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リフォーム法蓮町の家2 撤去工事

法蓮町の家は撤去工事が進んでおり、構造体が見えてきました。

2階の床の一部が撤去され、上階からの光が届き開放的になりました。
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2階の天井も撤去され、小屋組みが見えてきました。丸太の小屋梁が入っています。
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このあと構造の補強方法を再検討して進めていくことになります。

ここは元ガレージ→その後増築(部屋)→今回減築(ガレージ)するところ。
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ガレージ入口の上部は、角の敷地の隅きりに合わせて複雑な形で2階が跳ね出しており、隅が下がって外壁にクラックが入っていました。
ここは屋根の重さの負荷も掛かるところなので、下に柱が欲しい部分です。
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ガレージの上の天井をめくったところ。ジャッキアップして補強の梁を入れます。

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この部分の補強だけで下がりが収まるかどうか。
2階の瓦屋根の負荷を軽減させるには、下階に柱のあるところから隅に持ち出している2階の梁を補強するのも効果があると思います。




 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-29 20:30 | リフォーム 法蓮町の家 | Trackback | Comments(0)

木の住まいのリノベーション 拝見

今日は知人が設計施工をした木造住宅リノベーションの竣工写真を撮らせていただきました。

改修前は家の中心部が暗かったとお聞きしておりましたが
1階も2階も明るくそして風通しがよく、可視性に富んでおり、大変居心地の良いお住まいでした。
これはとても良いリノベーションだと思いました。

そして、いろいろなところにたくさんの工夫がしてあり、設計者としてもとても勉強させていただきました。
本当に良かったです。

リノベーションでもここまで出来るのだ!と思います。

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 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-28 15:12 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

和の庭

現在設計中の住まいは、建物も家の本質の部分も日本的な住まいです。

玄関アプローチや坪庭をどのようにするかは作庭家にお任せする事になりますが、建物との関係もあるのである程度はイメージをつくりたいと思います。

形骸化することなく、しかし、ただただ自由にと言うこともなく。

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 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-27 14:17 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

東西に長い敷地

今日は久しぶりの雨です。


以前に作った模型を整理していると、現在計画中の敷地と同じような東西に長い敷地で計画した模型がありました。

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住宅設計をする場合、南の太陽の恵みを取り込むために北側に寄せて計画する事が多く
計画する建物が北側の隣家に落とす影の影響を考えねばなりません。
建築基準法でも、低層・中高層住居専用地域内では北側隣地の日照条件の環境悪化を防ぐために
北側斜線という規制がありますが、それ以上に、先からお住まいの北隣の家の配置などによる
実際の影響も気になるところです。

ここの北隣の家は平屋で、敷地の南に寄せて家を建てておられたので、
お施主さんも建築後のこちらの家の影の影響を気にされていました。
計画の主題は別にありますが、計画の中で2階のボリュームを小さく階高も低く設定し
2階を乗せる位置、屋根の伏せ方などにも気を配りました。


住宅地を見ていると、それぞれの敷地の中の庭などの空地が上手い具合に配置されていると
個々の家の日照条件や風の通りがよさそうです。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-19 13:43 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

6月16日(日)生駒市環境フェスティバル 苔玉づくりをします 

明日、6月16日(日)、生駒市(ECO-net生駒)主催の「環境フェスティバル」が開催されます。
場所:北コミュニティーセンター イスタはばたき  時間:10:00-15:00

奈良県建築士会生駒支部も参加させていただくことになりました。
2階の催し物会場で、”涼しい建築”をテーマとした展示と苔玉づくりをします。住まいの相談ミニコーナーも設けます。

苔玉づくりの開催時間 : 1回目(11:00-12:00) 2回目(13:30-14:30)
各回、定員10名ですのでお早めにお越しください。参加費はおひとり1000円です。

苔玉づくりの講師は、去年と同じくグリーンスペースの辰巳耕造さんと辰巳二朗さんです。

去年の様子。土や苔や植物と格闘しながら苔玉をつくります。
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ご参加される場合は汚れても良い服装でお越しください。


去年は、残った材料でこんな苔玉を作りました。
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1年が経ち、随分大きくなりました。いま、キッチンの窓辺に置いてあるのですが、
先日、青ネギの根っこ3本をシダの間に植えてみたところグングンと成長し、素麺の薬味として頻繁に収穫しています。
シダは眺めてねぎは食べる。


あすの環境フェスタでは、各種のイベントが開催されます。
以下、生駒市HPより

環境フリーマーケット
家庭内の不用品を譲り合う環境フリーマーケットを開きます。
時間=午前10時から午後3時まで
場所=1階ロビー、はばたきホール  

○もったいない食器市
拠点回収で集まった陶磁器製食器の無料配布を行い、リユースの推進をはかります。
時間=午前10時から
場所=1階小ホール

○リユース市
不用品(古陶器、小家具、おもちゃ等)を補修等し、安価で販売します。
時間=午前10時から
場所=1階小ホール

※午前9時45分から整理券を配布します。

○おもちゃ病院(日本おもちゃ病院協会加盟健やか交流塾)
こわれたおもちゃを無料で診察・修理します(部品は実費)
当日修理が完了せず入院になることがあります。
時間=午前10時から午後3時まで
場所=2階廊下

○ソーラーランタンを作ろう!
当日整理券を配布します(先着順)。
時間=午前10時30分から12時(予定)
場所=3階セミナー室
定員=50人(予定)

○紙芝居
時間=1回目 午前11時から  2回目 午後1時から
場所=屋外

○体験・展示コーナー
 ◇生ごみ処理器キエーロ展示
 ◇太陽光でソーラークッキング
 ◇リサイクル宝探し
 ◇着物リメイク教室
 ◇かばん・くつリユース啓発
 ◇あかりのエコ教室
 ◇出た~!!ごみホラーハウス
 ◇太陽光パネル・雨水タンク展示
 ◇ECO-net生駒、市民活動推進センター登録団体の取組紹介

○フードコーナー
 ◇みたらし団子、わらびもち、巻き寿司、パン、たこ焼き、焼きとうもろこし、おにぎり、カツサンド
 ◇生駒のおみやげ
 ◇野草茶提供
 ◇新鮮な地場野菜・焼き芋販売コーナー

以上


太陽光でソーラークッキングは是非やってみたい。 ポップコーンをつくるらしいです。
明日は晴れのようです。


楽しい市民イベントですので、是非お越しください。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-15 22:29 | その他 | Trackback | Comments(0)

旧山邑邸 F.L.ライト

旧山邑邸 (現ヨドコウ迎賓館) フランク・ロイド・ライト設計。1924年竣工。

芦屋から有馬へ抜ける芦有道路へ行く坂道の途中、小高い丘の上に旧山邑邸はあります。
学生時代、この建物を外から見るために何度か来ましたが、当時に比べると木々が鬱蒼と茂り道路からは見えにくくなっていました。
この建物が建った頃、周囲の山は岩肌が見えるほどの裸山だったそうで、ライトはそういう山を背景にこの建物を計画したと思われます。
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構造は鉄筋コンクリート造の4階建て。(斜面に沿った4階建てなので、実際はどの部分も2層。)
帝国ホテルと同じく大谷石がたくさん使われています。

軒庇、開口部まわり、壁の頂部、腰壁、柱型などに、凹凸の模様が施された装飾として使われています。
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2階応接室。
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天井は折り上げ天井で、天井近くに数多くの換気小窓があります。
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壁面は窓と一体に装飾された収納があります。照明器具もライト作。
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3階の3間続きの和室。
この和室は施主である山邑太左衛門氏が切望され、ライトの弟子の遠藤新と南信が実施設計をしたそうです。
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西側廊下。和室の中の間への入口階段。
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4階食堂。
天井は頂部が中心にある正四角錐。隅に三角形の換気口があり光が入ります。そこからペンダントライトが下がっています。
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屋上から食堂を臨む。
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館内(3階奥の子ども寝室)では、修復工事の様子とライトについてのビデオが放映されていました。
1970年代には、この建物を解体してマンションを建てる計画があったそうですが、淀川製鋼の当時の社長が保存に理解を示され、国の重要文化財指定がなされたとのこと。
こうして今、ライトの貴重な作品を内部まで見学できるのは、専門家をはじめ近隣の住民の方などの多くの方が情熱を持って保存運動に取り組まれたからで、大変有難く思います。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-14 19:10 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

リフォーム法蓮町の家1 現場が始まりました 

築28年の木造住宅。
間取りの変更と共に、構造補強と断熱性能向上の為の工事を行います。

内部の解体工事が始まりました。
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1階和室の天井が取られて2階の床組が見えてきました。天井全体を撤去した時点で構造を再検討します。

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外部に面するこの壁は仕上げを撤去し、断熱材を入れて構造補強をします。
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真ん中の柱は通し柱で、少し変則的なつくりです。

現状に合わせて一つずつ解決していかなければなりませんが、それも改修工事の楽しい部分です。


法蓮町の家は和風のお住まい。これからしばらく通わせていただく事になります。

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by frontdesign | 2013-06-13 16:37 | リフォーム 法蓮町の家 | Trackback | Comments(0)

六甲枝垂れ

先日、六甲山の六甲枝垂れに行きました。

この場所は元は十石展望台が在ったところですが、老朽化に伴い解体されて跡地に新たな展望台をつくるのためにJIAのU40でコンペが開催されました。
そして、最優秀賞の三分一博志氏設計のこの建物が2010年に建築されました。
当時、コンペの状況などの情報は見ておりましたが実際にここに見に来たのは初めてです。

枝垂れをイメージする膜のようなものの中心に、塔状のものがあります。
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木部は全て吉野桧。紫外線や雨による経年劣化で、全体にグレーになっています。(元は白木の色でした。)
保護材もあまり塗装されていないのではないかと思いますが、この変化も含めての設計であると思うと感服します。白木の時の写真より良くなっているように感じました。
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塔内へ。

「陽室(ようしつ)」 ガラス張りの展望室。 冬場、太陽の温もりを享受する温室のような空間です。
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サインも木製。
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R状に下がって行く廊下を進むと
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陽室の反対側に塔内部「風室」への入り口があります。
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風室内部。

塔状の建物の頂部を下から見上げると、桧の筒状の壁の先に丸く切り取られた空が見え光が降り注ぎます。ガラスは無く、雨も風も入ります。
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床面は水がたまるようになっています。
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この椅子の背面の地中には氷室と風道があり、建物の外の氷棚で冬場に作られた氷を保存する場所になっています。
夏場、氷室で冷めた空気が椅子横のガラリから出てくる仕組みです。
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氷室内で溶けた水はこのような蛇口から出てくるようです。
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この六甲枝垂れは「自然体感展望台」という名前ですが、
”自然を体感する”と言う、なんとも近代化が過ぎた社会を表わすような言葉の音から来る表装のイメージよりも、建築と環境の関係についての原始的な知を感じ、興味深く思いました。
平面的にサークル状故か、ローマ時代の施設のような錯覚も。




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このあと旧山邑邸へ。(つづく)



 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-11 16:31 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

森林技術センター見学

高取町の奈良県森林技術センターに行きました。
こちらでは森林、木材に関するあらゆる分野の研究をされていて、施設内を見学させていただきました。
主に建築に関係する分野として、木材乾燥、構造強度実験、耐火木質材料、グリオキザール樹脂処理による寸法安定・高耐久化、低温炭化木チップ、バイオマスプラスチック、腐朽菌の培養・研究、シロアリの検出方法等々、研究棟を廻りながら興味深い話をお聞きすることが出来ました。

施設内を見学している途中、元々森林に関する資料館として使われていたという建物の横を通りました。
この建物は、土台(床)→写真左のR部分→梁(屋根を支えている上のところ)までが、Uの字を横にしたような1本の湾曲集成材(主要構造部)で作られており、この施設創設当時(1963年)に湾曲集成材の構造的利用実験として建築された建物との事でした。

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このR部分が集成材の湾曲部で、床側から天井側まで1本で出来ています。一定のスパンごとにでU型フレームが並んでいて背面は扇状に広がっています。
床下の換気口は二つずつ。U型フレーム(土台部分)の直下には基礎の立ち上がりがあることでしょう。

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まるで宇宙船かコルゲート建築のようで、興奮しました。
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現在は倉庫として使われているそうで、雨漏りもあるため取り壊しの話が出る事もあるそうですが、これは残すべき建築だと個人的に思いました。

50年前に集成材の構造的実験として建てられ、それが現在も建っている生き証人のようなもの
と、研究員の方もおっしゃっていました。まさしくその通りだと思います。
今年でちょうど築50年。50年経っていれば登録文化財に指定できる可能性もあります。
近代化のための技術進歩の証として、そして何より建築的に魅力のある建物です。
またの機会に内部も拝見したいところですが、あまり保存保存と言うと見せてもらえないかもしれません。


実験棟には、さまざまな実物大用の試験設備がありました。
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壁倍率試験の装置。
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これは、硬質化した木材のドリフトピンを使った仕口で建てられた大スパンの建物の足元。
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駅舎などの木造大開口(半屋外)の建築物の場合、頂部などの金属製のピンの部分で結露を起し、その部分から木部が腐ってくることがあるそうで、木質ピンの場合は結露による腐朽の心配が無いとの事でした。


これは・・・・年輪が何かおかしくないですか。
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普通年輪は丸いものですが、これは丸い年輪の普通の丸太を丸太のまま外部から四角く圧縮したものだそうです。
普通の角材(芯持ち)の場合、薄くスライスしたものの角に力をかけると年輪のRに沿ってポロッと角が落ちますが
この場合はその心配も無さそうで、四角い形も生かすとすれば床(土間)タイルや内装壁材などに良さそうに思いました。

杉の小口(断面)から放つ成分は空気を浄化したり、体にも良い作用があるらしいので室内での断面内装は良さそうです。
土間タイルは柿渋を塗って着色すると、耐久性も上がり見た目にも良いかもしれません。
厚さ15ミリぐらいにスライスして。

どうかな?



この施設では1年に1度、施設まつりをされていらっしゃるそうで、
お祭りでは培養中のキノコ(食用)の試食もあるそうで、そのような機会にも一度訪れてみたいと思いました。


森から始まる産業の基盤になるような施設で、とても勉強になりました。
近い未来には、森を中心にした産業が充実するように思います。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2013-06-04 16:27 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(2)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki