生駒界隈の町並み調査

建築士会生駒支部の活動で、生駒駅南の町並みを調査。今日は調査2日目。


生駒~宝山寺を結ぶケーブルカーは1918年に完成。日本で初めてできたケーブルカーです。ケーブルはその後生駒山上まで延び、昭和初期には生駒山上遊園地ができました。昭和9年にはブルーノ・タウトが生駒山嶺小都市計画を発表しました。実現には至りませんでしたが、山上には4階建て西洋式の大ホテル、山腹には3万坪にも及ぶ大別荘地が計画され山麓全体の計画だったそうです。

100年前の風景。(ウィキペディアより)今と違い本当に山の中です。
ブルーノ・タウトの頃(80年前)にはもっと建物が立ち並んでいたことと思いますが、このようなケーブルカーに乗って山上に足を運んだことでしょう。
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生駒駅~宝山寺は鉄道の敷設と共に発展した町で、大正~昭和初期に建てられた建物が現在も残っています。
調査は地域内の全ての建物について行いますが、戦前に建てられたと思われる建物については外観上の意匠や特徴、老朽具合などを外から見て調査します。


ケーブルからも見える建物。

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茅葺き屋根(鉄板かぶせ)、道路側(写真左手)は平地ですが崖側は懸造り。壁は漆喰と杉皮張り。別荘として使われていたそうです。
ちょうど上の昔の写真の、左の山の斜面のあたりに建てられたのかと思います。
今は近代的な建物に囲まれ、一部が屋根ごとスパッと切り取られています。



こちらの洋館は空き家のようです。

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界隈では洋館は珍しいので、調査仲間達と喜んで見ていたのですが、
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裏に回ると屋根が落ちていました。結構危険ですので早めに補修されると良いのですが。
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駅に面する通りはビルが立ち並んでいます。その中に、1軒だけ大正時代の建物が残っています。
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子どもの頃に読んだ「ちいさいおうち」という絵本を思い出します。
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それにしても、ケーブル開設当初(100年前)からの変貌ぶりは凄まじいです。









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Commented by 材木屋ライダー at 2012-02-09 20:48 x
ブログ見させていただきました。
100年前の生駒はこんな風景だったんですね。
やはり100年も経つと風景は全然違いますね。
Commented by frontdesign at 2012-02-10 17:31
材木屋ライダーさん、有難うございます。
生駒は古いところですが、駅前は鉄道の敷設と共にどんどん変わっていったようですね。私も100年前の写真を見てびっくりしました。
by frontdesign | 2012-02-08 19:45 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(2)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


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