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今年もお世話になりました

早いものであと2日で今年も終わります。
今年もいろんな方との出会いがありました。

仕事にしてもなんにしても、個性がでるなぁと改めて思った年の瀬でした。
自分の個性はなんだろう?(笑)

来年も自分のするべきことを見定めて頑張りたいと思います。

本年はお世話になり有難うございました。
来年は4日から仕事をする予定です。


寒いお正月になりそうですね。
良いお年をお過ごしくださいませ。


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by frontdesign | 2010-12-29 17:49 | その他 | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家  年末の現場

生駒山麓の家の現場は今日が今年の最終日。

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外部の間〆が張り終わりました。
化粧の梁もだんだん色が濃くなってきているように思います。

梁が見えたり束が見えたり、杉板を張り巡らしたり
あちこち木が見える(魅せる)空間になります。

竣工は2月末予定。

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by frontdesign | 2010-12-29 16:38 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(0)

ダイニングキッチン と 浜口ミホさん

造り付けのキッチンの話の続き。

日本の台所事情の変遷の中で、現在の暮らしに大きく近づいたのは戦後のダイニングキッチンの出現です。

それまでの日本の台所は、土間にあったり北側の寒いところに位置していました。
(土間や北側の台所は、食品の保存に適しているというメリットもありました。)
生活環境の向上のために小住宅でも寝食分離(寝るところと食べるところを分ける)が提案されており、
ダイニングキッチンは寝食分離のためにも都合の良いものでした。
結果的には、暗く寒く孤独な台所作業から解放され、家族の居る明るく温かい空間に身を置くことになりました。

そんなダイニングキッチンを提案されたのが浜口ミホさん。
(キッチンの企画の仕事をしていた時には、あこがれの存在でした。)
浜口さんは女性初の1級建築士でもあります。


戦後、住宅供給のために公団をつくる中でダイニングキッチンの方式が採用され、開発には浜口さんも尽力されました。
流し台が大量に生産設置できるように乾式工法でキッチンを作ることを考え、ステンレスのシンクが開発されました。
それまでは、一般的にはシンクも天板もタイル貼り(湿式工法)で、ステンレスでプレスされたシンクはなかったのです。

1回のプレスで深いシンクをつくると隅に穴が開き、2回プレス、3回プレスと試行し、
安定してシンクが作れるように3回プレスで形成することになったそうです。
(少しずつプレスすると隅に穴が開きません。)
つまり、1つのシンクをつくるのに金型も3種類(浅い・中ぐらい・深い)あります。

また、シンクとコンロと調理台の順番なども調理作業のし易さを考えて配置されました。

その後も、キッチンの使い勝手について多くのことが科学されてきました。
シンクとコンロと冷蔵庫を結んだ線の長さ(キッチン動線のトライアングル)によって使い勝手が良くなるということ。
ある程度短い方が使いやすいのですが、例えば冷蔵庫だけ離れた場所にあると動線が長くなって疲れます。
短かすぎるのは作業スペースが少ないことで、これも使いにくいキッチンになります。
また、使う人の身長によってキッチンの天板の使いやすい(腰や肩の疲労が伴わない)高さが決まってくること。
その高さは、シンク(シンクの底の高さに関係する)と調理台とコンロ台それぞれ違う方が本当は良いということ。
後ろにカウンターや食器棚などがある並列型のキッチンの場合は、
後ろとの距離が長すぎると振り返って作業するのに1~2歩必要で、それも疲労の原因になること。
ただし、通常複数人で作業をする場合はある程度広くないと使いにくい。
収納の高さは立って両手を縦に広げた範囲が一番使いやすく、使用頻度の高いものはその位置に収納すると格段に使い勝手が良くなること、等々。

ダイニングキッチンが出来てから、一日に4時間を過ごすともいわれているキッチンの環境が向上しました。
ある意味、住空間の中での女性の地位向上とも言えるでしょう。


最近ではキッチンは女性だけのものではなくなっています。
キッチンが身近な場所にあると、男性も子どもも調理が身近なものになり食に対する関心も増えることでしょうね。
生活の中で自然に学べる住まいになると思います。



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by frontdesign | 2010-12-27 15:16 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家 進捗状況12

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生駒の家。寒い中、外部工事の最中でした。

















玄関ポーチの下地。
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before ---------------------------------→ after(下地レベル)

土間を上げてきて既存の石のアプローチともつながりました。

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玄関側はおおよそこれぐらいの高さになります。

土間が上がると、急に人間らしい?(人にやさしい)空間になります。

上り下りがし易いように、土間と床の高さは通常は20センチ程度で設計します。













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吉野材の材木屋さん吉田製材の吉田君が現場に材料を運んで来られました。
吉田A君とは建築士会でも顔見知りです。

(建築士会で、吉田B君というのが別に居てる 笑)















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次の材料、杉の枠材の施工図を見ながら伏見監督と打ち合わせしてはります。

ぉぉ 細かい図面です。 監督さんも大変だ。





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by frontdesign | 2010-12-25 17:41 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(0)

生駒の家 工事中20 ななめ

今日はクリスマス。寒いです。雪がちらついてきました。
現場から戻り、事務所で紅茶を飲んでいられる幸せ。
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生駒の家。
















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現場では玄関のななめ壁の下地に取り掛かっておられました。

秘密の扉の付く杉板張りの壁です。
秘密の扉はできるだけ目立たないように枠を入れず、扉は壁と同じ杉板扉。
板目も通していただきます。
難儀だそうです。 が、「俺の辞書に不可能は無い」大工さん。

この部分に杉板を張るのも、ななめに設計するのも、決して気まぐれなわけではありません。
玄関を入った時にスムーズに視線を変えるアプローチ的な意味があります。









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位置が出て、一段落。

廊下からも正面に杉板壁が見えることになります。














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玄関を入って少し左を向くと、左が居間の入り口で正面が食堂入り口。
どちらも型板ガラスの入った十字の模様の框扉(引き戸)が入ります。
ガラス入りの建具で部屋の明るさを廊下にも。















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キッチンは対面式ですが、正面は突き当りではなく、ぐるっと廻れます。
電動の昇降吊戸も付きます。下げながら作業出来てとても便利。

現場はまだまだ木だらけ。たくさん国産材を使います。


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キッチンと廊下の間の建具は、訳あって引き込み戸。
鴨居はこんな具合に。










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by frontdesign | 2010-12-25 13:31 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(0)

綿業会館で会議

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昭和六年に竣工された綿業会館。昭和二十年三月の大阪大空襲の被害も免れ
今も当時の倶楽部建築の姿そのまま使われています。
建築家協会近畿支部の会議はここで開かれることが多く
ちょっと楽しみです。(笑)

会議の議題は様々ですが会員の志の高さを感じて毎回刺激を受けます。


来秋東京で開かれるUIA。
参加費が4万円と、ちと高いのが問題ですが、
行かないとあかんでしょうね。(笑)

みなさん奮ってご参加下さい!
by frontdesign | 2010-12-24 19:48 | Trackback | Comments(2)

造り付けのキッチン

最近は、システムキッチンではなく造り付けのキッチンを希望されることが増えています。
本屋さんや図書館へ行くと、作り付けキッチンの本も豊富にあるようで
お施主さんから「こんな感じで」と本を見せていただくことも。
「システムキッチンは嫌なんです」と聞くこともあったりします。
昔は、あこがれの一枚天板システムキッチンという印象でしたが、時代とともに多様化してくるなぁと思います。

以前キッチンメーカーでシステムキッチンの商品企画をしていたこともあり、キッチンを造るのはとても楽しいです。
調味料に調理器具、食器にカトラリー、電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫など家電を置く場所も含め計画します。
重たいものは下の方、使用頻度の高いものは真ん中、上の方はめったに使わないもの。
食器は引き出しでも便利、冷蔵庫はみんなが使うから置き場所は大事、などなど語りつくせぬほどございます。(笑)
打ち合わせでは、お鍋はここ、小さい調味料はここ、一升瓶はここに、お米はここに、
じゃがいもはここ、まないたはこんな風に、ごみ箱はここに、と細かい打ち合わせをします。
細かい話をしていると共感することが多く、ウキウキして楽しいです。やっぱりキッチンは女の城だなぁと思います。(笑)

昨日は萩の台の家のキッチンの打ち合わせでした。
いろいろと細かいご希望も挙げていただき、わたしも夢が膨らみます。
萩の台の家では、キッチンからつながる長い収納部分に子どもたちの宿題のスペースをつくります。

キッチンの近くにちょっとしたスペースがあると、夕飯の支度をしながら子どもの宿題を見れるし
配膳をするときに、食卓の上の勉強道具を「片付けなさーい」といちいち言わなくてすみますし
そのまま勉強道具が食卓の隅や居間のテーブルにドサッと移動することもなく。
大きな食卓テーブルだと、こっちで食事あっちは宿題とスペースに余裕があってそれも良しです。

食堂まわりに子どもの勉強道具をしまえるちょっとした場所があるだけでも便利です。
お母さんのスペースに自分の物をしまってもらえるのも、少し嬉しいかも!
何と言っても、お母さんがいつも機嫌がよいのが子供たちにはなによりの幸せですね。


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by frontdesign | 2010-12-24 12:26 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家 進捗状況11

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生駒山麓の家。外部に一重目の防水透湿シートが張られています。

ホールの高窓。















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2階の主寝室前に布団を干せるバルコニーがあります。

屋根が張り出しているので雨がかりも少ないです。
軒裏は杉板仕上げで見上げが綺麗になるでしょう。


お二人、何を話しているのでしょう?











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防湿透水シートの上に通気胴縁がつけられその上にけんじめ(間〆)を張ります。

けんじめの工程のときは光のスリットが綺麗で
壁全体こんな具合に仕上がらんかといつも思います。
こういう仕上げにしようと思うと、ガラスは入っても断熱材が入りません。(笑)









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日が暮れるとけんじめのスリットから光が外に漏れ、これまた綺麗です。


木の手すりを桟状につける場合も、こんな具合に光が漏れて綺麗です。
建築写真の夜景ショットにも効果大。(笑)
建築物の夜の顔は光のデザインです。昼間見るのとはイメージが大違いの時もあります。
ネオン街も、夜と昼では大違いです。




外部はアルミサッシュを使用していますが、1階の南向き掃出し窓だけ色を変えています。
1軒の家で窓の色を変えることは、普通はあまり無いので
いいんですか? と聞かれたりしますが いいのです。(笑)




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玄関周り。
夜は、地窓の縦格子の隙間と高窓のガラスから光が漏れる玄関になります。











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by frontdesign | 2010-12-22 19:35 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(0)

芝生のおもいで

生駒山麓の家のお施主さんとの打ち合わせで、芝生談義になりました。

お子さんのビニールプールを広げるのに、庭の一部に芝生があればとお聞きしており
現場にて庭を眺めながら、ウッドデッキとの位置関係を検討していました。
そのとき、奥様がちょこっと子ども時代の芝生の思い出を話してくださいました。
その言葉から、住まいらしさを感じる懐かしいような風景が連想できました。
ウッドデッキよりも、芝生の上を風が流れるくらいの広さにしたほうがお子さんにも思い出に残る庭になると思い
大きなウッドデッキ計画は先に延ばし、芝生の庭を作ることになりました。
と言いましても芝生は手入れが大変です。
そこはご主人が草刈り役を買って出て頂き、一件落着!
(有難うございました。)


私が子ども時代を過ごした家にも芝生の庭がありました。
父親がよく赤い芝刈り機でシャーッシャーッと芝を刈っていました。
夏の芝、冬の芝、クッションのような芝生の上で大の字になって寝っ転がり
空の色を眺めていたことなど、芝生の思い出はたくさんあります。

あの頃は良かったなぁ。(笑)



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by frontdesign | 2010-12-21 12:31 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(0)

建具納まりいろいろ と 玄関の床高さ

a0116442_2204730.jpg建具の納まりもいろいろ。

引き戸を壁の外側に出す場合はこんな具合に鴨居を外に出します。
筋交いをつける耐力壁のところに引き戸を設ける場合などはこのようにします。

ここでは、部屋内に引き込むスペースを設けることができないので廊下側に出しました。
戸を閉じたときに光が漏れないように部屋内にも枠を回しています。













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引き戸と引き戸を垂直に配置する場合
入り口に照明のスイッチをつけるのに小壁が必要になります。
小壁の上の鴨居を伸ばし垂直に当たる鴨居と一体化するときちっとします。
横ラインがつながるのは日本的な方法です。

右の建具の上部には天井まで透明のガラスが入ります。
垂れ壁と違って扉を開けているときに空間に一体感ができ、明るさも共用できます。












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右側の建具の建枠は天井まで伸びています。
建具の向こう側の壁に杉板を張るので、建枠で見切りを兼用してあります。


この鴨居は2か所の表裏の鴨居を兼用しているのでこんなに幅広いのです。
溝が壁より手前についてます。ここは筋交い壁の外に建具を出している部分です。













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3畳和室の入り口。
手前廊下側は大壁で和室内は真壁。
部屋内は廊下から180mm上がりの床高さで、建具の天端は廊下の床から1800。
建具の鴨居は部屋内の天袋の敷居と兼用です。
部屋内天袋と入り口建具が互い違いになります。
(ややこしい解説です。)













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玄関ドアは、スリットガラス入りの親子ドアになります。

土間の床の高さは現状よりずいぶん上がります。
工事中はかなり土間が低いのですが、仕上がるととても上がりやすい玄関になります。

土間から玄関への床の高さによってずいぶん玄関の雰囲気が変わります。
マンションのようにバリアフリーな玄関も良いのですが、木造の場合はある程度の高さを設けたいところ。
高すぎると上り下りがしにくくなります。
式台があったり縦手すりやななめ手すりがあると便利になります。

また、床の高いおうちは敷居の高いイメージにもなります。
昔のように床に座って手をついて客人に挨拶をする場合は、
床がかなり高くても目線的にはちょうど良くなります。
テレビドラマなどでも、膝をついて玄関で出迎える風景を見ることも少なくなりました。

立って出迎える場合は、床が高いとお客さんを見下ろし少し横柄な感じになります。

玄関の床の高さもいろいろです。


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by frontdesign | 2010-12-20 22:34 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki