国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 FRONTdesign

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市

歴史的景観は国民の財産

瀬戸内海の景勝地 鞆の浦の埋め立て架橋事業。住民が、埋め立ての差し止めを知事に求めた判決で

「鞆の浦の景観は国民の財産といえる 公益 で、事業により重大な損害の恐れがある」

として、広島地裁は先週差し止めを命じました。

景観が 「 国民の財産 」 として大型公共事業を差し止める初の司法判決でした。


身近な奈良でも すごい速度で歴史的景観が失われています。
神秘的な奈良が、奈良であることをあきらめたかのごとくです。

何気ない歴史的風景。日本人の原風景。

法で景観を守る以上に、景観が国民の財産だと誰もが思うような世の中へ。

新聞には 「 勇気ある判決 」 と書かれていましたが
今回の判決は、そんな世の中への第一歩になるような気がしました。
by frontdesign | 2009-10-06 10:38 | 設計について考える | Trackback | Comments(0)

by yuriko iwaki