カテゴリ:生駒の家 民家再生・セミDIY( 11 )

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況8

キッチンの天井が解体されて上部の吹き抜けとつながりました。天井は先に仕上げて頂いており、天窓も入っています。
真ん中の黒い梁は古材です。この建物が建てられる前にどこかで使われていたものが再利用されています。梁や柱は化粧で現しにします。
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今日は、天井板の張り方向や隅の納まりなどについて打ち合わせをさせて頂きました。
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二階からはキッチン全体を見渡すことが出来て、良い景色になりそうです。
キッチン部分はこれから工事が始まります。白蟻の害も少し見られましたが、キッチンの背面の壁もおおよそ健全で一安心です。
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薪ストーブの煙突下地の造作が始まりました。まずは開口から。
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室内側。ここに煙突が貫通します。
ストーブはヨツールのF400。器具の設置は工事の一番最後になります。
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少しずつ完成に近づいてきました。








by frontdesign | 2018-07-18 07:45 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況7

いよいよ後半の工事が始まりました。
台所の天井を撤去すると大きな丸太梁が出てきました。梁は化粧で現しにします。
真ん中の2畳分ほどは吹抜けにします。上部は落ち棟の低天井で、天窓を設置します。
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床もあっという間に解体されました。 束、大引からやり直し、断熱材も入れます。 

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キッチンの隣の三畳の間の床下から、掘りごたつの痕跡が出てきました。

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真ん中に炉があります。この時代は練炭を入れていたそうで、電気ごたつよりもずっと暖かいようです。
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改修前は板の間でしたが、元は畳敷だったようです。モジュールが本間サイズですので少し広めの三畳の間で、茶の間的に使われていたように思います。


二階も造作工事が進み、形が出来てきました。
左側の壁にはボルダリング用のボードを張ります。階下から壁を登り、柵を乗り越えて二階に上がることも想定していますので、柵の手すり子はしっかりと太めの材にして、吹抜け側には横に一本手掛かりを通しました。

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キッチンのL型ステンレス天板も届きました。天板の大きなこと!最近はビス留めの二分割のものもあるようですが、溶接の一体ものにしています。
真ん中に置く作業台の天板は黒の人工大理石です。充実したキッチンになりそうです。
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キッチンや作業台、カウンターや食器棚などの作り付け家具は、全て大工さんに作って頂きます。
出来上がりが楽しみです。





by frontdesign | 2018-07-13 23:57 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況6

階段が完成し、2階への上り下りが楽になりました。

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表裏とも全部見えるスケルトンの階段です。
大工さんの手の仕事。ささら桁の刻みから始められました。

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組まれているところ。1段ずつ蟻加工をしていただいています。

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段板を組まれ、しっかりとした階段になりました。
段板は13枚ですので、ささら・段板、それぞれの両側で13×4カ所の加工。2階への掛かりも足元も化粧です。仕事の数を数えていたらキリがないですが、一カ所ずつ丁寧な良い仕事をしていただき有難たく思います。図面で線を引くのと実際に作るのは大違いです。

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2階から見たところ。

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2階の落ち棟部分は天井が低く、元は収納でしたが1階からの吹抜にすることになりました。天井にはウールブレスの断熱材を入れ、杉板張りで仕上げていただきました。丸太の母屋は良い具合に現しになりました。

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丸太と杉板の取り合いは、光り付けでピシッと納めていただいています。

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大工さんの小型プレーナー。DIYでお施主さんもご近所さんもお使いになられ、大活躍です。

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壁や天井の仕上げに使う吉野杉の板が届いていました。これもまた色つやの良い材で、見ているだけで気分が高揚します。

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こちらは浴室の壁天井に張る吉野桧。良い材で仕上がりが楽しみです。

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設計事務所の仕事として、計画をまとめて図面を描かないと始まらないのですが、現場に行くのが何よりの楽しみです。








”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
yiwaki@kcn.ne.jp
奈良県生駒市北田原町1052-2






by frontdesign | 2018-07-01 09:35 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 左官下ごしらえ

工事は着々と進んでいます。

左官壁は全て塗りなおしをます。座敷廻りと玄関廻りの施工は左官屋さんにお願いして、その他のところはお施主様DIYで作業をされることになりました。まず初めに表面の仕上げ材を落とす作業。スタートの日には左官屋さんに来ていただき、仕上げの剥離の方法を教えていただきました。

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工務店さんのほうで道具をご準備いただき、ご一緒に。

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一旦壁を湿らせて、丁寧に剥離します。真壁は柱や差し鴨居に囲まれた範囲に区切られていますので、区切りのない大壁より安心して作業ができます。

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一部撤去した土壁の土は廃棄せずに再利用をすることにしました。左官屋さんに電動ふるい機をお借りして、解体した土をふるいに掛けました。これもお施主さんDIY作業です。この電動ふるい機は、網の上の土をガタガタと振動させながらふるいにかけ、荒壁の大きなスサや表面の固まった仕上げ材は網の上に残し、細かい土とに分離することができます。強力な振動で土の塊も粉砕され、網を通って細かな土になりました。土埃がたちますが、あっという間にふるい分けられます。

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網から下に落ちた土。細かいスサはこちらに落ちます。

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ふるい分けられた荒壁のスサと表面仕上げ材。
荒スサが多いのでごみの重量がかなり減りました。このスサは荒壁のつなぎになっていたスサです。

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細かい土は土塗り壁の材料として新しい土に混ぜて使います。それほど多い量ではないのですが、土を再利用できごみも減りますので嬉しく思います。


土も木も、再利用できる材料です。大工工事で出る木の廃材は薪ストーブの燃料になったり、工作の材料にもなります。建築工事は多くのごみが出るものですが、自然の材料を使っていると次の利用方法もありますので環境負荷も少なくなります。











by frontdesign | 2018-06-29 08:06 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生 ・セミDIY 進捗状況5

生駒の家の現場は、階段の墨付けが始まりました。スケルトン階段ですので、表も裏も全てが見えるようになります。大工さんが黙々と墨付けをされています。


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この部分に階段を掛けます。柱の見える真壁の家は真壁ゆえの大工さんの手仕事があり、特に階段周りは手間をかけられるところです。

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玄関横収納室は、土間部分の框が出来ていました。斜めの部分もピシッと入れていただきました。

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杉の厚板を張っていただいています。こちらもピシッと。

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二階には、左官道具一式が置いてありました。コテには田マーク。工務店さんがご準備くださった道具のようです。
二階はD IYで仕上げます。
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後半の工事で設置をする天窓も届いています。
キッチンに明るさを取り入れ、1階も2階も建具を開放すると家じゅうの熱気を天窓から放出できるように開口を設けています。雨が降ると自動的に窓が閉まるVELUX製の天窓です。

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縁側のある住まいです。
冬場はしっかり南の陽が入ります。真冬の打ち合わせの時も、この縁側は太陽の温もりを感じる場所でした。
前庭には植栽が多く、室内からも緑を楽しむことが出来ることでしょう。景色を取り込むだけでなく、暮らしの一部として生きた空間になりそうです。縁側の軒下に野菜を吊るしたり、梅干しを干したり、庭と中をつなぐ縁側が暮らしのたいせつな要素になるように思います。

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by frontdesign | 2018-06-19 17:20 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況4

工事はあちらこちらと並行して進んでいます。

玄関ホールにかける階段の材料が現場に届きました。
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こちらはささら桁。
吉野桧の無垢板です。素晴らしく立派な良材をご用意いただきました。有難うございます。
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こちらは階段の段板。同じく吉野桧の1枚板です。
こちらも惚れ惚れするような良材で、階段が出来上がるのが楽しみです。スケルトン階段ですので表も裏も全て見えて、材の良さがより感じられることと思います。
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2階は床板張りが始まりました。コツコツと張り進めていただいています。
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先日打ち合わせをしました補強梁も無事に設置いただき、窓も取りつきました。
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30年ほど前に増築された10畳の部屋は、浴室と脱衣室と3畳の作業室になります。壁の仕切りがだいぶ出来てきました。
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主屋の玄関横には、長い土間のある収納室を設けます。この収納室にはキッチン・洗面側からと玄関側からアクセスできるのですが、玄関横からのアクセスは”土間またぎ”です。仕上がるとあと10cmぐらい狭くなって、跨ぎやすくなると思います。
お子さま用にスノコを置いた方が良いかどうか。動線のクロスするところです。

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玄関収納室は一部吹抜けにして、2階まで上がるボルダリング壁を設けます。今日はお施主さんと工務店さんと一緒に、ボルダリング壁の打ち合わせもしました。合板に等間隔で穴をあけて爪付きナットを埋め込んでいくようです。一面に等間隔にナット穴があるので、ホールドは自由な位置につけ変えることが出来るようです。ボルダリング壁作成もお施主様のセミDIY。とても楽しみです。


現在お住まいされながらの全体改修工事ですので、工事は前半工事と後半工事の範囲を分けて進めていただいています。前半工事の解体を進める中で全体の構造の状況も見えてきて、後半工事での変更なども考えながら現場を見ています。

改修するにあたり、新築のように新しいもので綺麗にするのではなく、古い建物の良さや手仕事の良さを感じることが出来るように仕上げていきたいと思います。空き家の民家を再生し、住み継ぐことを選択されたお施主様のセミDIYの家づくりです。










by frontdesign | 2018-06-14 21:22 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況3

現場の方は床の断熱材が敷きこまれ、床板張りも進んでいます。床レベルが整うと住まいらしさが戻ってきます。

壁の左官の仕上げの確認のために、土塗り壁と砂漆喰塗り壁の見本を工務店さんが作ってきてくださいました。

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現在、浴室などの水廻りは別棟にあるのですが、改修後は既存建物内に設けることになりました。
既存の窓位置を変更するために梁追加の構造補強をしていただくのですが、壁をめくってみると予想外の部分もあり、補強方法を検討して窓の高さを変更させていただくことになりました。
改修工事は新築と違い、現場に合わせて大工さんにその場で手仕事をしていただくことになります。方向性が決まるとささっと仕事をしてくださいます。
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元の建物は竹小舞下地+筋違の入った真壁構造です。間取りの変更に合わせて一部壁を取るところがあり、新たに作る壁には筋違を入れて補強します。
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1階床には全体に断熱材を敷き込みます。床仕上げは畳と杉の厚板張り。断熱材+断熱効果の高い仕上げ材で、冬場の足元からの冷えはかなり改善されると思います。
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by frontdesign | 2018-06-11 07:43 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況2

現場は着々と工事が進んでいます。
先週のことになりますが、床板が搬入されました。一階は厚さ30ミリの吉野杉の一等材。色艶の良い材料です。

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結構な枚数で、ふた部屋にまたがって積まれています。
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床の改修は、基本的には大引-束からやり直して頂いています。大引の間に断熱材を敷き込み、床板張りが始まりました。まずは玄関ホールから。

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敷居は先に敷き込んで頂いています。
この場所にはガラス入りの格子戸を入れるので、木製のVレールを埋めて頂いています。
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古い建物で使われていた地松の古材は、製材所で挽き割って頂いて再利用することになりました。寸法と木肌を見て使う場所を検討。
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第1弾として、玄関の式台と蹴込み板にして頂きました。古い材も表面を削ると新品のようになります。框はヤマザクラを入れて頂きました。
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二階は床下地まで出来ています。この空間は大きく変わる部分ですが、壁と天井はほぼ今のままです。

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二階の納戸の現況の壁は、土壁の中塗り仕上げです。改修後は、多くの壁を土壁で仕上げます。
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納戸の奥の収納部分の壁は荒壁のままで、この上に土を重ねます。

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左官工事は、左官屋さんに教えて頂きながらDIYでの施工になります。
土塗り楽しみです。






by frontdesign | 2018-06-06 05:27 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 進捗状況1

現場は着々と工事が進んでいます。解体が進み内部の状況がわかるようになりました。
今日は大工さん、水道屋さん、電気屋さんが入っておられました。電気関係の位置や配線について現場の状況を確認しながら、お施主さんと一緒に打ち合わせをさせていただきました。

土壁の解体の現場では、天井の上で土壁が終わっていて梁まで届いていないところも多く見かけますが、こちらは全て土壁が梁まで届いていました。

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地松の丸太梁が主要な部分に使われています。
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主屋続きに部屋が増築されています。増築部の電線を見ると1988年と刻印されていましたので、30年ほど前の増築と思われます。主屋は真壁で増築部分は大壁の在来工法。境目はなかなか複雑なつなぎ方がされています。断熱材は痩せてカビていました。

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断熱材を取り払い、スッキリしました。これから新たに断熱材を入れ直します。このあたりは土間付き玄関横収納室と浴室や脱衣室をつくります。一部を吹き抜けにして、2階へ上がるボルダリング壁もつくります。

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日当たりの良いところは3畳の小間の作業室(畳の間)にします。主屋からは少し距離があり、良い籠り部屋になりそうです。

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主屋は4間取りの和室で、改修後は1室だけ板の間にして残りの3室は和室のままにします。和室部分と縁側の床の断熱材は、大工さんが床下に潜って入れていただいています。なかなか大変な作業です。

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畳自体に断熱性能がありますので板の間の床に比べると暖かいものですが、畳の下にも断熱材を入れると意外と効果が高いのでお勧めしています。





”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
国産材・県産材を使って木の家づくりをしている設計事務所です。
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by frontdesign | 2018-05-25 07:13 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

生駒の家 民家再生・セミDIY 着工

昨日より解体工事がスタートしました。

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お住まいされながらの工事ですので、工事範囲の区切りをつけて2期に分けて工事をします。
お施主様も解体工事に参加され、着々と進んでいます。天井が撤去されると構造が見えてきました。50数年前に建てられた真壁の民家型住宅です。

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この部屋は壁に化粧合板が張ってありましたが、中は土壁の荒壁のままでした。
今はこのような筋交いの入れ方はしませんが、当時の真壁づくりの建物には多くみられます。
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棟梁の千葉さんとは10年ぐらい前に住宅の新築工事の棟梁をしていただいたことがあり、その時は大変お世話になりました。昨日は久しぶりにお会いし、覚えていてくださって良かったです。

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洋間の床は松の板が張ってありました。ボンドは使われていないのですが、釘が錆びているので取る際に板が割れることもありました。綺麗に取れた板は使いたいところです。
大引は再利用材の丸太が使われています。今回大引からやり直すのですが、この丸太もどこかで使えれば。。。寧楽工舎さんも案を出してくださるので助かります。

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お施主様のお知り合いのところで保管されていた古材を使わせていただけることになり、先日引き取りに伺わせていただきました。大変立派な地松の差鴨居などがあり、状態もよく、綺麗に洗って頂きサイズのリストも作っていただきました。構造材にするか、挽き割って厚板にもしていただけるとのことで厚板として使わせてもらうか、、使い道はいろいろ考えられます。
材料が目の前にあり、使い道を考えるというのも面白いです。料理のような感じがします。
良い材料を、よく使えればと思います。

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”木の住まいの設計”
一級建築士事務所 FRONTdesign  岩城由里子
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by frontdesign | 2018-05-15 18:19 | 生駒の家 民家再生・セミDIY | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki