国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

11月30日(日)吉野の森バスツアー開催のお知らせ

奈良をつなぐ家づくりの会では11月30日(日)に第5回吉野の森バスツアーを開催します。

1年に2回、吉野の林業地や製材所を訪ねるツアーを開催しておりますが、もうかれこれ5回目になります。
この吉野の森バスツアーは、会の幹事の泉谷さん(泉谷木材商店さん)が企画から案内からバスガイドまでしてくださっていますが、毎回、趣向を凝らして企画を練って下さっています。
今回のツアーは、
川上村の吉野杉の植林地の見学、製材加工工場見学、オール吉野材で建てられた”薪ストーブのある木の住まい”(築7年)の見学等です。お昼ご飯は、山の幸の原木椎茸や鹿肉を食すことになりました。
なぜ吉野で鹿肉かと言うと、
御存知の方も多いかと思いますがいま日本の林業地の多くで鹿による獣害が増えており、どこでも深刻な問題になっています。
植林したら、植えたばかりの若い苗木を全部食べられてしまったり、何十年生もの立派な木の皮を食べられてしまうなど、長いスパンの林業のサイクルに影響を及ぼしています。高さ3mぐらいの高いネットを張っても、ピョンと飛び越えるようです。
カナダの方では、あえて鹿の餌場の畑を作っているような話を聞いた事があります。

この鹿問題、鹿の頭数自体が増えていることも要因です。冬が温かい年は越冬する小鹿が増えるので、昨今の暖冬傾向で全体数が増えているという話もお聞きします。
吉野でも夜道で鹿に出遭う事も珍しくないぐらい増えているそうで、そのうち県東部の山つながりに奈良公園の鹿と生息域がつながるだろう、とも言われているようです。
(冗談のような話ですが、冗談ではないようです。)

”鹿を駆除するのなら、感謝して食しましょう”(商品とする際の法的課題もあるのですが)ということも全国的に取り組まれており、今回のツアーでは鹿肉を食べていただくことになりました。
鹿肉は基本的にジビエ(狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣。供給が安定しない。)ですが、鹿肉を味わっていただき、どんな調理方法が合うか等をみなさまに考えて頂けると嬉しいです。



去年の同時期(11月)のバスツアーの様子。
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原木椎茸バーベキュー。
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吉野材で建てられた木の家訪問。
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集合場所の桜井駅北口バスロータリーでは、このバスを目当てにお越しください!
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 住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign  
by frontdesign | 2014-11-07 20:58 | 奈良をつなぐ家づくりの会 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki