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木拾い

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富雄の家に使われた木材の木拾いをしてみました。

今回は構造部材などのほぼ全てに奈良県の吉野材を使っていますが、
エクセルで表をつくり、県産材認証の出荷表を元に全ての部材の寸法を入力し、材積を計算してみました。
例えば、105角長さ3mの柱1本の材積(体積)は 0.105×0.105×3.000=0.033075㎥です。

計算結果は
柱・梁桁などの主要構造部が約11㎥、2次部材羽柄材が約9㎥、造作化粧材で約1㎥。
合計約21㎥でした。

主要構造部で、柱と梁桁(横架材)の比率はおおよそ4:6で、これは2階建てと言う事もあるのですが、横架材の材積は結構な量を占めます。
(平屋の場合の比率はそこまでではありません。)
以前は、設計の中で梁桁などの横架材を米松にしていたこともありましたが
比率の多さのこともあり、横架材を含めて国産や県産の材で設計するように心掛けています。

そして、今回の柱の本数は117本でした。
柱は木の2番玉や3番玉(下から5~12mぐらいの高さのところ)が利用されているようですので
例えば60年生の山の木1本から、柱材は取れても2本分といったとろでしょう。


柱の本数を見たり、材積を計算していると、山に生えている木の事を考えると同時に
設計のこと、設計時に構造をもっと工夫する方法を考えたくなります。
構造の筋が通っているととても気持ちが良く、それも設計の楽しさです。
表に入力するのは材寸の数値ですが、そこにも設計が見え隠れしているように思いました。


木の素性(性格)も大事、木を見る目も大事、それを上手く使う技術も大事、設計も大事。
設計が悪いとはじまらないので責任を感じます。

一仕事が終わってから振り返り、考えを膨らませたいと思います。



富雄の家完成見学会のお知らせ
日時:2013年2月3日(日) 午前9時30分~午後3時
詳しくはこちらから

施工(株)伏見建築事務所 × 設計FRONTdesign



 住まいの設計 「木の家づくり」  
 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  

by frontdesign | 2013-01-30 20:31 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 2月3日(日)完成見学会

今日は建築基準法の完了検査がありました。 奈良住宅センターの検査員の方が来られ
「この家はずいぶん温かいですね」 と、コメントを頂きました。
外は木枯らしが吹き気温も低かったのですが、空は晴天。何も暖房をつけていなくても南面の窓からの太陽の温もりで家の中がぽかぽかしていました。
”太陽の輻射熱で室内を暖め、暖まった室温は高い断熱性能で逃さない”
これは冬のための住まいの工夫です。

富雄の家は
お施主様のご厚意により完成見学会を実施させていただく事になりました。

まだ外構は完成していませんが、見学会のご参考までにスライドを作ってみました。

Published by デジブック
全編はフルウィンドウか詳細で見ることが出来ます。


造り付けキッチンのあるモダンな木の住まい。奈良をつなぐ木の家の第1棟目です。

日時:2013年2月3日(日) 午前9時30分~午後3時まで

場所:奈良市三松ヶ丘 (最寄駅 近鉄奈良線富雄駅) 


お申込み方法
こちらにお名前・メールアドレス等ご記入の上送信下さい。現地の地図をお送りいたします。


ご質問等、お気軽にお問い合わせください。


施工(株)伏見建築事務所 × 設計FRONTdesign の仕事。



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by frontdesign | 2013-01-25 17:58 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況20 カーペット

富雄の家

職人さんがフェルトグリッパー工法でカーペットを張っています。
普段、新築ではカーペットを張る事がほとんど無いので施工を見る機会も少なく、しばしお仕事を見学させていただきました。

居間食堂は草色のカーペット。
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職人さんが「こんなに綺麗な色は、日本のメーカーでは無いねぇ」
と言っていました。

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ドイツのVORWERK社のものです。色が本当に美しく、触った時の感触もとても良く、質の高さを感じます。
残念ながら国産のカーペットとの違いを感じてしまいました。カーペットは向こうの文化なのでしょうね。


2階主寝室と部屋続きのウォークインクローゼットは紫、子供室はブルーです。離れの寝室とウォークインクローゼットはシックなダークブラウン。
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カーペットとは関係ないですが、建具のハンドルの事。
富雄の家はほとんどの建具が引き戸です。引き戸の手掛かり(引手)は建具の端に溝を切ってもらい
目立たずにどの高さでも使えるようにしていますが、ドアの引手はレバーハンドルにしています。
レバーハンドルのデザインは、基本的にカクカクとした直線的なものを好みませんが
デザイン質感ともお施主さんのイメージに合うものを選ばせていただいています。
今回のレバーハンドルはこのようなカタチ。
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離れから居間食堂キッチンを見たところ。カーペットが張られて改めてこの場所から見ると、意外と日本的な感じがします。

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この中庭は広場ではなく、木を植えて三方から近くに緑を感じる空間にします。
この家の設計コンセプトとして、植栽も大きな位置を占めているので完成が楽しみです。



今回、お施主様のご厚意により完成見学会を実施させていただく事になりました。

日時:2013年2月3日(日) 午前9時30分~午後3時まで

場所:奈良市富雄近辺(詳細は別途お知らせいたします)


お申込み方法
・ホームページのお問い合わせフォームからのお申込みはこちらから

・メールでのお申し込みはこちらへ yiwaki@kcn.ne.jp


ご質問等、お気軽にお問い合わせください。


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by frontdesign | 2013-01-23 13:28 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況19

富雄の家

昨日はお施主さんがお友達を連れて現場を見に来られました。お子さんもたくさん集まり、とても賑やかな現場になりました。

奥様たちはみなさんキッチンに興味をお持ちで、キッチンを囲んでおしゃべりをしました。お住まいになられてからもここに人が集うような気がします。
窓からは道路の向こうの緑地が見え、春はお花見をしながらお料理されるのかと思うと大変羨ましいです。
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手前に置いてあるのはVORWERKのカーペット。明日から施工されるそうです。


1階洗面コーナー。
作り付けの木製カウンターの洗面台です。脱衣室とは分けて設けています。
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2階へ上がる階段。
1階階高を低く設計していますので、階段段数も実際に少ないのですが
上り始めと上り終わりに踊り場を設けているため直階段部分の段数が少なく、上り下りが楽です。

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手すりがつくと完成です。


2階の手洗いコーナー。
左のデスクコーナーとの間を木製家具で仕切っています。ボールの横だけ洗面側から使える収納にしています。
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設備やさんが調整中。

2階の廊下。奥の寝室の床に置いてあるのは階段手すり。手すりも大工さんに作ってもらっています。
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1階の4畳半小上がり和室に畳が入りました。熊本県産のいぐさです。
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今回、お施主様のご厚意により完成見学会を実施させていただく事になりました。

日時:2013年2月3日(日) 午前9時30分~午後3時まで

場所:奈良市富雄近辺(詳細は別途お知らせいたします)


追って申し込み方法等別紙にてご案内させていただきますが、
もし宜しければご予定ください。

ホームページのお問い合わせフォームからのお申込みはこちらから

メールでのお申し込みはこちらから yiwaki@kcn.ne.jp


ご質問等、お気軽にお問い合わせください。


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by frontdesign | 2013-01-21 14:12 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況18

富雄の家

竣工前の仕上げの段階で、細かなところの確認の為に現場に通っています。

吹き抜けの足場も取れて、食堂居間まわりが片付いてきました。

壁の仕上げは越前和紙クロスの白。
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まだまだ真白な空間ですが、床のカーペットが張られ、吹き抜けのペンダントライトを吊るし、家具が入るとこの空間は完成します。


玄関周りもあと少しです。
玄関ホール内に郵便物の取り出し口を設けています。
玄関扉はナラ材で、引手はステンレス製ですが、ナラにステンレスは良く似合います。
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玄関からは、キッチン側、居間への扉、そして奥の棟に行く廊下と、3つの経路があります。
どちらへ行っても回遊できる間取りです。
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寒い中、職人さん達はみなさん頑張っておられます。
何かとお願いする事も多く、職人さんには大変感謝しております。


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by frontdesign | 2013-01-18 11:52 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況17

富雄の家 

吹き抜け手すりの縦格子が取り付けられました。

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今日は建具屋さんが建具の吊り込みをされています。

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居間の扉。
実際に置いて頂いて、スリットの見え具合を玄関側から確認させてもらいました。
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キッチンはステンレス天板の養生が取れました。
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引き出しのちょっとした調子を調整していただいています。

和室の障子も建て込まれていました。 障子類は一旦持って帰って紙張りをされます。
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建具が吊り込まれると、現場もあと少しです。



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by frontdesign | 2013-01-16 15:28 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

ホームページを更新しました 

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事務所のホームページを更新しました。

トップページにflash機能(スライドショー)で写真をアップしたいと思っていたのですが、このたびようやく作る事ができました。

住宅設計をする中で心掛けている事や、出来上がった木の家の日常の風景が

スライドする写真と文字でお伝えできればと思います。


一級建築士事務所 FRONTdesign の ホームページ


今後とも宜しくお願い申し上げます。
by frontdesign | 2013-01-14 18:39 | その他 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況16

富雄の家

室内の壁の仕上げがほぼ終わりました。

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造り付けのキッチンや家具も整い、住まいらしくなってきました。

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居間・食堂の床仕上げは、草色のカーペット敷きになりす。

富雄の家はほとんどの空間の照度をLEDのダウンライトで賄い、食堂と吹き抜けにはペンダント型の器具を吊るす事になりました。
ペンダント型の照明器具は、光源の位置が低くなるため落ち着いた空間になります。

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ダウンライトを使うと、照明器具による天井の凹凸がなくなるので部屋全体にシンプルな空間になり、器具の光の拡散角度により全体照度を計画する事ができます。

LEDのダウンライトは、数年前まではとても高価な器具でしたが、ここ1年ぐらいの間に非常に使い易い価格帯になりました。


4畳半小上がりの和室の壁仕上げは、越前和紙の緋色です。コンテンポラリーな和室ですが壁のこの色は古典色です。
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天井は吉野杉板の赤身上小の板張りで、緋色とのコンビネーションもなかなか良いと思いました。
和紙と、木。どちらも年月と共に風合いが増し、落ち着いた空間になると思います。


玄関土間とポーチのタイル張りも完了。このタイルも風合い重視で選んだものです。
完成に向けてちゃくちゃくと工事が進んでいます。
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by frontdesign | 2013-01-13 16:28 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

富雄の家 現場進捗状況15

富雄の家

壁の和紙クロス張りの工事中です。
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和紙クロスはしっとりとした質感ですが、今回使っているものは表面が梨地のため凹凸が少なく、漆喰に近い風合いです。

素材には吸い込まれるような素材と跳ね返すような素材があります。
木や土や紙などのしっとりと吸い込まれるような素材でも、跳ね返すような加工を表面に施してしまうと風合いが無くなってしまいますので
しっとりと吸い込まれるような素材は、その素材感のままで使います。


お風呂の壁はタイル張り。目地は白になります。浴槽・床はTOTOのハーフユニット。
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玄関周りは天井が張り終わっています。
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外の自然の風景が見える玄関。 この現場の好きな場所のひとつです。


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by frontdesign | 2013-01-09 18:47 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

” 木の家に住みたくなったら ”

「木の家に住みたくなったら」と言う本を読んでみました。

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お散歩の途中でいつも気になるお宅。古い平屋のかわいらしい戸建の家。

その家は・・・築52年の木の家。

中に入ると全体にしっとりと温かみがあり

いつまでもここに居たいと思うような居心地の良さは

木の家だからね。



というところから話が始まります。


築52年の家の話のプロローグには驚きましたが
読み進めているうちに、とても的を得ていると感じました。





・・・目次より
第1話 木の家ほど素敵な住まいはない
 シンプルだけど贅沢/ イームズの家具で統一するなら/ やっぱり地震に弱いの?/ でも火事には弱いでしょ?

第2話 木の事を知れば知るほど
 いいことばかりありゃしない!?/ 針葉樹に合って広葉樹に無いもの/ フローリングの「張ってはいけない」/ 代打、古材

第3話 私の家をつくるのは誰?
 パートナー選びは一生の問題/ 間取りに王道なし。だけど・・・/ 木の家のお値段、おいくら?/ アルミサッシを木の窓に出来ます?/ USEDでもOK

第4話 せっかくだからMADE IN JAPAN
 9人中7人が助っ人外国人/ 木を植えた男より、木を伐りまくる男/ ソーセジだって肉である/ どうせなら、いい木の家に住みたい!

(家を建てる事と日本の林業の関係についても書かれてあります。)


「木の家に住みたくなったら」  著者 木の家に住みたくなったら制作委員会
発行元 株式会社エクスナレッジ ¥1600


この本はイラストが多く、イラストの解説もとても分かり易く、一般の方にもとても読みやすい本です。
木の事や、木の家の良さ、木の家をつくる事がどう言うことなのかが自然に伝わってきます。

(お近くの方には貸し出しいたしますので ぜひどうぞ。)


 住まいの設計 「木の家づくり」   奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-01-05 20:50 | その他 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki