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富雄の家 その後

富雄の家

お引渡しから半年が過ぎました。手直しや調整があり、先日お打合せをして今日はその一部の調整と言う事で工務店さんに同行しました。

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富雄の家の1階居室の窓には、可動ルーバー付きの雨戸を入れています。
南の掃出しの窓。
ルーバーを水平にして雨戸を閉めていても、光は十分入り日射を防ぐことが出来ます。
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風通しも大変よく
この夏、暑さがピークだった数日を除くと、日中もエアコンなしで過ごされていたとの事です。


日射を防ぐには、内部のカーテンやブラインドよりも外部のよしずやすだれ、外付けブラインドの方が効果があります。

外から見たところ。
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庭の芝生がとても綺麗です。お手入れが行き届いている様子が伺えます。


2階のトップライトと網戸の調整で、子ども室にもお邪魔しました。
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木製はしごの白木も色がやけて、落ち着いたように思います。

子ども室のブルーのカーペットや居間のグリーンのカーペットはVORWERK社のものですが、この季節も足触りが爽やかでした。
家全体にすっきりと大変美しくお暮らしのご様子で、清々しい空気が流れていました。
子ども室前の廊下から見下ろす居間。
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by frontdesign | 2013-08-28 22:29 | 新築 富雄の家 | Trackback | Comments(0)

リフォーム法蓮町の家 工事中5

法蓮町の家
現場はちゃくちゃくと進んでいます。

1階の元和室は、改修後にキッチンになります。数日前の写真。
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今日の写真。
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構造計画をし直した上で、窓を新たに設けました。
随分明るくなりました。風も通る事でしょう。


上を見ると、吹き抜け廻りの工事の足場として一部を除いてふさがれています。
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この状況だと階下は暗く、上からの光の恩恵がよく分かります。


2階は天井に断熱が敷きこまれました。
断熱は、主に冬場に室内の熱を逃がさない意味が大きいですが、
屋根に関しては夏場の効果がとても大きいように思います。
(太陽高度の高い夏場は、壁よりも、屋根に及ぼす単位面積あたりの日射量が大きくなります。)

家1軒丸ごとでの断熱の数値が同じでも、屋根は夏の為に断熱性能を高めたいところ。

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帰り際、玄関に大きな杉の梁が届いていました。補強用の梁だと思います。

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by frontdesign | 2013-08-27 19:31 | リフォーム 法蓮町の家 | Trackback | Comments(0)

吉野の木でキッチンをつくる

吉野の杉の木でキッチンをつくるプロジェクトが進んでおり、実際に国産杉でつくったキッチンを見学させて頂くことになり
1年半前に竣工した萩の台の家へ伺いました。

竣工当初のキッチンは杉の赤白がはっきりしていましたが、全体に落ち着いた色合いになっていました。

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見学後の打ち合わせでは
傷もつくけれど、古くなっても汚くならないのが無垢の木の良いところだね、とメンバーの方がおっしゃっていたのが印象的でした。
経年後、実際にお使いのキッチンを見せて頂ける機会は大変貴重で、お施主様にはとても感謝しております。

こちらの住まいには小さなお子さんが3人いらっしゃいます。
自然に囲まれ高低差のある敷地を利点とし、全体に行き止まりがないような、のびやかに楽しい暮らしが出来る家にしたいと思い設計させていただきました。こどもの城と言う想いも。

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3人ともひとまわり大きく成長されていて、その姿がとても眩しかったです。

3人の子どもたちの成長の記念に、柱に背の高さの傷をつけていこうと思っています、
とお施主さんがおっしゃっていて、家ってそういうものだなぁと改めて思いました。大変共感できます。



玄関横の小路にも植物をたくさん植えていらっしゃいます。奥様が丹精されています。
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見ているとお子さんが植物の名前を教えてくれました。自然と植物にも詳しくなることでしょうね。



萩の台の家の全貌はこちら。 竣工時のブログです。



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by frontdesign | 2013-08-24 20:27 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

リフォーム法蓮町の家 工事中4 二階の工事

二階の工事も進んでいます。
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部屋の区画は変わりませんが、下階に明るさを落とす為に一部を吹き抜けにします。
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全体に床のレベルを調整して下さっています。過去の改修のあとも見えてきます。
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あちらこちらに水平器が据えられています。

元々使われているものがどの程度使えるか、調整や補強の兼ね合いも含め、現場を見ながら大工さんと検討しました。
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by frontdesign | 2013-08-21 22:27 | リフォーム 法蓮町の家 | Trackback | Comments(0)

”聖地巡礼” hondana

”出かけよう、宗教性をみがく旅へ!
思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再生賦活すべく、日本各地の「聖地」を旅する新シリーズ。
第1巻となる今回は、大阪の上町大地を縦走し、京都で異界のトビラを開き、奈良で日本の「子宮」ともいうべき、三輪山を訪れる。”

「ぼくの住まい論」を読んだのがきっかけで、内田さんの本が出るとamazonからメールでお知らせが来ます。
今回は「聖地巡礼」。
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設計の仕事をしていると、建築をする場所の場所性はとても気になるもので
その地域の、その土地の持っている”目に見えない何か”に逆らわずに設計をしたいと基本的に思っています。
目には見えないけれど感じ取らなければならず、その地に敬意を払い、思考の照準を合わすと言うか
言葉にはなりませんが見据えなければならないものがあります。
この本では、「土地の持つ力」についても多く触れられており、そういう意味でも大変興味深く思いました。


聖地とはどういう場所か、また巡礼する候補としてはどんなところがあるかという冒頭の章の中で、生駒山の事が出てきました。

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生駒山は大阪府と奈良県の県境に位置し、奈良側は生駒市や生駒郡、大阪側は大東市、東大阪市、四條畷市になります。
大阪側には”でんぼの神様”石切神社があり(この石切神社界隈も大変面白いところですが)、奈良側には”商売繁盛の神様”宝山寺があるのですが、宝山寺の周りにはたくさんの宗教団体が共存しており、大変独特な雰囲気があります。(断食道場やシーク教のヨガ道場、滝行の寺院等々、籠りの場・修行の山でもあります。)
いろいろな宗教が狭い範囲で共存しているような場所は非常に珍しいそうで(関東だと富士山がそうですが)、この本では”宗教のごった煮”、”なかなかの異界”と称されていました。

写真は事務所の前の道。生駒山(西)に真っ直ぐ続く道です。日没の頃に生駒山を見ていると、なんとも日想観的な感じがします。

奈良市民から生駒市民になって、そろそろ20年。
遠くから生駒山が見えた時に、あの麓が自分の居場所だと思うようになりました。



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by frontdesign | 2013-08-17 21:48 | その他 | Trackback | Comments(0)

田原台のマンション キッチンのリフォーム

先週お引越しを終えられ、今日は少し用事もありお伺いしてきました。
居間や食堂には素敵な家具が置かれていました。竣工時は何も置かれていない白いキッチンでしたが
家らしく落ち着いた空間になっていました。

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お子さまもキッチンに立たれるとの事で、嬉しく思います。

今日は有難うございました。



田原台のマンションのリフォーム 詳細はこちら


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by frontdesign | 2013-08-14 16:59 | リフォーム 田原台のマンション | Trackback | Comments(0)

リフォーム法蓮町の家 工事中3 

構造体が見える状況になりました。
内部の構造は腐れやシロアリの問題はなかったのですが、駐車場の両面外壁部分の土台と柱の根元が腐っていたので部材を入れ替えることになりました。

今日現場に行くと、新しい部材に入れ替えられていました。
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土台と基礎の緊結は、基礎部の表面仕上げをはつりSRFテープで緊結。
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内部は外壁側の仕上げが全てとられました。これから壁の構造補強と断熱施工です。
元は断熱材が入っていませんでしたので、特に冬場は寒かったと思います。
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新しい柱も入っていました。大工さんは材の刻み中。常に水平器で状態を確認しながら施工されています。
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梁の対処方法も決まりました。

写真の中央右の下がり天井の部分は元は押入れだったところですが、改修後は回廊脇のデスクコーナーになります。
桁落ちの屋根の軒裏が低かったので、ここの窓の位置も少し下げる事に。a0116442_2249107.jpg



こちらの住まいの玄関は、玄関引き戸のひとつ手前に格子戸があります。
距離的に道に近い玄関ですが、この格子戸がある事で外と内(奥)の境界の”間”ができ
道との距離を感じる奥ゆかしさがあります。
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by frontdesign | 2013-08-14 08:46 | リフォーム 法蓮町の家 | Trackback | Comments(0)

リフォーム 田原台のマンション5 竣工

田原台のマンションリフォーム。先週、お引渡しが終わりました。

キッチンを中心とした水廻りのリフォームです。
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元は独立したキッチンでしたが、カウンターで仕切るセミオープンのキッチンに改修しました。
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改修前。左がキッチン。
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工事中。間仕切り壁を撤去しました。鉄筋コンクリート造の建物ですが、木下地の内部壁は構造に関わらないため撤去できます。
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改修後。カウンターでキッチンを仕切りました。ドアも木製ドアに交換。
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改修前のキッチン。隣は洗面所です。
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食堂への出入り口。独立性の高いキッチンです。
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改修後。
レンジフードの位置を移動し、作業面の広いU型の対面キッチンに。
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天板は人大天板。U型の場合は3分割された天板を現場でシーム接着します。下のキャビネットは大工さんによる造作家具です。

対面側は配膳スペースと家電置き場。電子レンジも奥に置かれるので背面が隠れるように高さのある腰壁としました。a0116442_13553333.jpg


U型キッチンは、コーナーが2カ所できるため、収納方法には一工夫。
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片側は、回転トレーで奥まで収納できるようにしました。
回転式のコーナー収納はシステムキッチンが出来た当初からありますが、最近の物はなかなか使い易そうです。
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コンロ横15センチ。こちらも省スペース用のシステムのラックを使いました。調味料入れです。
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もう一方のコーナー部分は食堂側からの収納にしました。間仕切り壁とキャビネットの下が一体になっているので、既製品のキッチンではこれはなかなか出来ません。大工さんの造作キッチンならではの方法です。
食卓より上の位置には、奥行きの浅い棚を設けました。
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その他、洗面所、浴室、トイレも改修しました。
改修前の洗面台。
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改修後。人大天板の木製洗面台を大工さんに作ってもらいました。
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浴室はユニットバスに入れ替えました。ここのマンションは浴室にも窓があり、風がよく通ります。
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夕方、照明をつけたところ。
キッチンがオープンになると、調理作業が家族の関心事になるように思います。
ご家族みなさまで使っていただけますように。
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by frontdesign | 2013-08-13 14:06 | リフォーム 田原台のマンション | Trackback | Comments(0)

吉野杉のリノベーション

今日は、吉野杉でリノベーションされたお住まいを見学させていただきました。

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空間のデザイン性や使われている材そのものの美しさに加え、材を使う工夫もとても素晴らしく、大変勉強させていただきました。

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杉はいいですね。とても好きな材です。 モダンなデザインでも日本的な感じがします。

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上質な空間でした。

見学させていただけましたこと、大変感謝しております。



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by frontdesign | 2013-08-06 17:23 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

古家具 帳場箪笥

生駒市のリサイクル市で帳場箪笥を手に入れました。

はじめは「かっこの良い箪笥だな」と思いましたが、鍵のかかる扉がたくさんついており、どうも普通の箪笥類では無さそうです。
どういう箪笥なのか調べてみると、商家の帳場に置かれていた帳場箪笥だと言う事が分かりました。
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面材には桧と松と杉が使われています。金具の意匠などから、明治か大正期の関西の帳場箪笥と思われます。
地域によって使われる面材や金具の意匠が違うようです。全体の意匠はどこも比較的似通っています。


下の扉の中にも鍵のついた隠し引き出しが入っています。少し痛んでいます。
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側面には持ち手がついていて、二人で下げて運ぶことが出来るようになっています。火事の時にも箪笥ごと貴重品を持ち出すことが出来たでしょう。
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銅の金具(角金物)には銅釘を、鉄の金物(持ち手)には鉄釘を、木の部分には竹釘が使われています。
このように使い分けると、金属が錆びたり木の部分が黒ずんだりすることが無いとの事。(大工さんに教えて貰いました。)

そういう目で見るとなかなか興味深い。

真鍮の引手はどのように取り付けられているのでしょう。
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裏を見るとこのようになっていました。座を貫通させた細い真鍮の留め金を二股に広げて留められています。
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銅の引手は。
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薄い鏡板は引手の形に丸く穴が開けられ(おもてからは耳の部分で見えません。)後ろは和紙が張られていました。
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この和紙はでんぷん糊で貼られている事でしょう。
でんぷん糊は水をつけると剥がれますが、乾いているとしっかり接着しています。
補修する時には水をつけて剥がしたのだと思います。

少し前の時代の技術はシンプルですがよく考えられており、学ぶところが多く参考になります。


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by frontdesign | 2013-08-02 12:38 | その他 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki