<   2014年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

リフォーム生駒のマンション10 造り付けの家具

造作家具の工事。キャビネット類は大工さんに作っていただいています。

今回は造作家具がたくさんあります。
下駄箱、玄関カウンター、キッチン、キッチン周辺収納家具、テレビ・オーディオカウンター、居間本棚、寝室本棚、洗面台、トイレ手洗いカウンター収納、等々。

居間のテレビ・オーディオボードの斜めのカウンター。
テレビをコーナーに置くために部屋角の柱の形に合わせて家具を作ってもらいます。
a0116442_12371353.jpg

現場で合わせるとこんな感じになります。
a0116442_12383881.jpg
天板は接いでもらいます。

斜めのところは引き出しにして隅の三角部分は棚にしました。
a0116442_12392057.jpg

角度も45度ではなく手のかかる仕事ですが、いろいろ考えていただき綺麗に作って下さいました。
a0116442_1239410.jpg
材料は吉野杉の集成材です。床は吉野杉厚板。

出窓より少し低いカウンターにしました。真ん中にはオーディオセット棚と収納棚、両サイドにスピーカーが入ります。
a0116442_17261269.jpg



洗面台も造作家具です。タモの天板に陶器製の洗面器を設置します。
a0116442_1239355.jpg
間口が広いため、両サイドは配管スペース関係なく収納スペースとして使えます。奥まで使い易いように引き出しの収納にしました。
台輪の真ん中には足元温風機を設置します。


少し離れた寝室。
部屋の隅に縦長の凹みが有り、寸法に合わせて棚を作ってもらいました。
a0116442_1242233.jpg

この部屋は漆喰塗り壁下地のコバウが張り終わっています。



 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-29 13:00 | リフォーム 生駒のマンション | Trackback | Comments(0)

基本計画中  大屋根の住まい

a0116442_1939380.jpg
仕上げのイメージです。(色は未定)
駐車場の草屋根に人物を描き入れてみました。2階の窓から草屋根の上に出る計画です。


玄関周り。
ポーチの屋根は横に長くして自転車も下にとめるようにします。
a0116442_19391342.jpg

駐車場の扉や自転車のフレームを赤にしてみました。(イメージです。)


模型で屋根の検討。
1枚の大屋根にするか、大屋根+下屋にするか。
屋根の形状が違うと建物のボリューム感が変わりますが、これは立体的な模型の方が分かり易いように思います。

a0116442_1939303.jpg


シンプルな外形の大屋根の住まいです。




 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-19 20:18 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

空間の中の柱

以前宿泊した宿の部屋には、真ん中に一本の柱が立っていました。
四寸角の無地の杉の柱で面取りがしてあり、後ろには背割れが入っていました。
この中柱は無くても構わないものですが、家具が置かれて室内が完成すると、ひとつの区切りのようでほど良い存在感を感じました。

柱のうしろに細長いペンダントライトが吊るしてあります。
a0116442_1826159.jpg

なかなか壁際の位置にペンダントライトを吊るす事はしませんが、低い位置まで吊るされても壁際なので邪魔にならず、土色の壁に反射する光はぼんやりとして明る過ぎません。
改めて見ると、壁際に置くスタンド型の照明器具と同じような照明計画の意図を感じます。

部屋の床は竹フローリングとカーペットが張り分けられ、造作は杉材。

早朝、太陽高度の低い朝日がとても眩しく、遮光スクリーンを半分下げると随分落ち着きました。
カーテンで光の量を調整する場合は、開けた中心部分だけが縦に明るくなりますが
スクリーンの場合は、間口の広い部屋の明るさを均一に調整できるように思います。


半日過ごす宿ですが、何かと参考になります。


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-17 00:03 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

梱包

商品の入っている梱包、特に住宅設備機器などの重さのあるものは、輸送中に商品を守り、在庫時の積み重ねにも耐え得る為の必要最低限の工夫が見られます。

昨日届いた水栓の箱は台形でした。
a0116442_0154655.jpg
これはこれは。

蓋を開けたところ。
a0116442_0155187.jpg
箱の外形が中の商品にフィットするので安定性が良く、その目的で台形にしてあると思われます。
四角い箱にするよりは箱をつくる紙の面積は小く、余分なパッキンなしで固定されています。なかなかの省設計。

梱包は在庫時と輸送時に商品を守るためだけのもので、最終的にはゴミになる運命。
この水栓の箱も、お施主さんの目に触れること無く廃棄されます。


先日、セメント石灰着色顔料を数個だけ色粉屋さんに注文したところ、小振りの古い紙袋(何処かの菓子店の)に、ガムテープが巻きつけてある小包みが届きました。
袋を開けると、中には何枚もの新聞紙できちんと包まれた商品が入っていました。

久しぶりに新聞紙梱包を見て、昔は何でも新聞紙で包んでいたなと、懐かしく思い出しました。



 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-14 22:58 | その他 | Trackback | Comments(0)

リフォーム生駒のマンション9 集中収納

内部の壁下地が完成して部屋の区切りができてきました。

この部屋は住戸の中心に位置するウォークインクローゼットです。
元は独立型のキッチンがあった場所ですが、キッチンは眺めの良い窓のある場所へ移動しました。

a0116442_1448141.jpg
広さは約2m×5m、床面積にすると約6畳あまりの細長い部屋です。
片側はタンス置き場、反対側には枕棚とハンガーパイプ、突き当りは布団置き場と物置の棚を設置します。
収納に使える壁の長さはおよそ10m。
今までは各室にクローゼットがありましたが、それらを撤去して全てをこの部屋に納める計画です。
引き戸の入口が3カ所あり、洗面所前の廊下(写真手前)からの他、食堂兼台所からと個室から入ることが出来ます。
この部屋には窓がありませんが、二つの入口の前方にはそれぞれ窓があるので
引き戸を開けておくとウォークインクローゼットの中にも風の通り道が出来ます。

住戸中心に位置するウォークインクローゼットの周囲の部屋は、部屋同志を建具で仕切っているので
ぐるりと回遊することが出来るのも間取りとしての特徴です。(廊下を隔てた主寝室以外。)
広い平屋ならではの利点のように思います。


この室は周囲3方を杉板の壁で囲みます。家の中心に杉板張りの蔵があるような感覚です。
a0116442_14481258.jpg
吉野杉の上小板。艶のある綺麗な赤身です。少し節もありますがほぼ無地。


家具用の吉野杉の集成材が入っていました。来週から家具作りが始まります。
a0116442_1448219.jpg




 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-14 15:27 | リフォーム 生駒のマンション | Trackback | Comments(0)

リフォーム生駒のマンション8 進捗状況

和室と居間の取り合いの壁の施工中。
a0116442_16315975.jpg

壁際に柱を建てて差鴨居のような鴨居を取り付け、左側の壁半分には和室側に引き込む幅広の障子を入れます。上部は天井続きのガラス欄間にします。
a0116442_124610.jpg
鉄筋コンクリート造のマンションなので木部は構造とは全く関係ありませんが、見切りを柱材にすると木造のようなしまり感が出ます。

鴨居も綺麗に作っていただき、本当の差鴨居のように見えます。
a0116442_1242226.jpg

この鴨居は、和室の隣室にエアコンを設ける為、隣室からのドレーン配管を隠す目的で差鴨居のような大きな鴨居にしました。
a0116442_1243670.jpg

床板も綺麗な赤身の杉板。吉野杉をふんだんに使ったマンションリフォームです。
a0116442_12513.jpg


 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-10 12:28 | リフォーム 生駒のマンション | Trackback | Comments(0)

”大工一代” 平田雅哉

先日、大先輩から平田雅哉さんの話をお聞きして、"大工一代"と"匠たちの名旅館"を読んでみました。

大工一代は平田棟梁の半生記で(1961年出版)大変面白いと言う事で評判になり、1964年には森繁久弥主演の映画(大工太平記)にもなりました。
a0116442_23363829.jpg

大阪の数奇屋大工で、何より、自らが設計者。昼は大工として働き、夜はひたすら図面を描く日々。趣味の彫刻も素晴らしく。
大変アクの強い方で、負けず嫌いで喧嘩っ早く、仕事一筋で何事も徹底的、とにかく豪快でかつ人情が厚い。
(まさに映画の主人公にぴったりの方です。)


9才上の村野藤吾さんが初めて平田氏に対面した時の印象として
長い間の修練に耐えて自我を通してきた大棟梁の面影があった。その気骨は、金と権威に自らを捨てぬ不屈の魂が躍如として、寄らば切らんの構えが感ぜられた。私は棟梁の向こう側に座った。瞬間、一言も言わないうちからこの勝負は私が負けたと思った。
と言葉を残されています。

戦前、戦中戦後の激動の時代の話も多く、今とは全く違う社会背景ですが、建築業界のことはもとより現代がその上に成り立つ今であることを深く感じ入りました。



匠たちの名旅館は、筆者が平田氏の作品に興味を持たれるところから始まり、数々の作品が紹介されています。
a0116442_23364871.jpg

現代において実際に棟梁を知る稀有な人として、芦原温泉つるやの女将(お姐さん)の言葉で語られた章の後半は、大工一代を読んですっかり馴染みのある棟梁の、その後のことや違った側面を知り非常に感動しました。


改めて本棚の作品集を開いてみると、品がよく静かな建築写真の中に平田棟梁の魂を感じます。

図面も。大変美しい図面を描かれます。
a0116442_11474669.jpg



「建築は風呂敷には包まれん。出来上がりが気に入らんからといって、引っさげて持ち帰るわけにはいかん」と言うのが口癖だったとのこと。
誠を貫き妥協を許さぬ、極めて真摯な姿勢。


関西に多く残る平田雅哉さんの仕事を見に行きたいと思います。



 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-03-06 22:11 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki