ポンちゃんの家 竣工

ポンちゃんの家

建物が完成しました。家の中央に吹き抜けのある開放的な木の住まいです。
南東に開けた高台の立地で、一階二階とも南東に開けた設計としました。一階には屋根付きの広いウッドデッキを南東から南に巡らせました。写真はウッドデッキの工事中です。

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木製網戸の一部は格子戸にして、施錠出来るようにしています。

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居間と食堂。
居間は梁を現しとした天井で、食堂は吹き抜けにしています。食堂からウッドデッキに出る掃出し窓は、庭から駐車場への出入り口としてもお使いになられるので、鍵付きの施錠にしています。ウッドデッキ部分の軒も深いので靴が濡れることもなく、サブ玄関のような場所です。
食堂の奥はセミオープンのキッチンです。

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キッチンは大工さんの造作家具です。ステンレス天板もオーダーですので、自由に形をつくることができます。今回は鍵型のような天板になりました。シンク前が広く、使い易そうです。
天井までの食器棚は引き戸にしており、一部には家電も置けるようにコンセントも設けています。引戸収納は開けたときに扉が邪魔にならないのでキッチン内では便利です。

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玄関。
靴箱も大工さんの造作家具です。

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玄関は、駅への近道の里道側(車の通らない細い道)に設けました。車の通らない細い道は、人間的スケールで親しみを感じます。時々、ご近所さんや通学の小学生が歩いているのを見かけます。
玄関扉は木製ドアですが、内側に引き戸の十字格子の網戸を設置しました。盛夏の工事中に涼しい風が入ってきましたので、夏場は風の道として期待できそうです。
写真左側には玄関の土間続きのパントリーの入り口があります。こちらは吊り式の引戸で仕切っており、下部は解放しています。

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パントリーには奥行きの浅い棚を造作で作ってもらいました。玄関 → パントリー → キッチンへ通じます。ここも引戸で仕切っています。

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一階の居間の奥に7畳の寝室を設けています。最近、一階に寝室をご希望いただくことが多くなってきました。寝室の一角にはデスクコーナーを設けました。

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天井は杉板張りの勾配天井にしています。この部分は平屋なので屋根勾配なりの天井です。
この位置を寝室にすることは、計画当初よりイメージが固まっていたことを完成後に思い起こしました。建物の東側に位置し、北側には地窓を設け東の掃き出し窓にはルーバーの雨戸を設置していますので、夏の夜は涼しくお休みいただけると思います。

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寝室隣のウォークインクローゼット。4畳ほどの空間ですが、天井を高くして棚を多く設け上方向の収納も増やしています。
ウォークインクローゼットの向こうは、トイレ・洗面・脱衣ルーム、その奥はバスルーム。寝室からバスルームまで一直線です。

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トイレ・洗面・脱衣ルームは広々とした一体空間ですが、カーテンで仕切ることが出来るスペースもとっています。

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食堂横の階段を上がると吹抜に面する2階廊下。
廊下の階段側腰壁は本棚にしました。
黒い煙突は、空気集熱式太陽熱利用システム「そよ風」(環境創機)の送風のダクトです。屋根面で温められた空気を床下に送り床下から室内に空気を循環させるシステムで、1階の床には通気の為のスリットを設けています。ポンちゃんの家では太陽熱でお湯が作れるシステムも取り入れています。

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吹き抜けの両側に部屋があり、それぞれの部屋から吹き抜けに向けて開口を設けています。
2階の天井は全体に杉板を張り、杉丸太の地棟を真ん中に通しています。9Ⅿの地棟はこの家の背骨のような構造部です。

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障子を開けると、吹き抜けから向かい側の部屋までつながります。

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西側の部屋の障子窓から見下ろすと居間が見えます。

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東側の部屋からは、キッチンが見えます。こちらはお子さんの部屋ですので、キッチンに立つお母さんとの会話の窓になるかもしれません。


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お引越しの日に、ペレットストーブが設置されました。
山本製作所の「ほのか」。すっきりしたデザインです。

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ペレット投入口。

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ペレットは宅配で頼むと送料が結構かかるようですが、生駒市内のホームセンターでも販売されているそうです。近所で入手できるのは何よりです。


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ウッドデッキも出来てきました。食堂前のサブ玄関部分は、庭から上がりやすいように低くして、南東側は1段上げて室内床レベルに近い高さにしています。


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屋根付きのウッドデッキは半屋内空間。季節の良い時期には居心地の良い空間になりそうです。

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夕暮れ時にオレンジの光が灯ると、温かい気持ちになります。
工事ももう少し。植栽が始まるのが楽しみです。

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# by frontdesign | 2018-12-01 07:45 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画8

離れ棟は工事も終盤です。

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キッチン兼洗面兼収納の台はタモの集成材で造作していただきました。

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タモ材は保護オイルを塗ると色が濃くなります。このあと陶器のシンクをつけていただきました。

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2階縁側天井。
新しい木部は、白木のまま残す部分と柿渋の古色を塗装する部分をつくりました。

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階段の壁は吉野杉の上小板を張り柿渋の古色を塗装していただきました。柿渋は時間が経つと濃くなります。


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2階の窓からは渡り廊下や茶室棟、向かいの主屋の瓦屋根が見えてなかなか良い景色です。

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大工さんはトイレ棟の工事中。入口に新たに庇を作っていただきました。
この庇は雨の日に靴が濡れないために計画したのですが、主屋から渡り廊下を通り離れまで雨にぬれずに通れるようになりました。
欄間の板には千鳥の彫り物。

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奥庭の景色にも少し変化が出てきました。

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# by frontdesign | 2018-11-23 07:59 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

12月2日(日) 第20回吉野の森見学バスツアー

奈良をつなぐ家づくりの会恒例の「吉野の森見学バスツアー」を、12月2日(日曜日)に開催することになりました。

午前中は吉野郡川上村の林業地に入り、山守さんの案内で山のことや木のこと、吉野の林業のことについて話をお聞きします。

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お昼は川上村柏木の旅館「朝日館」で昼食を頂きます。
柏木は、修験道根本道場である女人禁制の大峰山参りの登山口で、朝日館は修験道の宿として創業されたそうです。

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斜面の敷地に建てられており、奥へ行くほど高くなっています。立派なお庭もあります。

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午後は吉野材を活かした様々な加工の現場を見学します。今回は、製材所の他に家具工房も見学できるようで楽しみです。


<第20回吉野の森見学バスツアー>

・日時:12月2日(日曜日) 集合9時 〜 解散17時半頃

・集合・解散場所:桜井駅 (近鉄・JR)  駅北側ロータリー
 駅北側には市営駐車場もございますので、桜井駅まで送るまでお越しいただくこともできます。

・参加費用:2500円 (未就学児 1000円 ※食事不要のお子さまは無料です。)
 昼食代は参加費に含まれています。

・持ち物:飲み物(お茶等)

・服装:山に入りますので動きやすい服と靴でお越しください。また、山の上は冷えますので温かい上着などお持ちください。


・申し込み方法
 お名前
 ご参加人数(お子さまの参加の場合はお子さまの年齢も)
 連絡先

をお書き添えの上、下記アドレス宛てにメールでご連絡ください。

izutani@moritosumai.com

担当:奈良をつなぐ家づくりの会幹事 泉谷繁樹さん 
 
 


山に入り木や土に手で触れ、そこで自然を相手に施業をされている山の人の話をお聞きしていると、日常の暮らしの中で忘れていた何か大切なものを思い出すような感覚を覚えます。

みなさまのお越しをお待ち申し上げております!


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# by frontdesign | 2018-11-16 14:52 | 奈良をつなぐ家づくりの会 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 進捗状況12

仕上げの工事が始まりました。
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室内の壁は、コバウ紙と言う下地の紙張りの上にフェザーフィールと言う西洋漆喰を塗る仕上げです。下地に紙を張るとクラックが入りにくくなります。
壁が仕上がり、急に出来上がりに近づいてきました。電気設備や給排水設備の器具の設置も始まりました。
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玄関は静かな空間になりました。外側には木製ドア、内側には引戸の網戸を設けています。
玄関の左側には土間続きのパントリーがあり、キッチンへと続きます。

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造り付けの洗面台も出来上がりました。これから木枠付きの鏡を取り付けて頂きます。

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寝室から浴室まで一直線。途中、ウォークインクローゼット、トイレ、洗面脱衣室と続きます。北側の裏動線ですが、明るい空間になりました。

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吹抜けには足場が組まれています。吹抜け上から吊るすペンダント照明の器具高さも確認させて頂きました。

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二階はほぼ工事も終わりました。吹き抜けに面する窓には障子が入ります。

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大工さんは外部廻りの工事中。ウッドデッキや塀を製作していただいています。1段目のウッドデッキが出来て、庭への出入りがしやすくなりました。


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# by frontdesign | 2018-11-15 09:05 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画7  土塗り壁

離れの工事は、大工工事が終わり左官工事が始まりました。


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元の仕上げを剥がし、一旦土壁の下塗りをしてその上に中塗りで仕上げていただいています。

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1階2階とも、床の間・床脇付きの空間です。敷地内の離れ・主屋とも大正4年の同時期に建てられたものですが、床の間のつくりを見ると、離れは客間として建てられたように思います。2階の窓からは奈良町が一望でき、若草山も目の前に望むことができます。毎年山焼きの日には空を赤く染める特別な景色を楽しまれていたことと思います。


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欄間障子の薄壁は他のところよりも厚みが薄いため、荒壁のところまで剥がしてから土を塗られます。土塗りはある程度の塗り厚が必要なので薄壁の部分は綺麗に仕上げる技術が必要です。チリと言って柱の面と土壁の面との段差の寸法も、ある程度は無いとすっきりと納まりません。

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スサを混ぜて土練り。たくさんの土を使います。

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離れの1階は畳敷きから杉厚板の床板張りにします。キッチン兼洗面兼収納のつくり付け家具を大工さんに製作していただきました。
和の空間の壁の1面はタイル張りにして違い棚のような棚を作っていただきました。タイルは土に比べると硬質ですが、土壁との相性も良いように思います。

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2階への階段はこじんまりとしたサイズの廻り階段です。壁に体が擦れることもあるので階段内の壁面は杉板張りに。階段周りの壁は柿渋古色を薄めて塗装することになりました。

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庭の隣地との境界の高いブロック塀は、上部を半分程度撤去して低くしてもらいました。
庭の計画で不要な樹木は先行して伐っていただき、少しずつ整理がすすみすっきりしてきました。

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トイレ・シャワー棟の大工工事が始まりました。入口の建具や窓の建具は既存の古建具を再利用します。現場の寸法と建具寸法に合わせた建具枠の納まりついて大工さんと打ち合わせをしました。柱は痛みもみられましたので、耐久性を考えて新しく入れ替えていただきました。結果的に建具も合理的に納まることが出来るようになりました。
古い建物の改修工事は、現場の具合により図面通りに進まないこともしばしば。現場に合わせて納まりを検討すのが面白くもあり難しくもあり、楽しいところです。

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# by frontdesign | 2018-11-14 07:40 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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