前のものとの事。

しばらく事務所のプリンター置き場として使っていましたが
壊れていた脚を修理して このたび日の目をみました。

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なつかしいような家具ですが、この素敵な引き手を見て、瞬時に気に入りました。

これはなかなかないよなぁ。
by frontdesign | 2010-10-27 13:32 | 設計について考える | Trackback | Comments(2)

そして阿蘇へ

少し前から 阿蘇山へ行きたい と思っていました。 熊本通過後、阿蘇へ。

あいにくのお天気で、熊本側から赤い阿蘇山を見ることは出来ませんでした。
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噴火口。 すごいです。 とても寒かった。  草千里は見渡す限り すすき野原 でした。



旅の途中の風景いろいろ。 山の秋は深まります。
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好きな建物にも出会い、楽しい旅になりました。


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by frontdesign | 2010-10-25 18:41 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

熊本へ

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佐賀での建築士会全国大会では
年に一度お会いできる方々と楽しく懇親会で飲みました。

九州に来たついでにちょっと熊本へ。







熊本城。  城内に入るのは初めて。






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宇土櫓。
すごい屋根です。
直線的で、簡素でモダンで美しいです。


熊本城は、西南戦争の直前に官軍に放火され
ほとんどの建物が消失されたそうですが
この宇土櫓は風向きの関係で消失を免れたとのこと。

往時の熊本城はこのような櫓が林立して
難攻不落の巨大要塞だったそうです。







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こちらは復元された大小天守閣。
迫力満点ですが、残念ながら
完全なるRC建造物。昭和35年築。

内部は復元ではなく、RC打ちっぱなし仕上げ。
当時流行の役所建築のような感じでした。

立派な展示品がたくさんありました。










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宇土櫓内部。400年前の建物です。

柱もなぐり仕上げ。材料が立派です。

耐震のための鉄プレートの筋交いが入っていました。
若干痛々しい感じでした。

地上5階、地下1階。耐震性の確保も必要ですね。











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入り口の大手門の天井。

丸太がなぐり仕上げ。
大きな材です。九州の木かなぁ?

平成14年に復元されたそうです。








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うわぁ。
天守閣へ行く途中の通路。

木が立派なこと、石垣が立派なこと。
木も石も、自然の風合いがとても素敵。
新しいものですが、年月とともに風合いが増す、時を感じる建築。
ちっとも古典的ではなくて、現代的な印象もします。

現代の公共建築も、こんな素材のものが増えるといいなと思います。
「城か!」
(いえいえ、300年も持てば、税金の無駄にはならないかと(笑))




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大変素敵でした。


丸太の木組みばかりに目が行く今日この頃。(笑)


上を向いて歩こう!
by frontdesign | 2010-10-25 15:32 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

佐賀へ

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建築士会の全国大会で 佐賀へ。

博多から佐賀までかもめに乗れて嬉しい。
シートは革張り。
by frontdesign | 2010-10-22 11:08 | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家 進捗状況7 屋根葺き

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生駒山麓の家の屋根はガルバニウム鋼板です。
屋根の材料が上げられました。

こちらもユニックで吊るしながらの作業ですが
大屋根の流れが長いところで11mもあるので、大変そうです。すみません。

電線に引っかからないように細心の注意で作業されています。


家のまん前に児童公園があります。(私が立っているところ)

この家はちびちゃん達の集会所になりそうな気がします。



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by frontdesign | 2010-10-21 11:39 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(1)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki