吉野の山守さんとつながる家 進捗状況17 見学会のお知らせ
2017年 02月 26日
建物はほぼ完成し、今日はお施主さんと外構の打ち合わせをしました。
1階には南側に3つの掃出し窓を設けており、軒を出して外縁を作っています。冬場も陽が入り太陽の温もりが室内に入ります。夏は深い軒で日射を遮ります。床はまだ養生中。
二月末の南中時、冬至の頃に比べるとだいぶ太陽高度が上がってきたように思います。午後からまた陽が長く入り始めます。
玄関横からの視線を防ぐ為に板壁を作りました。裏面の横桟も良い感じになりました。
キッチンにつなげて取り付けたお手伝いカウンターも養生シートが取れました。なかなか使い易そうで、人の集まる場になりそうです。
2つの掃出し窓は全開口の建具です。南の庭には畑を作って野菜を作られるとのことです。いい景色になりそうです。
照明器具も設置完了。吹き抜けで居間食堂と2階がつながります。
2階は床の養生も取れました。床、天井とも吉野杉の赤身の一等材です。
今日は外部のインターホンの位置や仕上げについて打ち合わせをしました。
吉野の山守さんとつながる家は「奈良をつなぐ木の家」仕様の住まいです。(奈良をつなぐ家づくりの会)
奈良をつなぐ家づくりの会は、吉野林業の継承と大工左官などの職人技術の継承を家づくりの第一義と考えて、吉野材を使い職人の手による家づくりをしています。
ご実家が吉野で山守をされていらっしゃるお施主様には、奈良をつなぐ家づくりの会の「吉野の森見学バスツアー」でも大変お世話になっており、この度お施主様のご厚意により見学会を開催させていただくことになりました。
日時:3月11日(土)、12日(日)
時間:13時~17時(両日とも)
場所:奈良県橿原市内
使われている木は全て吉野材です。柱は吉野桧、化粧柱はお施主さんの山の桧の木、梁と床・天井仕上げは吉野杉(上小、一等材、はぶし、厚板など、いろいろな材が使われています。)柱・梁などの構造材は大工さんの手刻み、造作も大工さんの手加工、内部建具は建具職人による木製建具、外壁は左官壁(色モルタル搔き落とし)、和室は左官壁(土壁)、深い軒の住まい等々、奈良をつなぐ家づくりの会で取り組む「家づくり」としてもご見学いただければ幸いです。
見学ご希望の方にはメールで地図をお送りさせていただきます。
お名前、人数、ご希望日と時間をお書き添えの上、yiwaki@kcn.ne.jpまでメールをお送りください。
小さなお子さまをお連れの際は、手をつないでいただくなどご配慮いただけますようお願い申し上げます。
「吉野の山守さんとつながる家」
設計:FRONTdesign
施工:(株)伏見建築事務所
by frontdesign
| 2017-02-26 20:08
| 新築 吉野の山守さんとつながる家
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