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2012 大晦日

今年も残すところ僅かとなりました。

一年を振り返るといろいろな事がありました。
お施主さんと話をさせていただく中で、日本人にとっての『家』とは何か?という根本的な事を改めて考える機会も頂きました。
志を共にする仲間と「奈良をつなぐ家づくりの会」を作った事も今年の大きな出来事のひとつです。
奈良の風土に即した現代の建築の在り方についても、奈良をつなぐの活動の中で答えを見出すことが出来ました。
そして、木の事・木構造の事・パッシブデザインの事等、木も家も人も自然とともにあると言う事を、多くの方から学ばせていただきました。

来年の目標は・・・
今後、取り組んでいきたい事がいくつかあります。一つ一つは異なる内容ですが方向性は同じものです。
本当に良い住まいをつくるためにも、意志を持った設計をしたいと思います。


今年も一年お世話になりました。
ブログを読んでくださってありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い致します。


新年は1月4日から営業いたします。


 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-31 20:41 | その他 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況13

富雄の家

外壁まわりの仕上げ中です。
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中庭側の戸袋や庇などの木部も黒に塗装。木目が残るように拭き塗り仕上げにしていただいています。
近くで見る材質感。
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玄関ポーチの下屋回りも塗装されました。
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今日は板金屋さんが来て雨どいの取り付け作業がはじまりました。樋はガルバニウム製です。
タニタの集水器はシンプルで美しいデザインです。
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キッチンのレンジフードも設置完了。
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大工さんは吹き抜け手すりの縦格子を制作中。この桟はガイドになる上部の桟です。
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縦格子は34本。同じものを作っていただきます。
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最後にここに取り付けていただきます。
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玄関ポーチの杉板の軒裏も黒く塗られ、向いの緑地がすっきりと横長に切り取られた景色になりました。
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沈黙の色「黒」は、潔さが感じられます。



 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-27 18:01 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(2)

奈良の近代化遺産展

現在、奈良の近代化遺産巡回パネル展の開催中です。((社)日本建築家協会奈良会主催)
12月11日~26日までは生駒市たけまるホールのロビーにて展示中。(たけはるホールとは、駅北側の中央公民館の現在の名称です。)

今回の展示内容は、近代化に貢献した奈良県内の建物のうち文化財等に指定されていない建物をピックアップしたものです。

開始直後より、大勢の方がおいでになりました。
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展示パネルのうち、ほんの一部ご紹介。(照明の反射で上手く撮れていませんが、実際の写真は綺麗です。)

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これは天理大学付属の天理図書館。昭和3年に建築されたものです。
トップライトの吹き抜けに重厚な照明器具。一度行ってみたい。
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明治以降西洋文明が入り、その後の建築の世界はドラスティックな変遷をたどりました。
奈良は1000年以上も歴史のあるまちですが、ここ140年間の建築文化の変遷を見る事は
その上に成り立つ現代や未来を考える事につながります。

様式とはなにか、意匠とはなにか。先人たちの気概を感じ、基本的な事を考えさせられました。
過去の建築に対しても、決して愚鈍であってはなりません。


巡回パネル展 今後の開催場所
2013年
1月15日~22日 奈良市役所 渡り廊下展示コーナー
1月23日~31日 奈良女子大学特別展 大学会館2階ホール
2月9日~24日 イオンモール橿原3階書店前 催事スペース
3月12日~24日 奈良県立情報図書館 セミナールーム横

最終日 「近代化の心フォーラム」
近代化の時代を築き上げた先人たちの気概と心、現代を生きる私たちが感じ取り、次世代に受け継ぐべきものと創造すべきものを再発見する。

講師 前野まさる氏(東京芸術大学名誉教授)

日時 4月25日(木) 15:00~17:00
場所 日本聖公会 奈良基督教会 奈良市登大路町45
申し込み不要、無料で参加いただけます。

パネル展、フォーラムとも、是非ともご参加ください。

目印はこのポスター。
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 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-23 21:01 | その他 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況12

富雄の家  

家具の造作もちゃくちゃくと進み、大工工事は残りわずかになってきました。

2階のパソコンコーナーの家具も完成。
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階段から下を見ると食堂の向こうにキッチンが見えます。
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キッチン周りの家具もあと少しです。
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引き出しの金物は3段スライドレールを使います。
このレールは、引出しの箱がほぼ全部手前に引き出せる機構で、動作が軽く、奥のモノも取り出し易くなります。
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ドイツのハーフェレ社のもの。使い心地に優れているのでいつもこの金物を使っています。

ステンレスの天板は養生シートがかかっているので中は見えません。
このあと食洗機とコンロが入り、引き出しが取りつき、天井吊りのレンジフードがつくと完成します。
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玄関の下駄箱のキャビネットも設置済。
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家具類は、最後に建具屋さんに扉を作ってもらうと完成です。



 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-23 19:40 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況11 造り付けの木のキッチン

富雄の家  造り付け家具工事が進んでいます。

キッチンは、タモの板のキャビネットにステンレス天板のアイランド型。
大工さんによる造作工事です。
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現在キャビネットが組まれつつあります。
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キャビネットはダボ栓で組まれています。
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キッチンの背面も引き出し付き収納カウンターと食器棚の造り付け家具。
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2階では、ホールのパソコンデスクの家具作りが進んでいます。
ホール廻りの壁下地も出来上がりました。
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苦心していただいた吹き抜けまわりの手すり壁も出来ていました。縦格子は最後に取り付けられます。
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こちらでは、杉の1枚板が大小2枚。
無垢の厚板なので少し反りもあるため、どのように料理するか考えていただいています。
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 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-19 14:21 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況10 吹き抜けまわり

富雄の家 

吹き抜け上化粧柱と手すりの笠木の取り合いを施工中。
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縦格子を取り付ける為に笠木を一部大きくして柱まわりの取り合いは斜めにしましたが、結構細かい仕事です。まさに今。
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下から見たところ。ここに長い縦格子が取りつきます。
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2階の子ども室のトップライトが格子越しに階下から見えることになりますが、トップライトを開けると空気の流れが発生し、夏場の熱気抜きの用も兼ねています。
冬の星空もこのトップライトから見えるでしょうか。
今日はふたご座流星群が見えるそうですが、夜電気を消して子供室のベッドの中から流れ星が見えると良いですね。

南側には温もり採りの為の窓。南の窓から入る陽で壁や床が温まると、輻射熱で室内は温かくなります。
軒を深くして夏場の直射日光はカットします。
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下ではガラリの制作中。
三角の同じカタチの物を二つ作るのに、定規(左の骨組み)をつくって仕上げておられました。
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結構大きなガラリです。

 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-13 19:17 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

御所市 吐田郷地区

伝統的建築物保存活用の講座で奈良県御所(ごせ)市の吐田郷(はんだごう)地区に行きました。
吐田郷は金剛・葛城山のふもとの集落で、日本神話の舞台として奈良で最も古い歴史をもつ地域です。

この道筋は、昭和初期には80軒の商店が軒を連ねていました。
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日用生活品はすべて揃い、銀行、郵便局、銭湯、桶屋、印刷屋、裁縫学校、バー、質屋、宿屋、芝居小屋(劇場)もあります。
芝居小屋には、高田幸吉と弟子時代の鶴田浩二も来たことがあるそうです。


まちかどの代官屋敷(中村家 国重要文化財)
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少し手前に堺屋太一さんのご実家 本池口家があります。


商店の建ち並ぶ道筋を中心に町が広がっています。神社やお寺が鎮座しています。

ここは少し南側の地域。材木商の屋敷近辺です。クランクしている道と水路。
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歴史のある集落に行くと、集落の中の神社やお寺の位置と道や水路のつくり方に興味を持ちます。

そして樹木も。集落内には、樹齢800年の鎮守の木(ケヤキ)がありました。
同じく樹齢800年のクスノキやケヤキの庭木がある屋敷もありました。低層の瓦屋根民家が広がる集落にぽつぽつとそびえる大木は象徴的です。


これは本池口家中庭のマキの木。
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マキは和風庭園で好まれて使われる樹木ですが、これだけ高木でこのように刈り込まれたマキはあまり見かけません。
江戸時代の浮世絵的なシルエットがおもしろく美しく、新しい発見でした。



 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-09 12:01 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

建築家若山滋氏講演会のお知らせ

所属する奈良県建築士会生駒支部では、若山滋さんの講演会を開催させていただく事になりました。

テーマ
「奈良と日本建築」 〜文学のまなざし〜

日時 平成25年1月26日土曜日 14:00〜16:00
場所 生駒セイセイビル 四階会議室
会費 1000円

申し込み方法等、詳細については奈良県建築士会ホームページの新着情報をご覧下さい。

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地球規模で捉えた風土と建築と文学の関係。
若山先生の「建築の向こう側」のお話をお聞きするのを、今からとても楽しみにしています。
by frontdesign | 2012-12-06 22:50 | その他 | Trackback | Comments(0)

敷地をみる

この季節、太陽高度は一番低くなります。天気の良い昼間に計画中の敷地を再び見に行きました。

南道路の向かい側敷地には高木があり

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敷地に落とす影はかなり長くなります。
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地面にこれだけ影が伸びていても、おそらく2階の屋根はほぼ日が当たります。
太陽高度が低い分、高さが少し高くなるだけで影の影響は少なくなるからです。

敷地を見て全体の構想を考える中で、冬の太陽の恵みをどこから取り入れるか
イメージとして頭の中に入れておきます。

 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-06 18:21 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

VORWERKのカーペット

富雄の家は、綺麗な色のカーペットを床に敷き詰める事になりました。

半年前にドイツのVORWERK社のサンプルを取り寄せ、いくつか候補をピックアップしていたところ
廃版になっているものもあり、再度サンプルを取り直しました。

候補の色が揃い、最終決定をする事ができました。
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カーペットは、色だけでなくテクスチャーも重要です。
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現在お使いの家具にもよく似合うと思います。


木の家の仕事をしていますので、普段は床にも無垢の板を張る事がほとんどですが
カーペット敷きの空間も好きです。
子どもの頃によく遊びに行っていた友達の家がとても品のある平屋の住まいで
真っ黒な木の扉を開けると玄関から廊下から全てがカーペット敷きでした。
子ども心に素敵な家だと思いました。
カーペットは家の音を吸収し、空間の重心が低くなりますので
活動的と言うよりは静かで落ち着いた空間になります。

富雄の家は
越前和紙張りの真白な壁 + 色味のあるVORWERKのカーペット + 木の家具。

潔い空間になると考えています。

 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2012-12-03 17:11 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki