生駒の家 民家再生・セミDIY

生駒の家 民家再生・セミDIY
計画を進めておりました民家の改修工事がスタートします。
お施主様は都市部より生駒に転居されたのを機に民家を購入され、民家を住み継ぐ暮らし方を選ばれました。お住まいされながら、お施主様参加型(セミDIY)で工事を進めることになりました。
古材を使ったり古い建具を再利用したり、壁土も改修で出る土を使います。解体の時に出る板類も使えるものは使い、使えないものは薪ストーブの燃料に。徹底したコンセプトがありますので、考え方がとてもシンプルで嬉しくなります。

工事の経過は、少しずつブログで紹介させていただこうと思います。


現在の住まいの風景。
整形4間取りの縁側の有る住まいです。床の間・書院・床脇・仏間・欄間・竿縁天井・襖。
この建物が建った頃に工事の様子を見ておられたご近所の方の話によると、腕利きの大工さんが手間暇かけてしっかりとつくられた家だそうです。築50数年とのことですが、歪みも少なくしっかりしています。

a0116442_22304182.jpg



床は畳が敷きつめられ、襖やガラス戸で仕切られています。
襖という柔らかな界壁の良さはこのような家の特徴で、整形4間取りの空間構成は改修後もそのままにします。
a0116442_21160538.jpg



北の2室も明るく、落ち着いた部屋です。座敷と違って太い差鴨居が通っているのも民家らしいところです。民家造りにはハレとケの概念があり、いろいろなところに表れています。

a0116442_21041033.jpg

床座の暮らしも良いですね。冬場寒い時期の打ち合わせの時は、こたつに当たらせていただきました。
a0116442_21134643.jpg


改修後には薪ストーブを入れますので、ストーブを置く部屋は板の間に改修します。
改修後のイメージパースです。

a0116442_13374138.png


4室の襖を全て外すと、とても広い空間になります。
2室をつなげることもでき、つなげる部屋によって空間の使い方を変えることが出来るのもとても面白く思います。襖は軽いので、移動しやすいのも良いところです。外した襖の置き場も縁側の端にそれらしいスペースがあり、なるほどなぁと思います。
a0116442_13381557.png


南の2室。パースには座敷の彫刻欄間が描けていませんが、欄間は元のものを入れます。

a0116442_13381673.png


キッチンはL型のキッチンにアイランドの作業台を配置します。お料理教室もしていただけますように。

a0116442_13374197.png


キッチンの上は吹き抜いて、明り取りと暖気抜きのための天窓をとりつけます。天井をめくってみないと分からないことも多々あるのですが、それも民家改修の楽しみです。






”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2






トラックバックURL : https://favoritey.exblog.jp/tb/238515417
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by frontdesign | 2018-05-11 22:36 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki