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佳水園

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京都の都ホテル(現ウェスティン都ホテル京都)の和風別館佳水園。
1959年。建築家村野藤吾68歳の時の作品です。

庭を囲むように雁行形につくられています。
薄い箕甲付きの銅板屋根が幾重にも重なっています。
軒は低く、深く、そして薄く。


庭は7代目小川治兵衛(植治)の息子小川保太郎(白楊)の作庭。(1925年)










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隅々まで素晴らしく、美しく
感動しました。











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by frontdesign | 2011-03-30 21:57 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(2)

京都東山界隈

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少し前のことになりますが、
建築士会生駒支部の見学会で京都東山界隈へ行きました。
疎水の蹴上発電所、無鄰菴、金地院方丈庭園、八窓席、
高台寺”よ志のや”で食事をして、佳水園へ。



高台寺近くで舞妓さんに遭遇。










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京都というところは粋ですね。


庭に来ると、いつも気になる灯籠いろいろ。織部以外は何か分からず・・・。
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お昼は湯葉料理でした。












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よ志のや店舗内の現代的な障子。












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なるほど

こんな張り方もしてみたい。














佳水園へつづく。
by frontdesign | 2011-03-29 02:04 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

木使い 気遣い 木を知る旅!

奈良県建築士会女性委員会企画の勉強会として、紀州の山長商店さんに伺いました。
山林ツアーと製材工場見学です。

まずは山へ。
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山の管理者の松本さんから、木のこと山のこと、日本の林業のことについて
多くのことを教えていただきました。

苗木を植えてから木を伐採するまでは長い年月を要します。
その間、下草刈りをしたり間伐をしたり、
強く均質な木を作るために丹念に手入れをされます。

時には台風や、山火事や虫害など、自然災害のリスクもあります。
そして、苗木が伐採されるのは次の世代の時代になります。





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山長さんでは、主に60年生のものを伐採して製材されます。
木は年月が増すほど強度が強くなるのですが(細胞が成熟する)、60年を超えると強度の増加傾向が急に緩やかになることもあり、
60年生を基準にされているとのこと。 例えば、50年生と60年生でも強度が全く異なるそうです。

70年生や119年生の山も見せていただきましたが、それはそれは立派な林です。
1本の立派な木から、柱材は1本か2本しか取れないそうで
家1軒たてるのに、どれだけの山の面積に生えている木を使う事でしょう。


a0116442_1313198.jpg年輪の間隔は平均2-3㎜のものを基準にされているとのこと。
60年生の木の場合、
年輪が直径方向に対して120(木の元で) × 2 or 3 = 240~360mm
直径約30センチと言う事になります。
(実際は少し上でみるそうですので、年輪の数は少し少なくなるそうです。)
直径はそれ以上でもそれ以下も基準外になるため、
間伐の際には木の径が基準をはずれるものを伐採されるとのこと。

クセの無い木は余計な応力を持たず、製材後にも狂いも少ないため
そのような木を育てることにも尽力されている話もお聞きしました。

木を少しいじめていやると、頑張って育つなどなど
山の話、自然の話はとても興味深いものです。



そして、製材工場見学。
榎本常務が案内して下さいました。
最初に木の皮が剥かれます。皮は廃棄物になりますが、山長さんでは一部乾燥機の燃料として使われているそうです。a0116442_131559.jpga0116442_132826.jpg















a0116442_1322715.jpg減圧乾燥機。
減圧することにより沸点が下がり、高温にすることなく乾燥可能。
油の抜け過ぎや細胞の変質も防がれ、見た目も木の色艶を損なわない優れものです。













乾燥後は、まず目利きの職人さんにより選別されます。あれだけ丹念に山で育てられた木も、ここで見ていると半数ぐらいははねられてしまいます。
芯がまっすぐ通っているか、応力のかかっていないクセの無い木が選ばれます。
ここで選ばれたものがは、山長ブランドとして全品性能検査を受けます。a0116442_1324827.jpga0116442_1325716.jpg















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検査と同時に品質性能が刻印されます。













平角の在庫も山のようにあります。常に需要に対応できるように、とのこと。
1本ずつ表面の状況を小口にチョークで描かれています。使われる先で、良い部分が見えるようにという木づかい(気遣い)です。a0116442_1332099.jpga0116442_1333088.jpg















性能や品質だけでなく、このようなことを当たり前のようにされているのは、設計者としてはとても有難く思います。
使われる先でとても喜ばれる秘訣ではないかと思います。



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建築に関わる仲間と一緒に ” 木三昧 ” の楽しい旅になりました。

みなさまお疲れ様でした!!
by frontdesign | 2011-03-29 01:37 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

紀寺の家

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3年前に玄関周りの減築改修工事をさせていただいた紀寺の家。

室内の扉を引き戸にしたいとご連絡をいただき、久しぶりにお伺いしました。

杉の木色も少し濃くなり、銅製のチューリップ(鎖樋)も濃茶色になって
落ち着いた佇まいになっていました。


お施主さんも、とてもお元気に過ごされていて
お話しながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。
風に揺れるのれんが和やかで素敵です。


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by frontdesign | 2011-03-24 19:28 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

生駒山麓の家 植栽

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外構と植栽が整ってきました。

玄関側はアオダモ、エゴノキ、ヒメシャラ・・・

これから葉が茂ることでしょう。














南の庭の真ん中には、大きなコハウチワカエデ。 素敵です。
駐車スペースから庭へのアプローチに木戸がつきました。引手がナイス!
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建物北側の塀と植栽。紅梅も開花しました。
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生駒石の石積みの隙間に茂る草花。小さな花が可憐です。 2011年の春。





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by frontdesign | 2011-03-20 14:38 | 新築 生駒山麓の家 | Trackback | Comments(4)

”建築とまちづくり”1月号は保育園特集

a0116442_2258558.jpg新建築家技術者集団発行の”建築とまちづくり”1月号が届きました。

今回の特集は保育園特集。
私は保育園の設計に関わったことがないのですが、知人の事務所はよく保育園の設計をしていて
話を聞くこともしばしば。
今まで、特に保育園建築に関心があったわけではないのですが
大変面白く思いました。

子どもにとって素晴らしい環境を実現した事例の数々。
「設計過程での悩みも含めて現場の奮闘を読み取っていただきたい」 
とのこと。


B5版 定価:750円(年間購読7800円) 
申込み・問い合わせは新建築家技術者集団事務局まで
tel: 03-3260-9800 fax: 03-3260-9811   
shinken@tokyo.email.ne.jp
メールで購読申込みの場合、お名前、ご住所、電話番号等をご記入下さい。



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by frontdesign | 2011-03-19 23:19 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

材料不足の折、材料・工法を見直す

地震の影響で、建築材料が入りにくい状況です。
工事の時期が近い物件は、材料や工法についても代替え案を考えないといけなくなってきました。

特に、構造用合板は全く入手できないとのこと。
耐震補強をするために構造用合板で部分的に耐力壁を補強する予定の箇所については
ステンレスブレス工法で。 これは一安心。( 在庫がなくなりませんように・・・。 )

次回使う予定の三陸赤松は、おそらく当分入らないように思いますので
岡山産の赤松へ。 素材感もあまり変わらずで、これも一安心。

こんな時期、仕事に向かえるだけ有難いと思います。
頑張って現状に対応していきたいです。

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by frontdesign | 2011-03-18 18:25 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

生駒の家 竣工2

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三畳の和室。

雪見障子は1/3だけ開くようにしました。













襖の和紙は鳥の子3号紙、
引手は木曽アルテック社の鍛造製のもの。
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2階ホール。

大人4人の住まい。
ホールにそれぞれの個室と家事室の扉が面しています。
個室は外側を廻るバルコニーでもつながっています。

このホールは家の中の外のような場所。











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収納扉の一部は、引き手を付けずに手がかりの溝を斜めについてもらいました。
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階段を下りる途中のこんな部分にも、木の仕事が見えます。








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by frontdesign | 2011-03-17 16:50 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(2)

自然の猛威

繰り返し放送されている津波の映像、自然の猛威の前では人の命の重さすら感じることが出来ません。
世界各地でいまだに繰り返される戦争の映像とは違う衝撃を感じます。
今回の地震は想定外の大きさとのこと、今までの科学の英知では解けなかった部分であり
それがそのまま人災とは言えないと思います。

酒蔵を経営されていた被災者の方が、社員の方々の安否を確認するのに翻弄されていました。
数日が経ち改めて、ここで歴史が途切れてしまったことがとても残念、とおっしゃっていました。
長い間その土地の人々の営みによってつくられた歴史ごと消え去ってしまったのです。

被災された方々は想像を絶するような悲しみの中にいらっしゃることと思いますが
一日も早く元気になられることをお祈りします。


今回の地震での福島原発の事故は、町の復旧とは違う次元の後世までの影響の大きさを感じます。
今を生きる我々だけの問題でもなく、事故の大きさによっては孫子の代まで被害が及びます。
核施設の不安定な状況の放送を見ていて
数か月前に放送されたアメリカロッキーフラッツ核施設解体の悲惨なドキュメンタリー番組を思い出しました。
解体を支える作業員の被ばく。土壌汚染、河川汚染、大気汚染。今回は海洋汚染。三陸沖の漁場も。
まだまだ予断を許さない状況とのこと。被爆国日本にとって、3度目の悲劇にならないことを祈るばかりです。

電気(原子力発電)のことは、設計の仕事の中でもかかわりがあります。
核エネルギーの技術は、万が一、有事の際には形を変えて兵器に成りうる事や、
世界の動きに反して原発の安全性がうたわれ促進される事にも、多少のきなくささを感じるものでした。
最近では太陽光発電所や風力発電など自然エネルギーへの移行に力を入れている電力会社に
好感を持てるようになり、それも時代の流れかと思っていた矢先の事故でした。
無事収束して、被災地に平和な暮らしが戻るようお祈り申し上げます。
by frontdesign | 2011-03-15 00:05 | その他 | Trackback | Comments(2)

生駒の家 竣工1

生駒の家が竣工しました。小上がりの茶の間と居間と食堂のつながり。
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玄関周り。
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廊下から階段へ。床は全て三陸赤松です。
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by frontdesign | 2011-03-14 19:34 | 新築 生駒の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki