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萩の台の家2 進捗状況9

外壁の左官下地のけんじめ板張りの工事中です。
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東の窓の長い庇も取り付けて頂きました。綺麗な杉板を選んで本実に加工して使っていただいています。
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長いんです。
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正面の穴は小屋裏の換気口。下の木は左官壁の見切りですが、外壁内の通気を確保するために通気口を設けて頂いています。
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見えなくなるところも細かい仕事をして頂いています。
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階段を上がった2階のホールの天窓も設置完了。この天窓は電動開閉式で雨が降ると自動的に閉じます。
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階段は、温度差による煙突的な空気の通り道になります。
階段の上に天窓があると、夏場の家の中の熱気を効果的に排出できます。
以前に設計させて頂いたお住まいで夏場に天窓の開閉リモコンが不調になり、復旧までの数日間開閉が出来なくなってしまいました。その間、2つある天窓の一つが開閉できないことで空気の流れが減ったようで、開閉天窓の効果を実感されたと教えて頂きました。
断熱性能も高めていますが空気は温度差で動きますので、温かい空気は上に移動し夏場はどうしても2階の方が暑くなります。その時に天窓から暖気を抜くことができるととても快適です。

居間食堂から庭の畑がよく見えます。だんだん形になってきました。
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by frontdesign | 2015-11-30 23:20 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

法華寺町 リフォーム工事 1

法華寺町でリフォームの工事が始まりました。
築50数年の瀟洒な平屋の木造住宅。水廻りを中心としたリフォームをすることになりました。

解体工事開始1日目。
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2日目。
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本日の様子。
ダイニングキッチンと水周りは、ほぼ解体できました。
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建築当時の外壁下地のケンジメが斜め張りになっています。ケンジメを斜め張りにするとある程度の耐力が出ます。



解体しながら、痛みのある部材の撤去・取り換え、構造補強の工事を進めていただいています。新設する壁は耐力壁にします。
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今日は現場で実寸をもう一度採寸しました。真壁回りの取り合いについて現場で打ち合わせをし、細部の納まりを図面に落としました。


大引きも痛んでいたので取り換えられます。布基礎で地面が見えていますが地面はよく乾燥しています。これは安心材料です。
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土台の下に防蟻薬袋のようなものが敷かれていました。50年ぐらい前はこのようなものが使われていたこともあったのですね。
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ここの住まいは天井が高く、中廊下に面する各所の欄間にガラスの引違戸が入っています。暗くなりがちな中廊下への採光と、通気の機能があります。これらは改修後もこのまま使うことにしています。なかなか良いものですね。
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こちらは玄関戸。分厚い型ガラスが使われています。
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なかなか重厚感のあるガラスでとても良い趣です。いまの建物ではこのようなガラスはあまりお目にかかりません。
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築50数年の平屋建ての瀟洒な住宅。外観の屋根の勾配などにも作り手の意図を感じるお住まいです。
古い建物を改修していると、その家を建てた大工さん職人さん設計者の意気込みや、当時使われていた素材のことがよくわかります。このことは改修設計の仕事の中で最大の関心事で、設計方針としても、今まで愛され続けてきたお住まい自体に敬意を払い意識を沿わせるべく設計をしたいと心掛けます。
これからも愛される住まいであり続けますように。




by frontdesign | 2015-11-26 21:15 | リフォーム 法華寺町の家 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況8 中間検査

2階大屋根のガルバリウムは今日でほぼ葺き終わりました。下屋も完成。
外部は窓のアルミサッシも入り、透湿防水紙が張り終わると左官下地の間〆張りが始まります。
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下屋の軒裏は骨太な化粧垂木と杉の野地板仕上げです。野地板は大工さんが幅広の杉板を相じゃくりに加工して下さり、芯持ちの太い垂木には背割れを鼻先手前まで入れて丁寧に仕上げて下さいました。あまりにも綺麗な軒裏なので、玄関の中からも軒裏がよく見えるように、ドア上のガラス欄間の高さを高く(天井を高く)することに急遽設計変更させて頂きました。(すみません。)
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今日は中間検査で検査員の方が来られました。
中間検査では、完成後に隠れる構造体等の検査をされます。無事合格しました。
この住まいは市街化調整区域に建つ農家住宅で、田畑に囲まれたこの地で農のある暮らしをされます。
この写真はユーティリティーの勝手口周りで、農作業のあとはこの勝手口から家に入り、直接脱衣室→浴室に行くことが出来るように設計しています。野菜や汚れ物を洗うシンクもこのユーティリティーに設置します。
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居間続きには畳の間を設けました。定番になっている地窓。夏場の風の通り道です。
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これは、左官の外壁の上部にとりつける通気用左官見切り。大工さんが加工場で作って来て下さり、今日説明を受けました。有難うございます。
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今日は水道屋さんも来られ、現場監督と設備機器の配管位置を確認をされていました。
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そして瓦屋さんも登場。下地の確認に来られました。軒先の万十や鬼瓦の種類、熨斗の段数、漆喰の色を確認。
下屋の瓦工事は来週から始まるそうです。
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by frontdesign | 2015-11-26 00:40 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況7

今日の生駒は久しぶりに快晴になりました。
萩の台の家2は棟上げから10日が過ぎ、耐力壁の設置と窓枠の下地の工事が進んでいます。壁の間柱も入り部屋の区切りも分かるようになってきました。
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窓枠の下地が入ると窓から見える景色がよくわかるようになります。
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小屋組みにもたくさん木が使われます。
構造材は全て吉野材。白太と赤身が逆さまのような面白い杉の梁がありました。
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来週はいよいよ玄関周りから平屋部分につながる下屋の工事が始まります。太い化粧垂木が並ぶのが楽しみです。

今日は間近な工事の納まりの確認と、妻側の大きなガラリの意匠について棟梁と打ち合わせさせて頂きました。










by frontdesign | 2015-11-21 00:05 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況6

棟上げが終わり、屋根が伏せられました。

夕日の中の現場。日が短くなりました。
建物は骨組み状態で、生駒の山並みが建物の中を横切っています。
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工事は着々と進んでいます。今日は金物が取付けられ、二階の筋交いを入れられていました。
筋違は柱と柱の間に入れる斜めの材で、建物をしっかりさせるための耐力壁になります。写真の中の大きな斜め材は仮筋違です。建て方が終わった直後は柱(垂直)と梁(水平材)のみの状態で揺れに弱いので、水平垂直を保つように入れられます。この仮筋違は、耐力壁が入れられると取り外されます。


軒裏は垂木と野地板を表しにするので、垂木の間に面戸板を入れます。小屋裏の通気の為に部分的に孔を加工してもらっています。防虫メッシュ付き。
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大きな小屋裏には、地鎮祭のときにあげられた稲穂付き語弊があります。御幣にはお札が掲げられてあり、小屋裏は神様の場所です。
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南の庭は畑。
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農のある暮らしの為の住まいです。




by frontdesign | 2015-11-11 23:02 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況5 棟上げ

萩の台の家2 本日、無事に上棟いたしました。
工務店さんにより上棟式が執り行われ、祝詞を奉上されました。藤見工務店の大工のみなさんは、上棟の日に揃いの法被を着られます。
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昨日の宵組から上棟までの様子。
昨日は少し雨が降っていたのですが、本日の上棟の為に宵組みをしてくださいました。
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今日は2階の建て方から始まります。材料はクレーンで吊って2階の現場まで上げます。
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大工さんたちの「そーれ、そーれ」と言う掛け声のもと、最後の棟木をお施主様のお父様が入れられ、無事に上棟しました。
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建物の大きさが現実的になってきました。
上棟すると、いよいよこれからが本番という気持ちになり身が引き締まります。
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上棟おめでとうございます。



by frontdesign | 2015-11-09 23:45 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

築50数年の住宅改修

昭和30年代の半ばに建てられた住宅の改修計画。
現況は、ほぼ建てられた当時の状態で、手の込んだ仕事がされている和洋折衷の平屋のお住まいです。当時の仕事を見ていると、洋室にも和室と同じぐらい意匠の工夫と手がかけられており、そのあたりが現代の住宅と大きく違うように思います。

断熱と耐震の性能向上、車椅子使用の可能性を見据えたバリアフリー化。基本的には現況の骨組みや開口部を生かしながら、これからの暮らしに合う間取りに改修します。



痛み具合を見るのに少しばらして見せて頂きました。
畳下の粗板をめくって床下の確認。根太は寸五角で、粗板はバラ板ではなく相じゃくりになっていました。丁寧なお仕事です。
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基礎は布基礎で地面は砂地で、見た範囲では通気も有り乾いていました。地面から畳下まで50センチほどありました。
天井を一部めくり小屋裏も覗きました。壁の土壁下地の端が見えます。内部の壁は上まで伸ばさずにこのように途中で止めているケースが多いです。
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洋間和室関係なく壁下地は土壁です。当時の普請には左官屋さんの仕事がたくさんあったことと思います。

解体したときに木部の痛みが見つかれば取り替え、歪みも直したり調整しながらの工事になりますので日数や手間がかかる可能性もあります。給排水、電気の設備も配線配管の入れ替え、解体撤去など、いろいろな項目の工事があります。


床は一旦めくり、下地からやり直します。
床仕上げは、車椅子にも対応可能な吉野杉のハードフローリングにします。
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施主さんから話をお聞きしておりますと、吉野の木に興味をお持ちとのことで、たくさん吉野材を使わせて頂くことになりました。
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by frontdesign | 2015-11-08 01:16 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況4 土台伏せ

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基礎の工事が完了し、今日から大工工事がはじまりました。まずは土台伏せ。
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足場は先行足場で棟上げ前に外周に足場を掛けます。足場が建つとおおよその外形のボリュームが分かります。


今日は棟梁と打ち合わせをさせて頂きました。
監督さんとの事前の打ち合わせの中で棟梁が検討してご提案下さっていた手刻みの納まりについて、今日は直接話をお聞きしました。
棟梁とは今回で3回目の仕事で、有難くもわたしの好みもよく分かっていて下さり、細部についていろいろとご提案を頂きとても楽しみな納まりをして頂くことになりました。 久しぶりにお会いして、まずはお礼から。

自分には無かった知に触れ、知をもって意識を共有させていただけることが仕事をする中での醍醐味です。魂が喜ぶとでも言いましょうか。


材料は一度に全てを置くスペースがありませんので、現場の状況に合わせて運ばれてきます。
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化粧梁は紙で包まれています。
今回は一部にDボルトを使います。プレカットと手刻み併用の現場です。
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畑の作物も現場に来るたびに大きくなっています。
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白菜、大根、そしてゆずも。実のなる木、いいですね。
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明日は宵組、明後日は上棟です。




by frontdesign | 2015-11-07 13:46 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2進捗状況3 基礎工事

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基礎の型枠が取られました。

大屋根はガルバリウム鋼板葺きですが一部の下屋部分に日本瓦を葺きますので、建物全体としては荷重の重い屋根(瓦屋根)として構造を考えます。
そのため、基礎の配筋もスラブの面積の広い部分の配筋はピッチを細かくしたり、木構造では耐力壁を多く必要とします。(建物の一番高いところに重いものを乗せると、建物の全体の揺れが大きくなるので。)

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庭先の畑の作物も大きくなりました。
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来週は棟上げ。楽しみです。







by frontdesign | 2015-11-04 19:04 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

墨つけ、手刻み

もうすぐ工事が始まる”としくんのおうち”の墨つけと手刻みが始まっています。
建物の面積が大きいので構造部材もたくさんありますが、総勢5人の大工さんで進めて頂いています。((株)伏見建築事務所さんの加工場)
集中されているので邪魔にならないように窓の外から。
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棟梁が化粧の梁材の墨をつけておられたので、中に入りました。
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居間食堂周りの梁は化粧で見せますので色が揃うようにしていただきました。とても綺麗な杉材です。
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刻みも着々と進んでいます。
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刻み終わった材は積まれていきます。
大きいものから小さいものまで、かなりの立米数になりそうです。これはほんの一部。
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建物が建つ前の加工場の仕事を拝見していると、大工さんは知を使って考えながら仕事をされているのがよくわかります。

大工さんに話を聞いているとお父さんが大工をされていたと言う方が比較的多く、今も世襲の形態が残る職業だと言うことを知りました。
みなさん道具をとても大事にされていて、厳しい方だと女性には道具は触らせないと言う方もおられるそうです。道具は神聖で女性は穢れと言うことだと思いますが、精神性を重んじる形の表れとして違和感はありません。
この頃は女性の大工さんもおられますし職業としての性差も無くなって来ていると感じますが、職人さんの厳しさは道具からも伺えます。









by frontdesign | 2015-11-02 17:05 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki