国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

王寺の家 進捗状況21

竣工間近の王寺の家。床の養生シートが取られ、杉の床板が現れスッキリしました。
大工さんによる造作キッチンも完成。今回は側板に30㎜のJパネルを使っています。まだ白っぽい色をしていますが、2,3年経つと色が濃くなります。
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キッチンに立つと、食堂越しに庭が見えます。キッチンに立つ時間は意外と長いので、キッチンからどんな景色が見えるかを少し意識して設計をしています。
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大工さんにご苦心いただきましたキッチン製作。いつも図面以外にフリーハンドの絵を描いて大工さんにお渡ししています。木のことですので反ったりすることもありきっちり寸法と言うわけにはいきませんが、すっきりと作っていただきました。

シンク下のパイプ引出しは、まな板置き場です。
オープンキッチンの場合はまな板を置き難く、少し湿っていても調理作業後に仕舞えるようにパイプの棚にしています。
コンロ下は奥行きの深い4段引き出しです。鍋置き場に良さそうです。

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コンロ横の一番奥の収納は、ワイヤーバスケットの引出し。バスケットの個数やつける高さを調整できるので、背の高いビン類はここにも仕舞えます。
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IHコンロと食器洗い機は、Mileのものをお施主さんが選ばれました。どちらもスッキリと洗練されたデザインです。コンロはかなり薄く天板とほとんど同面です。操作盤もガラス面のタッチパネルですので、清掃性もよさそうです。電源は入れましたが、操作は説明書を読まないと。。

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食堂側からキッチンを見ると、キチンの背板が意外とよく見えました。正面から光が当たることもあるのでしょう。キッチンの奥はパントリー兼ユーティリティーで、その外はサービスヤード・洗濯物干し場です。風の通り道にもなります。

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裏動線の廊下。脱衣室からパントリーまでの間に、トイレと洗面コーナーがあります。

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洗面台も大工さんの造作家具です。お客さんも通るスペースですので、キャビネットは全て扉付きの収納にしました。

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2階の階段ホール横にミニキッチンコーナーがあり、こちらも大工さんに作ってもらいました。

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タモの集成材天板に、IKEAの人大キッチンシンクを埋め込みました。コンロは、卓上のIHコンロをお使いいただく予定です。

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1階に下りると、大工さんがレンジフードの照明をつけていました。照明をつけるとややシャープな印象になりますね。
納期の関係で竣工後になりますが、new light potteryさんのペンダント照明器具をキッチンの上に吊るします。どのような雰囲気になるか楽しみです。

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外部は整地が始まりました。施工者の伏見さんが自らユンボに乗って土を掘っています。

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お庭のサクランボの木に実が付き始めました。季節の移ろいを感じます。


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カテゴリ 王寺の家 


”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2




by frontdesign | 2018-04-26 06:10 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki