国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

3月

ブログの更新が滞ってしまいました。
2月はあっという間で、はや3月ですね。

女の子もおりませんのでひな祭りは特に何もしませんが、この時期は実家にわたしの好きな内裏雛の軸が掛かっています。

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この軸は90年ぐらい前のもので、祖母が嫁入りする時に曽祖父が贈ったものだそうですが、墨も顔料絵の具の色も90年経った今も色鮮やかです。
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表装も当時のもののようですが、書や画によく合っていているように思います。表装は主役になってはならないのですが、どのような表装にするかは軸の画や書を生かすのにとても重要だと思います。
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社寺仏閣専門の建設会社の方が、お寺や神社の図面は今も墨で描いているとおっしゃっていたのを思い出します。その理由は、墨で描くと何百年ももつからだそうで、関わられている仕事の意味と先を考えるスパンの長さの違いを感じ感銘を受けました。


この軸も、せっかくなので今後何十年もこの時期に飾られると良いなと思います。
日本的なことですが、そのようなことも子らに話したいと思う今日この頃でした。
by frontdesign | 2015-03-08 22:09 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki