障子の妙

お正月には実家に泊まりに行きました。
暫く前に二部屋ほどを改修し、一部屋の開口部には障子を六枚入れました。冬場、太陽高度が低い時期の晴天の日には、窓近くに植えてある樹々が障子に影を作り、水墨画のように見えることがあります。自然に作られる不思議な光景です。
残念ながら実家の窓外の木は野太い常緑樹のため、決して風流とは言い難いですが、落葉樹や半常緑樹だと木の枝ぶりや木の葉が風で揺れる影を楽しむ事が出来そうです。
窓近くの木の影は濃く、少し離れた木の影は薄く、墨絵のようです。

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障子の外側にはアルミサッシが入っていますが、この季節は障子を開けるとサッシとの間の空気が冷たいですので、内障子の断熱効果はかなりありそうです。

ガラス戸が無かった時代は、昼間は外との境は障子一枚。韓国の民家では、障子の紙を障子のサイズよりも少し大きくはみ出して張り、戸を閉じた時にできる隙間をはみ出した紙で埋めるように工夫していたそうです。
障子に両面から紙を張る太鼓張りにすると、空気層が出来て断熱効果は高くなります。



”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2







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by frontdesign | 2018-01-08 08:00 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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