天理の家 進捗状況32

一階の居間座敷まわりは大工工事が終わり、今日は塗装屋さんが入っています。家具も設置されました。
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二階の大工工事もあと少しです。床の幅木や階段の手すりの設置に取り掛かられています。壁の仕上げはこれからですが、床の養生が取れるのが楽しみです。
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奥の収納部屋への入口は、構造体の丸太の筋交いを潜って入ります。
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北の窓からは、作業場でもある北の庭が見えます。暮らしが見えて良い眺めです。虫籠窓のある建物も立派ですね。
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階段の壁は真壁に納めて梁を化粧て現しました。二重に梁が掛けてあり、その間に隙間があります。当初は塞ぐ予定でしたが、塞がずそのままにすることにしました。玄関ホールが見えます。スリット状に光が入り、良さそうな隙間になりました。
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こちらは階段上の明り窓。隣室の光を天井に反射させて取り込みます。
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玄関ホールの床下地が出来ました。部屋への上がりが楽になりました。
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玄関は引き違いの格子戸を入れます。元の差鴨居の溝は引き違い戸には合わなかった為、鴨居と縦枠を新たに入れることになりました。水平垂直も調整して整えて頂きます。 
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大工さんの技術に支えられています。




# by frontdesign | 2018-01-17 16:56 | 民家改修 天理の家 | Trackback | Comments(0)

かんとりぃ 自然食品のお店

久しぶりに東登美ケ丘の”かんとりぃ”さんに行きました。
子どもが小さかった頃はよく行っていたのですが、最近はすっかりご無沙汰しておりました。当時は有機農法のお米やお野菜や調味料のことなど、お店の方にいろいろと教えていただきました。
今も昔と同じように、というよりは以前より品数も増えお客さんも多く賑わっていました。ここ20年ぐらいの間に、自然食品を求める人が増えたのだろうなぁと思いました。
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今日はお野菜と調味料類、パン、それに玄米のお餅があったので買ってみました。
仕事のはげみにチョコレートも。
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お店の奥のコーナーは洗剤や石鹸などの生活用品もありました。環境を大事にしたものばかりです。棚にある商品を見ながら自分の生活を振りかえり、もっと考えないといけないなぁと思いました。

これを機に、生活の質を見直すことにします!
(今年の抱負)



”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2












# by frontdesign | 2018-01-16 21:41 | 食べること | Trackback | Comments(0)

アジアの建築とモンゴルの文化遺産 フォーラム

先週末「アジア文化遺産講演会・奈良モンゴル国際交流フォーラム」が奈良で開催され、聴講してきました。
アジア文化遺産講演会は、建築家・国士舘大学教授の国広ジョージ氏のご講演でした。ネパールのバクタプールの街で多く見られるパティ(街の広場などにある縁台のある縁側のような建物)を調査された話や、2015年に起こったネパール地震の被害とその後の復興復旧状況などネパールの話をはじめとし、北京の故宮と胡同の近年の変化の状況、アンコールワット修復工事と日本の関わり、香港、スマトラ島メダン、上海ワイタン、福建省アモイ等、各地での文化遺産の修復・再生事例、市民や関わる人たちの意識、民間資金による再生のことなど、数多くの写真を拝見しながら話をお聞きしました。文化財の修復だけでなく、古く価値のある建物が見直されて各国で盛んに再生行われている状況がよく分かりました。大変充実した内容で勉強になりました。

講演会の後、奈良モンゴル国際交流フォーラムが始まりました。モンゴルからは3名の方がご登壇され、通訳を交えながら進行されました。
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ガンダン寺の僧侶の方による説明。
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モンゴルではロシアと同じキリル文字が使われています。1924年にソビエトの全面的支援のもと中華民国からモンゴル人民共和国として独立し、その後1941年にソビエトの統制のもとキリル文字が使われるようになったそうです。独立直後から1990年までは社会主義体制で、1937年には2万人の僧侶が粛清され1000もの寺院が壊されたとのこと。このガンダン寺は社会主義政権のもと、1990年までは倉庫として使われていたとのことでした。
1990年に社会主義が終焉を迎え、モンゴル国になりました。宗教の自由も認められるようになり、寺院を文化遺産として修復保存復元をする動きが高まり、近年では民族マスタープランを策定し国家事業として文化財保護を行うようになってきたそうです。長年の空白時期があったため技術の伝承が途絶えてしまい、経験や人材不足が大きな課題とのことでした。現在奈良で興福寺中金堂の復元工事をされている瀧川社寺建築さんは、アマルバヤスガラント寺の修復の工事の時に3年の間モンゴルの職人さんと一緒に工事をされ、技術や経験の伝承をされたとのことでした。瀧川社寺建築の國樹彰氏も登壇され、技術や経験の伝承の重要性について話をされました。


政変により辿った建築物の数奇な運命に衝撃を受けましたが、同じ木造文化の国であることに親近感を覚え、再生のための手法や技術交流が行われていることは素晴らしいことだと思いました。



会場では、モンゴル仏教寺院の修復・復元の様子をパネルで展示されていました
モンゴルは中国の北に位置し日本から3000km離れていますが、仏教国ということもあり寺院建築では大変近い工法です。
図面で見ると、日本の建物とはちがい屋根勾配が少し緩いものもありますが、少雨の気候とのことでした。
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隅棟に走獣、軒先の滴水瓦など、かなり中国風様式の寺院です。走獣は、故宮をはじめとして中国の建築でよく見かけます。数が多いほど位が高いようです。敵水瓦は、北京や韓国の古い建築物で多く見られる特徴的な瓦です。日本では、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮の瓦職人を連れ帰り築城の際に使われていたようで、今も城建築で見かけます。
しびや鳥衾のようなものもありますが、厚みが薄く立ち上がった形状てす。
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こちらはモンゴルらしい寺院。修復後の姿。
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懇親会では歌の交流もありました。大陸的な情緒を感じる歌声をお聴きしていると、モンゴルの悠々とした草原の風景が浮かび胸が熱くなりました。
思い出に残る楽しい宴になりました。有難うございました。
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# by frontdesign | 2018-01-15 08:00 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況9

二階床下地のJパネルが張られました。
食堂・キッチンの他、1階の水回りや収納室の天井はJパネルの現しにします。淡い色目でおとなしい杉天井になりそうです。一階はアルミサッシの枠が入りました。
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二階に床下地(Jパネル)が出来ましたので、安心して二階に上がれます。良かった。
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二階のウォークインクローゼットは、細長くて天井の低い部屋です。出入口は寝室側からと廊下側からの両方に作っています。この空間を通り抜けできるようにする事で、二階も回遊出来るようになりました。
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外部は屋根葺きが始まりました。換気棟の位置などを確認させて頂きました。
今日は真っ青な空で快晴でした。屋根の工事は天候に左右されますが、この季節の早朝は屋根の足元が滑りますので少し陽が高くなってから工事をされます。
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屋根材はガルバリウム鋼板を葺きます。
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一階の軒先は12メートル。横の長さが強調されます。
一部分、軒下空間を広くしてウッドデッキを作ります。
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カテゴリ 王寺の家 


”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
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# by frontdesign | 2018-01-13 07:30 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

現代住宅の地方性

住宅設計の仕事をしていると、住宅や住生活の文化の変遷、特に現代の住まいに通じる和洋折衷様式の住宅が広まり始めた100年近く前の頃から現在までの流れは、現在を知る意味でも知りたいと思うことのひとつです。また、その地の気候風土や産業、生活文化によって家のつくりや使われる素材がおおよそ異なることもとても興味深く思います。「現代住宅の地方性」と言う本は30年以上前に出版された本ですが、地方性に関する分析と北海道から沖縄まで全国各地の住居の特徴や調査結果などがまとめられている本です。借家が大半だった都市、雪が深いゆえに住まいの面積が大きい地方など、様々な要因から住居に特徴のある地方も多く、現在も僅かに続く地方の住文化の理由が垣間見られます。「現代日本のハウジング史」は1914年から2006年までのマスハウジングのプロセスが書かれており、住宅政策や都市政策、その時々に影響のあった最新の住宅や潮流などが書かれてあります。(2015年出版。昨年、日本建築学会著作賞を受賞されました。)脈々と続く地方の文化とは別に、国の政策が及ぼす影響の大きさを感じます。どちらも大学時代の恩師の住田昌二先生のご著書です。(現代住宅の地方性は共著)ゼミは違いましたが再びご著書で先生にご指導いただけているようで嬉しく思います。
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こちらは「日本民家のつくりと農山村文化」(栗野圭司氏著 奈良新聞社出版)。昨年出版された本で日本各地の民家の特徴、近畿の民家、特に奈良県宇陀地域の民家がたくさん掲載されており、身近に感じます。一昔前の生活やその時に当たり前とされていた考え方、生活道具のイラストと使われ方なども記録されています。考え方の変遷と言うのは目に見えるものではないのですが、そこに暮らす人々の考え方が住居形態や生活文化を作り上げていたことを感じることができます。


# by frontdesign | 2018-01-12 07:33 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki