蔵の窓 漆喰装飾

古い民家の町並みを歩いているときに、興味を引くものひとつに土蔵の窓まわりの装飾があります。
蔵の窓の漆喰装飾は地域性があるというか、その地域の漆喰職人の伝統の意匠を見る事ができます。

先日建物調査をした生駒北部(高山・北田原・鹿畑・上町)の土蔵窓漆喰装飾。
窓庇の木部は漆喰塗り込めで仕上げてあり、窓庇を支える持ち送りの雲形装飾も形はさまざま。

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途中で大きく凹んでいる雲形が多く見られました。特に高山地区に多い装飾。

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少し尖ったもの。
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違うタイプ。かなり流麗な持ち送りです。
上の蔵もそうですが紋が入っているところもありました。紋も漆喰装飾です。 
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庇の出寸法や反り具合もさまざま。

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外扉の無い鉄格子の入った窓がほとんどでしたが
漆喰扉のついた窓も一つだけ見つけました。




庇の無いもの。
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こちらは、最近改修された土蔵。
大変綺麗に改修されている建物です。紋は瓦焼きになっていました。
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漆喰装飾の出来る左官やさんが、今は非常に少ないのかもしれません。



窓のことではないのですが、上町(富雄川より西)の蔵と鹿畑(生駒北東部)の蔵の屋根比較。

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高山や富雄川以西の瓦屋根にはほとんど起り(むくり)が見られませんが、東側の民家には起りのある屋根が見られました。
鹿畑には大変急な斜面地があり、少し独特な町並みを形成しています。
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by frontdesign | 2012-09-17 12:27 | 建物探訪&散歩 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


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