奈良観光(2) インシャーラー!
2010年 06月 20日
そして唐招提寺へ。 ( (1)のつづき )
唐招提寺は奈良で最も好きなお寺のひとつです。
鑑真とともに日本に来た思託(シタク)はペルシャ人で
唐招提寺の建立にも深く関わっていたそうです。
基壇が広いのも向こうの文化の影響とのこと。
当時”シタク”という名前は、日本で言う”左甚五郎”のような名前で
「シタクといえば大工さん」だったと父は言っていました。
今のイランでは女性の名前としても使われているそうです。
イランから初めて日本に来た知人は
イランと深く関わりのある唐招提寺には是非とも来たかった、とおっしゃっていました。
そして薬師寺へ。 伽藍配置。
金堂 と 後ろの講堂
東塔 と 西塔
東塔(国宝)は今年度より約10年の月日をかけて大修理を行うそうです。修理に先立ち塔内部も特別公開されていました。
大きな心柱。それに壁と天井に描かれた宝相華(ほうそうげ)の紋様を見ることが出来ました。
宝相華というと、正倉院の宝物にも多く見られる空想上の花模様。
高校の時の校章が宝相華のカタチでした。 同窓会の名称も宝相華。 たいへん馴染みがあります。
金堂に注連縄がありました。
こんなところにも大変興味を持って見てられました。
私は京都も大好きですが、奈良のお寺は京都と違い大陸的な雰囲気があります。海の向こうから取り入れた文化がそのまま残っている。
長い歴史の中で奈良の人間は変化を好まず、元の形式をそのまま残し続けてきたと聞いたことがあります。
イランにはもう残っていないペルシャ的なものも奈良で見れたとおっしゃっていました。
そんな奈良がとても魅力的で、奈良に引っ越したいとのこと。
「 インシャーラー! ( 神の思し召すままに ) どうぞお越しください! 」
inshallah ― insh' Allah”インシャー アッラー" アッラーの神です。
全ては神の思し召すままに。 神のみぞ知る。 ” 人事を尽くして天命を待つ ” とは、だいぶちがいます。
奈良は、仏教以前の神々しい場も広く存在します。
聖徳太子の 「和をもって尊しとなす」 という新しい感覚よりも、得体の知れぬ神秘的な場(自然)のほうが奈良らしいようにも思います。
40数年前に広島から関西に戻ってきた時、どうしても奈良に住みたいと奈良に越してきた父の気持ちがようやくわかる年頃になりました。
唐招提寺は奈良で最も好きなお寺のひとつです。
鑑真とともに日本に来た思託(シタク)はペルシャ人で
唐招提寺の建立にも深く関わっていたそうです。
基壇が広いのも向こうの文化の影響とのこと。
当時”シタク”という名前は、日本で言う”左甚五郎”のような名前で
「シタクといえば大工さん」だったと父は言っていました。
今のイランでは女性の名前としても使われているそうです。
イランから初めて日本に来た知人は
イランと深く関わりのある唐招提寺には是非とも来たかった、とおっしゃっていました。
そして薬師寺へ。 伽藍配置。
金堂 と 後ろの講堂
東塔 と 西塔
東塔(国宝)は今年度より約10年の月日をかけて大修理を行うそうです。修理に先立ち塔内部も特別公開されていました。
大きな心柱。それに壁と天井に描かれた宝相華(ほうそうげ)の紋様を見ることが出来ました。
宝相華というと、正倉院の宝物にも多く見られる空想上の花模様。
高校の時の校章が宝相華のカタチでした。 同窓会の名称も宝相華。 たいへん馴染みがあります。
金堂に注連縄がありました。
こんなところにも大変興味を持って見てられました。
私は京都も大好きですが、奈良のお寺は京都と違い大陸的な雰囲気があります。海の向こうから取り入れた文化がそのまま残っている。
長い歴史の中で奈良の人間は変化を好まず、元の形式をそのまま残し続けてきたと聞いたことがあります。
イランにはもう残っていないペルシャ的なものも奈良で見れたとおっしゃっていました。
そんな奈良がとても魅力的で、奈良に引っ越したいとのこと。
「 インシャーラー! ( 神の思し召すままに ) どうぞお越しください! 」
inshallah ― insh' Allah”インシャー アッラー" アッラーの神です。
全ては神の思し召すままに。 神のみぞ知る。 ” 人事を尽くして天命を待つ ” とは、だいぶちがいます。
奈良は、仏教以前の神々しい場も広く存在します。
聖徳太子の 「和をもって尊しとなす」 という新しい感覚よりも、得体の知れぬ神秘的な場(自然)のほうが奈良らしいようにも思います。
40数年前に広島から関西に戻ってきた時、どうしても奈良に住みたいと奈良に越してきた父の気持ちがようやくわかる年頃になりました。
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shinato
at 2010-06-20 20:40
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父の日を前に素敵な親孝行出来ましたね(^^)
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frontdesign at 2010-06-21 10:34
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frontdesign at 2010-06-21 10:36
spicaさま 有難うございます。
次回は是非唐招提寺にも!法隆寺も、そして飛鳥も・・・!
次回は是非唐招提寺にも!法隆寺も、そして飛鳥も・・・!
by frontdesign
| 2010-06-20 14:44
| 建物探訪&散歩
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Comments(4)