Joの家 進捗状況 耐力壁
2014年 12月 07日
軸組の工事が進んでいます。筋違い(耐力壁)が入り中間検査を受けました。
床には厚さ30㎜の杉板を張ります。
床下地に構造用合板を使用しないので、床が出来るまでは大引きのまま。2階も同様で、床が張られるまでは構造のままですので気を付けて歩いています。
今回は、屋根の野地板以外には合板を使わないので、筋違が適さない幅の狭い耐力壁部分にはモイスを併用しました。
建物には重心(建物の平面的な形の中心)と剛心(耐力壁の配置された位置による力の中心。xy軸による。)があります。地震時など建物に大きな力が加わった時に、重心と剛心の位置が離れていると揺れによって建物にねじれのような現象が起き、自ら揺れを増幅させて破壊力を高めてしまいます。
阪神大震災の時にもこのことに起因した倒壊事例がたくさんありましたので、震災後には耐力壁のバランスをある程度確認をすることが法律で義務づけられました。(それ以前は、耐力壁の量のみが法で規定されていました。)
設計時には剛心が重心の位置が出来る限り近づける(偏心率を0に近づける)ように、個々の筋違い(耐力壁)の壁倍率と位置を調整しながら設計しており、Joの家は重心と剛心をほぼ同位置に持ってくることが出来ました。
木材は全て吉野材で、土台、大引、筋違、1階柱と通し柱は桧、2階柱と横架材は杉です。
現場には日々材料が持ち込まれています。これは、手前が下地材で奥の厚板は破風の杉板です。
これらは外壁左官下地に使う杉板。
木の家1軒を建てる中で、木のいろいろな部分が適材適所で使われます。
吉野の森から運ばれてきた木を見ていると、ここに森の一部が移動したと感じます。
昨今の環境負荷の考え方では、木造建築のことを”都市の森”(二酸化炭素の蓄積場所)とも表現されています。
山の様子についてはこちら↓も合わせてご覧になっていただけると幸いです。
奈良をつなぐ家づくりの会第五回吉野の森バスツアー
住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign
床には厚さ30㎜の杉板を張ります。
床下地に構造用合板を使用しないので、床が出来るまでは大引きのまま。2階も同様で、床が張られるまでは構造のままですので気を付けて歩いています。
今回は、屋根の野地板以外には合板を使わないので、筋違が適さない幅の狭い耐力壁部分にはモイスを併用しました。
建物には重心(建物の平面的な形の中心)と剛心(耐力壁の配置された位置による力の中心。xy軸による。)があります。地震時など建物に大きな力が加わった時に、重心と剛心の位置が離れていると揺れによって建物にねじれのような現象が起き、自ら揺れを増幅させて破壊力を高めてしまいます。
阪神大震災の時にもこのことに起因した倒壊事例がたくさんありましたので、震災後には耐力壁のバランスをある程度確認をすることが法律で義務づけられました。(それ以前は、耐力壁の量のみが法で規定されていました。)
設計時には剛心が重心の位置が出来る限り近づける(偏心率を0に近づける)ように、個々の筋違い(耐力壁)の壁倍率と位置を調整しながら設計しており、Joの家は重心と剛心をほぼ同位置に持ってくることが出来ました。
木材は全て吉野材で、土台、大引、筋違、1階柱と通し柱は桧、2階柱と横架材は杉です。
現場には日々材料が持ち込まれています。これは、手前が下地材で奥の厚板は破風の杉板です。
これらは外壁左官下地に使う杉板。
木の家1軒を建てる中で、木のいろいろな部分が適材適所で使われます。
吉野の森から運ばれてきた木を見ていると、ここに森の一部が移動したと感じます。
昨今の環境負荷の考え方では、木造建築のことを”都市の森”(二酸化炭素の蓄積場所)とも表現されています。
山の様子についてはこちら↓も合わせてご覧になっていただけると幸いです。
奈良をつなぐ家づくりの会第五回吉野の森バスツアー
住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign
by frontdesign
| 2014-12-07 13:41
| 新築 Joの家
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