奈良町西村邸 町家再生計画 納屋工事

納屋の工事が始まりました。
納屋は傷みのある部分の修理と構造補強をして、建物として今後長持ちさせるための改修をします。

隣地との境界側の壁は、隣地の地盤がこちらより高く盛り土されているため、柱の足元や土壁下部が痛んでいました。
隣地側からの補修工事が出来ないため、内側に補強壁を作ることにしました。

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柱を受ける基礎を作ります。
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大工さんが仮の受け梁を準備して下さり、木を当てて傾きを見ながら位置決めをしました。水平に当てると水平材が傾いて見えるので、なかなか難しいところです。
土間にも傾斜がありますが、足元は水平になるように基準レベルと施工の方法も検討しました。

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補強壁の設置中。
柱のつなぎを入れるのに、貫を通すか相欠きにするかのどちらかの方法でと考えていたのですが、現場の状況を見ながら大工さんたちと打ち合わせをして、最終的には相欠きにすることになりました。

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新しい桁で3本の梁の荷重も受け、しっかりしたと思います。
壁は元の壁を修理して仕上げ、新たな壁の構造体は現しにします。通気できるので傷みにくく、傷んだときにも簡単に根継ぎや補修を簡単にすることが出来ます。

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北の奥庭はの出入口の庇を修理するのに壁を取ると、室内がとても明るくなりました。
お寺が正面に見えて良い景色です。
お庭やさんも入られて、奥庭も整備中です。

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次に取り掛かる主屋。少しずつ解体して頂いています。
通り庭は天井が張られていましたが、天井を撤去すると塞がれていたところの土壁がまだ綺麗で、このままで仕上げることにしました。
一部ホコリが付いていますが、ハケで簡単に落とせます。

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キッチンを置かれていた壁はタイルの壁に改修されていましたが、タイルの壁を取ると棚が出てきました。

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お施主様が子どもの頃には、この棚にお鍋などを置いておられたとのことです。
この棚類も復活します。

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by frontdesign | 2019-02-08 02:17 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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