カテゴリ:新築 ポンちゃんの家( 6 )

ポンちゃんの家 進捗状況2

加工場では墨付けも終盤で、手刻みも始まりました。

丸太を擦った二本の太鼓梁と台持ち継ぎの2本の丸太の地棟を組み、構造として化粧で現しにします。木は自然の反りがありますので、使う材に合わせて高さ寸法を決めていきます。先日、現物を見ながら最終の墨の打ち合わせをしました。

a0116442_00492003.jpg


若手の大工さんも親方に倣って丸太の墨付けをされています。角ものとは違いますので墨付けも技能が必要です。材として考えると、丸太は捨てる部分が少なくそのまま使えて良いなあと思います。乾燥はしにくいですので収縮もありますし、強度的にも大き目の材を使いますが、横架材の場合は自然の反りを利用して荷重を支えることができます。

a0116442_00493266.jpg

構造材は全て吉野の桧と杉材です。近くに良質の木の産地があることは大変有難く思います。

a0116442_00433316.jpg


加工場にはうず高く材木が積まれており、次から次へと墨付けをされてきました。
a0116442_17573316.jpg

大きな材に墨をつけるときは、ひっくり返したり積み上げたりするのには相当な力が要ります。大工さんは力持ちだなぁとつくづく思います。

a0116442_17573370.jpg




現場の方は基礎の型枠が取れて、天端均しが終わっています。ポンちゃんの家は空気集熱式太陽熱利用システムの「そよ風」を搭載するため、基礎断熱にします。

a0116442_10404575.jpg


この敷地にはもともと家が建っていたそうです。過去の航空写真を見ていると、その家が建つ前は林地でした。これから家が建ち再び新しい風景に更新されます。
棟上げが楽しみです。

a0116442_10405827.jpg






by frontdesign | 2018-06-30 00:40 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 進捗状況1

基礎の捨てコンクリートが打たれ、正確な基礎位置を出すための墨出しが終わりました。
南東のウッドデッキの屋根が掛かるところまで、基礎を繋げて作ります。
a0116442_21274214.jpg

このあたりは地山で、とても硬い地盤です。地盤調査の時は浅い深度で打ち込めない状態になり、あっという間に調査が終わりました。

基礎はベタ基礎。太陽熱空気ソーラーシステムのそよ風を搭載するので、基礎断熱をします。
深基礎部分が多いので、捨てコンクリートの形状が畑のような感じです。
a0116442_21281105.jpg


土間に墨壺が置いてありました。
若い大工さん、基礎の墨出しにも墨壺使っているようです。
a0116442_21283803.jpg


伏見建築事務所さんの加工場には、構造材が搬入されました。すべて吉野の木です。
a0116442_17262414.jpg


あちらこちらにうず高く積まれています。これから墨付け・手刻みが始まります。

a0116442_17253353.jpg


大きな丸太の化粧梁も届いています。6mと3mの丸太と、太鼓に摺った5mものが2本。とにかく重そうです。
出来るだけ継がずに1本でと思い長い材で設計しましたが、長いということは重いということですね。手で刻まれるのでご苦心いただくことと思います。大工さんには頭が下がります。

a0116442_17262438.jpg

現場も加工もスタートです。





by frontdesign | 2018-05-25 11:27 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 遣り方

ポンちゃんの家の遣り方が始まりました。

建物の建つ位置を出すために、建物の範囲の一回り外側に水貫という板を張り巡らせます。遣り方が始まると実際の位置関係が分かり、現実感が増します。
周辺環境や道路との距離感も確認。玄関アプローチも良い感じになりそうです。

a0116442_17205887.jpg



囲われた範囲の1m ほど内側に建物が建ちます。
敷地の北半分に家を建て、南半分は庭になります。外と中との中間領域である屋根付きウッドデッキが広く、庭との関係性の高い住まいです。

a0116442_15243763.jpg


南西にはちょっとした林があり、さわさわと樹々が揺れています。夏は涼をもたらしてくれることと思います。

a0116442_15243700.jpg

蝉しぐれが聞こえ、夏らしい夏を味わえそうな敷地です。







”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2







by frontdesign | 2018-05-10 16:01 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 丸太の梁

ポンちゃんの家は構造材の準備が進んでいます。
2階の化粧梁に使う2本の5Ⅿの丸太が決まりました。地松を使うか杉にするか、お施主さんと一緒に製材所に見学に行き、最終的には杉丸太を使うことになりました。5Ⅿの長さのものは市場では少ないのですが、奈良をつなぐ家づくりの会メンバーの泉谷木材商店さんに良い材を見繕っていただきました。
2本の化粧梁は、丈間の間隔で南北方向に並びます。
a0116442_01263021.jpg




太鼓に擦っていただきました。なかなか大きな断面です。
a0116442_01263011.jpg


色艶も美しい材で、節も出ずに擦っていただきました。削りたての木肌は白っぽいですが、時間が経つと色が濃くなります。

a0116442_01262921.jpg

この2本の梁の上に9Mの丸太の地棟が掛かり、地棟の上には化粧の棟木を見せます。9Mの地棟は1本ものではなく6Mと3Mの丸太を台持ち継ぎにしていただきます。
完成すると吹き抜けの上に丸太の木組みが見えるようになります。丸太は曲がりや反りがあり、材に合わせて大工さんに刻んでいただきますが、自然の形をそのまま料理される様子を拝見しているととても面白く思います。
加工場で墨付け刻みが始まるのが楽しみです。

先週は地鎮祭が執り行われました。
仏式の地鎮祭でお寺さんから住職が来られ、お経をあげていただきました。土地をお守りいただく為に、梵字の書かれた石を四方に納められました。

仏式の地鎮祭に参列させていただくと、大きなものに守られているような温もりを感じます。
お施主様、施工会社のみなさまと一緒に、工事の無事とお施主様ご家族みなさまのご繁栄を祈念しました。

a0116442_01301838.jpg





”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2







by frontdesign | 2018-04-25 08:40 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 地盤調査

ポンちゃんの家
a0116442_22251588.jpg


先日、地盤調査を実施しました。
a0116442_22250895.jpg

地山の丘の上で、以前にも建物が建っていた敷地です。
調査の結果、地表面から固い地層で深度1Ⅿ少しでスクリューが入らない層に当たり、全体のムラもなく十分な地耐力があることが分かりました。
各ポイントとも貫入するロッド数が少なかったこともあり、調査も短時間で終了しました。
a0116442_22254455.jpg

坂の上の敷地で、建物が建つと2階からの眺めがとても良さそうです。
a0116442_22250865.jpg


a0116442_22250819.png


建物の南東に室内続きの半屋外的な広いウッドデッキがあり、庭とのつながりの多い住まいです。お庭には樹木をたくさん植えられるご予定です。
a0116442_22250807.png


工事見積りも出まして、5月着工に向けて無事にスタートを切れそうです。
今日の打ち合わせでは、お施主さんお手製の1/30の模型を持ってきてくださいました。平面詳細図の上に展開図と立面図を裏表に張って壁を作っておられ、2階を取りはずすと1階が見える仕組みになっています。きっちりと作っておられて大変素晴らしい模型です。
展開図と平面図を一緒に見ることが出来ますので大変わかりやすく、打ち合わせでも使わせていただきました。有難うございました。

a0116442_22250798.jpg



by frontdesign | 2018-03-24 22:58 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家

住宅地の丘の上に建築予定のポンちゃんの家。基本設計が固まり現在実施設計中です。

南の庭に面して開口を大きく取り、空の広がる南東方向には屋根のある広めのウッドデッキスペースをつくることになりました。居間続きの半屋外空間として、居心地の良い場所になると思います。

a0116442_23142309.jpg




道路とは2方向で接しており、日常の通用道は西側の里道(りどう 車の入らない細い通路)で、車の入る東側道路の反対側にあります。玄関は里道側に配置しました。

a0116442_23153425.jpg


計画地界隈を少し歩いてみました。
車の通らない里道を歩いてポンちゃんの家にたどり着く道ゆきは、ヒューマンスケールで懐かしいような情緒があり、良いなあと思いました。近所の子どもたちもこの道を通るそうです。歩車分離がなされた道は地域の人と人とをつなぐ作用があるように思います。

a0116442_16595192.jpg


ポンちゃんの家は、空気集熱式太陽熱利用システム”そよ風”を搭載予定です。
着工は来年の春ですので、それまでに実施設計を詰めてより良い住まいに仕上げていきたいと思います。
a0116442_23100700.jpg





”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2







by frontdesign | 2017-12-11 17:35 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki