久しぶりに幾世屋さんへ
2017年 04月 02日












幾世屋さん お庭
2016年 02月 23日

生駒 茶寮幾世屋
2013年 05月 30日
今日は久しぶりにお邪魔しました。
庭の木々も大きくなり、窓から見える景色も青々としていました。

お庭。
苔も生しています。
厚い板石や、手水鉢のような石臼は元々ここで使われていたもので、長い時を刻んだ貫禄があります。

外壁の焼き杉板や、窓周りも傷んでいませんでした。軒が出ているので雨がかりも少しは防げているようです。
北向きの窓ですが夏場は簾を掛けていらっしゃいます。これがまた涼しげ。

洒落たこのお茶碗は年代物だそうです。碗の中にも木の葉が。

庭を見ながらのんびりできるお店です。
創業90年 茶寮幾世屋
生駒市元町1-10-9 (近鉄生駒駅南側、ケーブル鳥居前駅[出口]から南へ徒歩約1分)
定休日は、日曜日と水曜日です。
営業時間 10:00~18:30茶寮は10:30~17:30
お抹茶にコーヒーに、わらびもち、美味しい生菓子もいただけます。
住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign
幾世屋さんの栗大福
2012年 10月 05日
今日は幾世屋さんで栗大福とコーヒーをいただきました。

ちょっと一息にちょうどいいです。
今日は、この界隈の事で教えていただきたい事と相談事があり、少しの勇気をもってご意見を伺ってみました。
たくさん話をお聞かせ下さいました。きっちりとした価値観をお持ちなので、ご意見は大変参考になります。
何かが始まるには、何かのきっかけがあると思います。
先の事はわからないにしても、今日はそのスタートの日かもしれません。
幾世屋さんをあとに、そんなことを考えました。
幾世屋さん その後2
2012年 06月 14日

山城の家のお施主さんご夫妻が生駒に来られ、幾世屋さんへお茶を飲みに行ってきました。
この暖簾は奈良晒しの幡さんで誂えられたものですが、山城の奥様も幡さんのファンで、今日の服装も幡さんの緑色のワンピースでした。
衣類も販売されているとは知りませんでした。どれも色が綺麗です。

今日はとても暑かったのですが、店内はひんやり涼しい風が吹いていました。
風通しの良い設計をされますね、と言っていただき嬉しく思いました。

庭を見ながらアイスコーヒーをいただきました。ご主人はアイス抹茶。
久しぶりに店主さんともお話しました。
日々庭を眺めていると庭に咲く花や実が作庭の土屋さんらしい、とおっしゃっていました。
お庭にも、作る人の人柄が出るものなんですね。

カウンター席の足元にはイランのギャベが敷いてありました。
これから冷房のシーズンなので、土間で足元が冷えないようにとのお心遣いとのこと。
いい色味のギャベです。

カウンターの壁際は、訳があってこのように斜めに納めてもらいましたが
店に来られたお客さんが(多分建築関係の方)、外から見たり反対側から見たりしながら
「なぜ斜めにしたか、分かりました」とおっしゃっていたとの事。
いろんなところ見られているなぁ。
築100年の町家再生 幾世屋さん全貌はコチラから。2011.12竣工。
幾世屋さんに伺いました
2012年 05月 09日
改修工事が終わってもうすぐ半年になります。
店の奥に作ったお庭の苔も生していました。やっぱり苔はいいえですね。
苔の庭というコンセプトで始まったので、作庭の土屋さんにもそのようなお話をして、庭を作っていただきました。
大きな板石は、大正時代から店の土間に使われていたものの再利用。かなり厚みのあるしっかりした板石を、厚みを感じるように配置されました。
右の黒い壁は焼杉張りです。
カウンター席に座ると、お庭を見ながらお茶を頂けます。



コーヒーセットをいただきました。
お菓子は浮島。

季節の生菓子もいくつか買って帰りました。
上用まんじゅうで一服。
幾世屋さんの場所。
住まいの設計 「木の家づくり」 奈良県生駒市 一級建築士事務所 FRONTdesign
お庭の臼
2012年 01月 24日

”作庭と維持管理”と言う記事の中で、次のような文章を書いていらっしゃいました。
「作庭とは庭の骨格を造ることで、言わばこの時に庭の器が定まりますが、
その器をどう満たすかは維持管理にかかっているのです。」
本当にその通りですね。庭の維持管理は大変なことだと思うのですが
町を歩いていて庭が生き生きとしている家を見ると、とても気持ちが良く
町の景色としても周囲の人を幸せにするものだと思います。
作庭所ニュースの中で幾世屋さんの事を紹介していただいています。
ブログを拝見すると、幾世屋さんのお庭の臼の事を書かれていました。
土屋さんの餅つきと臼への想いを改めて知りました。
土屋作庭所庭さんのブログ 「庭つれづれ」より 餅つき
茶寮幾世屋ギャラリー風景
2011年 12月 25日

生駒の茶寮幾世屋さん
ミニギャラリーも2月頃から始められる予定だそうです。
ギャラリーオープンまでの期間は、
店主のご友人の沼本氏の画を飾っていらっしゃいます。

どの絵もとても素敵です。

お庭の緑も見えます。

ギャラリーの天井が木と言うのも悪くないかも。
雰囲気はぴったりです。
茶寮幾世屋 庭完成 ~ 庭が出来るまで ~
2011年 12月 23日
先日、茶寮幾世屋さんのお庭が完成しました。 作庭は 土屋作庭所さん です。




~お庭が出来るまで~
改修前は建物奥のサービスヤードのような空間でした。

改修前、室内から見たところ。ガラス建具は改修後も再利用しました。

建物の改修時に土間から板石がたくさん出てきました。100年前の建築時から使われていたもののようです。
土屋さんの話によると、これほど厚みのある板石も珍しいそうです。再び庭で使われることになりました。

建物の改修工事がほぼ終わる頃からお庭の工事がはじまりました。
石を並べて配置や高さを調整されていらっしゃいます。とにかく重たそうです。


石の配置が完了。これで庭作りの7割は終わったとのこと。石の配置が大事なんですね。

平庭ですが、僅かな高さの変化は距離感やストーリーを感じます。

茶寮のカウンターから眺めたところ。これから木々が植えられます。

植樹完了、苔もたくさん入れていただきました。

苔が生し、花が咲き、葉が茂り、紅葉し。
日々、そして季節ごとに違う趣を見せてくれるお庭。

訪れるのが楽しみになる庭を作っていただきました。
カウンター席で御善哉をいただきました。とても美味。まろやかです。

吉野杉を張った茶寮の壁。
窓辺に織部の一輪挿しが飾ってありました。
(日本文化はいいなぁ)
そう思う2011師走。

茶寮幾世屋 築100年の町家改修 竣工写真
2011年 12月 19日

生駒の幾世屋さん。
この地で創業90年の和菓子屋さんです。
先日、改修工事が終了しました。

築100年の町家を改修しました。
改修前は建物1階の手前部分しか使われていなかったのですが
奥の庭を眺めながらお茶が飲める茶寮空間を新たにつくり
1階全体を店舗として活用することになりました。

奈良晒しののれんを新調されました。
晒しは Lier・幡 さんのものです。
色が大変美しく、晒し独特の透け感が上品です。
生地の風合いもしっかりしています。

内部はモダンな仕上げです。




改修中、天井をめくると
建築当時、化粧天井として表れていたであろう立派な天井が出てきました。
(黒い天井部分)
今回の改修で一部分を当時のまま意匠として表わすことにしました。



店の奥の茶寮の空間。
築100年の老朽化した町家でしたので、建て替えの話も出ていたそうですが
補強工事も行い新しい顔で再び活用されることになりました。

改修前の店構え。
長らく地域の方々に愛され、親しまれてきたお店です。

改修後。
新しい顔で再びスタートされます。
吉野や紀州の木を使い、壁は内外とも漆喰塗りです。
今はまだ、まっさらな白さですが
時間の経過とともに自然に色づき、風合いや貫禄が出てくれればと思います。
これからの時代の和菓子屋さん。
女性の店主さんの印象に似合うよう、
優しく柔らかいデザインを取り入れています。
どうぞ皆様に親しんでいただけるお店になりますように。

施工:(株)伏見建築事務所
設計:FRONTdesign