カテゴリ:新築 王寺の家( 26 )

王寺の家 竣工

王寺町の家が竣工しました。
構造材(吉野材)の手刻みから始まり、工期は約7か月になりました。吉野材を使い、大工さんの手刻みで建てた木の住まいです。

1階の天井の多くは構造の梁を化粧で見せる仕上げにしており、天井板には静岡県産杉のJパネル(手の物語)を剛床を兼ねて使用しました。写真のキッチンの側板もJパネルです。色つやの美しい杉の3層パネルです。

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キッチン食堂の奥の居間の壁は、吉野杉赤身上小板張りです。正面の壁が杉板だと、部屋の印象が柔らかになるように思います。天井も同じく赤身上小板張りで勾配天井で仕上げています。

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居間から食堂を見たところ。居間~食堂~小上がりの和室の3室が南向きの部屋で並んでおり、見通すことが出来ます。和室の隣にはウォークインクローゼットがあります。食堂側からも入口があり、帰宅後のコートやかばんの収納場所兼、日常的な衣類等の収納部屋です。和室につながっているので和室を着替え部屋で使うこともできます。
食堂には小上がりの掃き出し窓があり、長いベンチからウッドデッキに出ることが出来ます。ウッドデッキの工事はこれからです。

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居間の北側にはピアノ室兼書斎があります。こちらも居間と同じ勾配天井で杉板を張っています。

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デスクコーナーには4mのカウンターと壁付け本棚を設けました。ご家族の書斎です。
とても長いカウンターですので、ゆったりとお仕事やお勉強をしていただけそうです。北向きの部屋なので日の入りが安定しており、落ち着いた部屋になりました。丘の上の敷地ですので窓からの眺めがとても良く、風もよく入ります。

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デスクカウンターの反対側の壁は1面本棚です。圧迫感が出ないよう、本棚の高さを1.6m程度にしました。横幅が4mあるので、かなりの量の本が収まると思います。
この空いている空間に、グランドピアノを置かれます。
ピアノ室を計画するにあたり、広い部屋を設けてもその部屋に入る機会が少ないと部屋の空気も滞りがちになってしまいます。ピアノを弾く以外にも使えるようにご家族の書斎を兼ねることにしました。音の出るピアノ室と静けさの必要な書斎が同じ空間で両立するかどうかですが、ピアノを弾く時間帯は昼間で、書斎としては主に夜にお使いになられるとのことで、時間差によって兼用することが出来るようになりました。

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この家の中心にあるキッチンです。
設計の過程で、キッチンの位置をどこにするか、また、どの程度オープンにするかを検討しながら進めておりましたが、最終的には家の中心に配置し、フルオープンのキッチンになりました。キッチンの天板やレンジフードはステンレス製で、壁はタイル張りですが、冷たい感じにはならず食堂や居間続きでも違和感なく収まったように思います。キッチン下の背板のJパネルもとても綺麗です。まだ白っぽいですが、月日とともに少しずつ色が濃くなってくることと思います。

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コンロ横の壁は全面タイル張りです。

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キッチンから居間方向を見たところ。和室側から居間方向まで、正面の庭も見渡すことが出来てなかなか開放的です。

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造作のキッチンのことについては、ひとつ前のブログで紹介させていただいています。


冷蔵庫は階段下の空間を利用して、壁面の中に納めました。正面の扉はパントリー兼ユーティリティに通じる引き戸です。北からの明るい光がキッチンに入り、引き戸を開けておくと南北の風の通り道になります。工事中もここからよく風が入っていました。夏場は涼を取る窓になりそうです。

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パントリー兼ユーティリティー。
パントリーにはL型に棚を設けました。空間の半分は室内干しのスペースとしてお使いいただけるようにしています。外部のサービスヤード(物干し場)へ出る掃き出し窓には可動ルーバー付きの雨戸をとりつけ、風を通しながら施錠が出来るようにしています。
玄関ホール・階段~食堂・キッチン~パントリー兼ユーティリティー~廊下・トイレ・洗面コーナー(水廻り)~玄関ホール・階段へと、階段を中心に回遊できるようにしています。こちらの水廻り側は裏動線の部分ですが、風も入り良い空間になったように思います。

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洗面コーナー。洗面台も大工さんの造作で、収納の引き出しをたくさん設けました。
鏡の横にルーバーの窓を設けています。正面からの光は鏡の顔写りが明るくなりますので、昼間は照明不要です。

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食堂・キッチンへ入る扉の手前に、2階へ上がる階段があります。

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階段。
今回は廻り階段を5段割りで納めました。設計仲間に教えてもらった通り、なかなか上りやすい廻り階段になりました。階段の段板は桧の接ぎ板。手摺も桧で大工さんに作ってもらいました。手摺は、毎日手で摺っていただくとつやつやになります。

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階段は家の真ん中にあるので窓を取ることが出来ず、上部に天窓を設けました。光を広げるために天井をブーツ型に広げました。
夏場は、1階も2階も家じゅうの暖気を逃がす窓になります。

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部屋の入口建具の上部は透明のアクリル板を入れた欄間にしています。天窓の光が室内からも見えるのは、思っていた以上に気持ち良いです。

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2階にはミニキッチンとしても使える水廻りを設けています。こちらは木の天板に落とし込みのキッチンシンクを取り付けています。

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12畳のフリールーム。構造の梁と束を化粧で現しにしています。

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寝室。窓からの眺めがとてもよく、夜景も素晴らしくていいお部屋になりました。

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寝室の隣のウォークインクローゼット。細長くて天井の低い5畳の空間ですが、結構な量の収納を賄えると思います。
この部屋も、寝室からの出入りと同時に廊下側からの出入りもできるようにしています。2階も、階段を中心に回遊できる間取りです。

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建物が完成すると、計画の過程が懐かしく思い出されます。設計にも多くの時間をかけさせていただきました。ご依頼いただきましたお施主様と、建築にご尽力いただいた職人の皆様には感謝の念が堪えません。
連休明けから外構工事が始まります。良い印象の佇まいになるように、外構づくりをしたいと思います。




設計:FRONTdesign
施工:(株)伏見建築事務所

「奈良をつなぐ木の家」







”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2




by frontdesign | 2018-05-04 23:42 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況21

竣工間近の王寺の家。床の養生シートが取られ、杉の床板が現れスッキリしました。
大工さんによる造作キッチンも完成。今回は側板に30㎜のJパネルを使っています。まだ白っぽい色をしていますが、2,3年経つと色が濃くなります。
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キッチンに立つと、食堂越しに庭が見えます。キッチンに立つ時間は意外と長いので、キッチンからどんな景色が見えるかを少し意識して設計をしています。
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大工さんにご苦心いただきましたキッチン製作。いつも図面以外にフリーハンドの絵を描いて大工さんにお渡ししています。木のことですので反ったりすることもありきっちり寸法と言うわけにはいきませんが、すっきりと作っていただきました。

シンク下のパイプ引出しは、まな板置き場です。
オープンキッチンの場合はまな板を置き難く、少し湿っていても調理作業後に仕舞えるようにパイプの棚にしています。
コンロ下は奥行きの深い4段引き出しです。鍋置き場に良さそうです。

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コンロ横の一番奥の収納は、ワイヤーバスケットの引出し。バスケットの個数やつける高さを調整できるので、背の高いビン類はここにも仕舞えます。
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IHコンロと食器洗い機は、Mileのものをお施主さんが選ばれました。どちらもスッキリと洗練されたデザインです。コンロはかなり薄く天板とほとんど同面です。操作盤もガラス面のタッチパネルですので、清掃性もよさそうです。電源は入れましたが、操作は説明書を読まないと。。

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食堂側からキッチンを見ると、キチンの背板が意外とよく見えました。正面から光が当たることもあるのでしょう。キッチンの奥はパントリー兼ユーティリティーで、その外はサービスヤード・洗濯物干し場です。風の通り道にもなります。

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裏動線の廊下。脱衣室からパントリーまでの間に、トイレと洗面コーナーがあります。

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洗面台も大工さんの造作家具です。お客さんも通るスペースですので、キャビネットは全て扉付きの収納にしました。

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2階の階段ホール横にミニキッチンコーナーがあり、こちらも大工さんに作ってもらいました。

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タモの集成材天板に、IKEAの人大キッチンシンクを埋め込みました。コンロは、卓上のIHコンロをお使いいただく予定です。

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1階に下りると、大工さんがレンジフードの照明をつけていました。照明をつけるとややシャープな印象になりますね。
納期の関係で竣工後になりますが、new light potteryさんのペンダント照明器具をキッチンの上に吊るします。どのような雰囲気になるか楽しみです。

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外部は整地が始まりました。施工者の伏見さんが自らユンボに乗って土を掘っています。

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お庭のサクランボの木に実が付き始めました。季節の移ろいを感じます。


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by frontdesign | 2018-04-26 06:10 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況20

工事もいよいよ終盤になりました。
造作の収納家具が取り付けられ、キッチンや洗面のタイルも張り終わりました。造作のキッチンは一番最後に設置されます。

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居間奥のピアノ室には、長いカウンターテーブルと本棚が設置されました。

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長さ4Ⅿのカウンターテーブルはご家族でゆったりとお使いいただけそうです。カウンター上の壁には、ボックス本棚を設置しています。
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反対側にはこちらも長さ4Ⅿの本棚。横に長いので高さは少し低めの1.6Ⅿにしました。本棚の手前にグランドピアノを置かれます。
床はウールのカーペット敷きで仕上げます。

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裏動線の廊下も壁下地が整いました。裏の空間ですが、少し懐かしくなるような空間になりました。正面奥がパントリーです。

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2階はクロス下地のパテ塗りが始まってます。
階段途中から見上げると天窓がありますが、下から見るとダイナミックな天井になりました。

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南の部屋の出入り口の上はガラス欄間にします。
天井同士が欄間でつながると、明るさが共用できるとともに空間に広がりを感じることができます。部屋内から見た景色がなかなか良い感じになりそうです。
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2階のフリールームは12畳。日当たりがよく広々としており、こちらも気持ちの良い空間になりそうです。

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仕上がりまであと少し。完成が楽しみです。



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by frontdesign | 2018-04-12 08:08 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況19

王寺の家は内部の造作工事の追い込み中です。
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壁が出来てきて部屋の区切りがよくわかるようになりました。

1階の家族の空間は、食堂・キッチンを中心に、西側には居間とピアノ室、東側には小間の和室・ウォークインクローゼットへとつながります。それぞれの空間に落ち着く場がありますが、開け放つと空間がつながりますので離れていても家族の気配を感じることができそうです。
設計をする時に、次の空間とその先の空間の関係(つながり)は意識をしています。
小間の和室から居間方向を見たところ。
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ピアノ室から居間を見たところ。
居間とのつながりだけでなく、その横の食堂やその先のウッドデッキへのつながりを感じます。
ここには大きな引戸が入りますが、開け放ち空間をつなげる考え方は引き戸の文化である日本的な考え方だと思います。引き戸は動く壁のようなものですね。
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外部の掻き落とし壁もほぼ乾き、色も落ち着いてきました。お庭のサクランボの木は花が終わり若葉が芽吹いています。
外構工事は家が完成してからになりますが、食堂続きのウッドデッキが出来るのが楽しみです。



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by frontdesign | 2018-04-05 20:30 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況18


王寺の家の足場が取れました。

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屋根を大きくして全体に高さを抑えていますので、どっしりとした落ち着きのある住まいになったように思います。
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内部の工事が進んでいます。壁下地と同時に造り付け家具の設置が進んでいます。
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足場が取れて、窓外もすっきりしました。
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食堂の窓下ベンチ。ベンチの下に棚を設けています。
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キッチンの北側にパントリーを設けています。
パントリーの掃き出し窓から風が良く入ります。南北の風の通りがあり夏場は涼しくなりそうです。
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こちらはパントリー側の裏動線、家事動線の廊下です。
表の動線と裏動線を作り、玄関からキッチンへは2つの経路で行くことが出来るようにしています。
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2階の階段ホール。家の中心部で窓を取ることが出来ないため、電動開閉の天窓を設け、天井をブーツ型に広げました。夏場は階下からの上昇気流で家じゅうの暖気を逃がす窓になります。
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2階の壁下地もあと少しです。
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by frontdesign | 2018-04-01 00:56 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況17

外壁の左官工事が始まりました。
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コテで材料を塗り、時間をおいてから剣山のような針のついた道具でガリガリと表面を搔き落とします。
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材料を塗っている左官屋さん。
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搔き落とすと砂の粒が表れ、不均一で土壁のような自然な風合いの壁になります。




内部は室内建具枠が納まり、壁が張り始められています。

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居間の正面の壁は杉の赤身板張り。色艶の美しい仕上げになりました。勾配天井も同じ仕上げで窓の光が柔らかに反射しています。

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手前の食堂は構造現しの天井です。
南の窓の外には小上がりのウッドデッキを設置します。ウッドデッキに上がるための室内側の長いベンチが完成していました。
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キッチンから見える風景。左手には小上がりの小間の和室を設けており、和室・食堂・居間を南向きに配置しています。
今日はこの和室の壁に設ける壁床の床板に使う欅の一枚板を、桜井の銘木屋さんに買いに行きまして良い材料を入手しました。これから大工さんに料理していただきます。
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2階の南側の2間。入口の建具の上はガラス欄間にしています。階段が家の中心部にありますので、天窓やこの欄間から階段室に光を取り入れます。
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これから壁下地が張られると一気に部屋らしくなります。もうしばらくは細かな造作工事が続きますが、棟梁はじめ職人みなさんが完成に向けて頑張っておられます。




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by frontdesign | 2018-03-27 00:30 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況16

だんだん春らしくなってきました。王寺の家の現場ではサクランボの木の花が満開です。

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春のいい匂いがしました。

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工事の方も着々と進んでいます。天井がおおよそ出来てきました。
現場が片付いており広々としています。

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食堂の奥の居間とピアノ室は吉野杉の赤身上小板張りです。なんと綺麗な。

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窓まで天井を勾配で下げているので、窓の光が天井に反射してとても明るくなります。

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ふわっとした上品な色艶の杉の赤身板です。杉の窓枠も入りました。

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2階も天井が張り終わりました。2階の居室は全体に勾配天井にしています。

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床板張りもあと少しですね。

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外部も着々と進んでいます。今日は塗装やさんが来られていました。
今は外壁の左官が下塗りの状態なので、グレーの外観になっています。なかなかシックです。

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by frontdesign | 2018-03-07 14:33 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況15

外壁の左官の下塗りが終わり、今はグレーの建物になっています。
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内部は天井が張り進められています。居間とピアノ室の天井は、勾配天井で杉板張りの仕上げです。
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奥のピアノ室は天井が張り終わりました。
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吉野杉の赤身の上小板です。赤身とは、杉の木の樹皮側ではなく芯側の部分で、上小とは、上小節のことです。無節ではありませんので小さな節はありますが、ほぼ無地に近いものです。
吉野材は昔は和室の造作材に使われており、杉の赤身上小は鴨居に使われていたような材料です。時代によってニーズが変わり、使われる場所も変わってくるものですね。
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二階も天井下地と床板が張り進められています。部屋らしくなってきました。
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軒を低く、部屋の窓側の壁の高さも低くしています。
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床は、電気配線の為と階下へのダイレクトな音や振動の伝達を防ぐために、根太を転がしています。
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少しずつ日がのびて、春らしくなってきました。

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by frontdesign | 2018-03-01 13:39 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家 進捗状況14

外部の木部塗装が終わりました。
外壁が今は黒いこともあり、シックな外観になっています。

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軒裏は垂木、野地板とも化粧の現しです。
軒もケラバもしっかり出しています。長い目で見ると、外壁の痛みを防ぎ建物の劣化を防ぐことが出来ます。
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内部は床板が全て張り終わりました。
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食堂の入口横にウォークインクローゼットの小間を設けており、壁は斜めにしています。
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斜めにする事で、部屋に入った時の視線が庭や居間の方向に向くようにしています。
扉を開けた時の景色。
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二階の階段ホールは天窓から光を取り入れます。
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明るさを多く取り入れるために、天窓まわりは壁を広げてマントル型にしています。
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寝室の杉板天井が張り始められています。
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現場に咲く水仙がとても可憐で、癒されます。
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春の訪れを感じます。







by frontdesign | 2018-02-22 00:55 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

王寺の家  進捗状況13

外壁の防水フェルトが張られ、黒い壁になりました。左官下地のラス張りも進んでます。
外壁が黒くなると引き締まった印象になります。

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内部は、一階の床板が張られて歩きやすくなりました。
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1階の床板は、吉野杉の一等材の30㎜の厚板です。ちょうどパントリーの点検口まわりの養生シートが取られていて、板部分が見えています。
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床が張られると天井の高さも落ち着きました。
食堂と小上がりの和室、キッチン水廻りの天井は、構造の梁を現しにします。手前の居間とピアノ室の天井は、吉野杉赤身上小板の勾配天井です。
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居間の壁天井に張る吉野杉赤身上小板が搬入されていました。色艶の美しい赤身板で、とても楽しみです。
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工事の過程で外観の色が変わる様子です。

透湿防水シート張りの時は、白い外壁のイメージでした。
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そのあと左官下地のけんじめ板が張られ、木の外壁のような色味になりました。
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防水フェルトが張り始まり、少しずつ黒に。
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現在の様子です。
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同じ形の建物でも、外壁の色や質感で建物の表情は随分と変わります。

次はモルタルの下塗り工程で濃い灰色から薄い灰色の外壁になり、最期の仕上げは色モルタル掻き落とし仕上げです。



加工場では、窓枠や建具枠の加工が進んでいます。

大工さんの仕事を拝見していますと、木のクセを見て木をまわし、木に刃物を当てて削り、木に無理をさせず木と呼吸を合わせて仕事をされている様子で、良いお仕事だなぁと思います。

現場の板の上に棟梁のノミが置かれていました。毎日使い、毎日研がれて、少しずつ刃が短くなるのですね。使い込まれた職人さんの道具を見ると、触感の良さや時間の長さを感じます。

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by frontdesign | 2018-02-15 23:04 | 新築 王寺の家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki