カテゴリ:町家改修 奈良町 西村邸( 11 )

奈良町西村邸 町家再生計画8

離れ棟は工事も終盤です。

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キッチン兼洗面兼収納の台はタモの集成材で造作していただきました。

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タモ材は保護オイルを塗ると色が濃くなります。このあと陶器のシンクをつけていただきました。

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2階縁側天井。
新しい木部は、白木のまま残す部分と柿渋の古色を塗装する部分をつくりました。

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階段の壁は吉野杉の上小板を張り柿渋の古色を塗装していただきました。柿渋は時間が経つと濃くなります。


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2階の窓からは渡り廊下や茶室棟、向かいの主屋の瓦屋根が見えてなかなか良い景色です。

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大工さんはトイレ棟の工事中。入口に新たに庇を作っていただきました。
この庇は雨の日に靴が濡れないために計画したのですが、主屋から渡り廊下を通り離れまで雨にぬれずに通れるようになりました。
欄間の板には千鳥の彫り物。

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奥庭の景色にも少し変化が出てきました。

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by frontdesign | 2018-11-23 07:59 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画7  土塗り壁

離れの工事は、大工工事が終わり左官工事が始まりました。


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元の仕上げを剥がし、一旦土壁の下塗りをしてその上に中塗りで仕上げていただいています。

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1階2階とも、床の間・床脇付きの空間です。敷地内の離れ・主屋とも大正4年の同時期に建てられたものですが、床の間のつくりを見ると、離れは客間として建てられたように思います。2階の窓からは奈良町が一望でき、若草山も目の前に望むことができます。毎年山焼きの日には空を赤く染める特別な景色を楽しまれていたことと思います。


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欄間障子の薄壁は他のところよりも厚みが薄いため、荒壁のところまで剥がしてから土を塗られます。土塗りはある程度の塗り厚が必要なので薄壁の部分は綺麗に仕上げる技術が必要です。チリと言って柱の面と土壁の面との段差の寸法も、ある程度は無いとすっきりと納まりません。

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スサを混ぜて土練り。たくさんの土を使います。

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離れの1階は畳敷きから杉厚板の床板張りにします。キッチン兼洗面兼収納のつくり付け家具を大工さんに製作していただきました。
和の空間の壁の1面はタイル張りにして違い棚のような棚を作っていただきました。タイルは土に比べると硬質ですが、土壁との相性も良いように思います。

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2階への階段はこじんまりとしたサイズの廻り階段です。壁に体が擦れることもあるので階段内の壁面は杉板張りに。階段周りの壁は柿渋古色を薄めて塗装することになりました。

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庭の隣地との境界の高いブロック塀は、上部を半分程度撤去して低くしてもらいました。
庭の計画で不要な樹木は先行して伐っていただき、少しずつ整理がすすみすっきりしてきました。

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トイレ・シャワー棟の大工工事が始まりました。入口の建具や窓の建具は既存の古建具を再利用します。現場の寸法と建具寸法に合わせた建具枠の納まりついて大工さんと打ち合わせをしました。柱は痛みもみられましたので、耐久性を考えて新しく入れ替えていただきました。結果的に建具も合理的に納まることが出来るようになりました。
古い建物の改修工事は、現場の具合により図面通りに進まないこともしばしば。現場に合わせて納まりを検討すのが面白くもあり難しくもあり、楽しいところです。

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by frontdesign | 2018-11-14 07:40 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画6

工事は着々と進んでいます。離れ棟は大工工事がほぼ終わり、こらから家具工事、左官工事、タイル工事が始まります。

元の形を出来るだけ残しながら、建物の傾きや沈みと痛んだ部分を直しました。歪みが直ると見た目もすっきりとしました。今後50年後100年後、次の改修の時期まで安全で健全に保てるよう、修理をして耐震性も高めました。

屋根からの荷重の流れで、荷重の負荷が集中する部分に柱を追加しました。元の通りの開放性を確保するために、追加した柱の部分には仕口ダンパーを設置しました。

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右側の壁にはタイルを貼り、家具のような木製の造作キッチンを設置します。
エアコンの配管や室外機が目立ちにくくなるように、配管ルートもひと工夫して下さいました。

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和室の竿縁天井とタイル貼りの壁のキッチン。仕上がりが楽しみです。

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二階は大工工事が終了し、これから左官工事が始まります。左官壁は土塗り仕上げてす。
畳や建具が入ると、景色も一変することでしょう。

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床の間も元の通りに。

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階段はコンパクトな回り階段てす。身体が壁に擦れるので、壁は杉板張りにしました。

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これから渡り廊下部分の水まわりの工事が始まります。

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渡り廊下から主屋にかけて多くの配管が通っています。こちらは主屋の通り土間。結構深い位置に汚水管が通っており、手掘りで管の入れ替えをされていました。
道路側から敷地奥まで続くメインの通路ですが、地中深くには給水管、汚水管と雨水管などの配管が集中しており、大動脈のような場所です。

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西村邸は大正4年に建てられた建築物で、奈良市の歴史的風致形成建造物として登録予定です。
月末には調査に来られることになりました。

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工事は敷地奥から進めており、最後に道路側のファサード面を改修します。
全体の完成は来年夏の予定です。




by frontdesign | 2018-11-02 00:03 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画5

工事は着々と進んでいます。

一階の天井板が張り終わりました。竿縁の竿は既存の竿をそのまま使い、天井板を新調しました。総赤ではないですが、赤身の色が綺麗な吉野の杉板です。年月とともに白太も色が濃くなります。天井が出来ると嬉しくなります。
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今日は大工さんと打ち合わせをしました。
補正しながらの納まりについて、意匠や構造、設備のルートも含めて検討。あちらもこちらも最終の納まりが決まりました。大工さん、有難うございます。

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1階は畳の間から板の間に改修しますが、床の間と床脇はそのまま残します。床の間の框は撤去し、床柱との取り合い部分は赤松の○に沿わせて埋木を加工してくださいました。目立たないように着色します。


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既存トイレがきれいに解体されて、地盤を整備していただきました。現況の寸法に合わせながら新たに水廻りを作っていきます。

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by frontdesign | 2018-10-10 18:03 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画4


つい先日まで暑い日が続いていましたが、急に秋らしい気候になってきました。

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先日、お庭屋さんと排水経路の打ち合わせをしました。中庭から見上げると離れ棟の二階がよく見えます。

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離れ棟の妻側の外壁の焼杉板が張り終わりました。

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焼きっぱなしの仕上げですので、触ると手に炭が付きます。1階まわりの手に触れるところは表面の炭を落としているものを使用しています。

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二階の縁側開口部の下地が出来てきました。元はアルミサッシの掃き出し窓でしたが、木製建具の腰窓にする事になりました。
床の傾きも直して頂き、気持ちよくなりました。
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こちらは茶室棟の軒下。風情ある空間を生かせるようにしたいと思います。

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敷地内には五つの棟と四つの庭があり、それぞれの建物からそれぞれの庭を楽しむことができます。

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道沿いには建物が立ち並び、中の様子はわかりませんが、敷地の奥にはまさに庭屋一如の空間が存在しており、そのギャップも町家の魅力のように思います。






by frontdesign | 2018-10-01 07:55 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画 3

離れの工事が進んでいます。

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大正四年に建てられた離れ棟。解体してみると柱の沈みや木部の痛みがあり、まずは躯体をしっかりさせることになりました。柱を上げ梁を補強して頂き、全体的に歪みが直ってきました。

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日に日にきちんとしてくる様子を見ていると、嬉しく思います。

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傷みのある柱は二本入れ替え、荷重の負担が大きいところには新たに二本の柱を入れます。補助的に制振金物の仕口ダンパーを部分的に入れることにしました。

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母屋や棟木の継手位置も補強して頂いています。

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柱を上げる際に、土壁も一部落として頂いています。床脇の違い棚は欅の一枚板。柱にはどこも左官仕上げのためのちりじゃくりの溝が施してあります。
壁の下にはちんくぐりがあり、壁止まりの横木は広葉樹の変木で丸い跡がついています。このあたりは、再び元に戻して頂きます。

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離れの階段はコンパクトな廻り階段です。なかなか小さな階段ですが、通い慣れると意外と上り易く、不思議と二階が近く感じます。楽しい階段です。

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一旦取り外した建具類は納屋で保管してあります。傷みのあるものは補修し、元の位置で使います。
建物の歪みが直り、建具類もスムーズに動くようになると思います。

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by frontdesign | 2018-09-12 07:10 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

木と土

奈良市観光経済部奈良町にぎわい課へ修理事業の申請書類を提出しに行きました。この課は市役所の庁舎内ではなく、奈良町の中に所在しています。現場のすぐ近くでもあり、地域の中に有るのは良いことだと思います。


この写真は現場の向かい側の建物です。改修後、こちら側の喫茶室の窓から格子越しに見える景色になります。この界隈は新しい建物に建て替わっているところも多いのですが、お向かいは残っています。
道幅が狭いので、そこそこの距離感です。道の狭さは車社会では便利とは言えませんが、ヒューマンスケールがこの町の魅力のように思います。朝早く現場に行くと、キャリーバッグを引いた外国人の観光客が通りを歩いているのを見かけます。そのような風景が窓越しに見えるようになるのを想像すると面白く思います。

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これはこちら側の納屋の土壁です。近づいて見ていると、ススが付いたこの壁も味わいがあって良いなあと思いました。

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向かいの建物のように少し離れて見える景色も、すぐ近くにある壁や床も、どちらも木や土で出来ており、それもこの場の魅力であるように思います。








by frontdesign | 2018-08-29 11:12 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画2

離れ棟の工事が進んでいます。
総二階建て建物の東側の通りが3センチほど下がっており、柱3本をジャッキアップして補正することになりました。
既存の柱に内外両面からジャッキの支持部材を設置。

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建物の西側は隣の建物が隣接しているので、東側の柱を全体的に上げる時に、万が一、建物が西側に傾かないように引っ張りのロープを張られました。

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柱を上げるの最大3センチ程度ですが、建物にとっては負担も大きいので、足元と小屋組み、柱桁各仕口など、ウィークポイントになるところは全体に補強してから上げられました。
緊張感の高い作業です。

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無事に柱が上がりました。見た目にもだいぶ真っ直ぐになり、二階の床の下がりもかなり解消しました。
構造の補強方法も決まりましたので、しばらくは構造補強の工事が続きます。

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北の縁側の東の角に蟻害がみられました。柱の入れ替えの他、蟻害のある部材全て新調して頂きます。

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解体してみないと分からない事も多いのですが、これから先に同じ不具合が生じないように直したいと思います。





by frontdesign | 2018-08-28 07:41 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町 花園町

奈良町の改修現場は、細長い敷地の中に主屋・辰巳蔵・茶室棟・離れ・納屋の5つの建物と、主屋と離れをつなぐ渡り廊下、そして間々に4つのお庭があります。一番奥の離れの2階の窓からは、それぞれの建物の瓦屋根が見えます。連なる瓦屋根はとても美しく、また、複数の建物が敷地の中でつながりを持ちながら建っている様子に、想像力が掻き立てられます。窓から屋根屋根を見ていると、子どもの頃に建築に興味を持ったきっかけがそのようなことだったのを思い出します。

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離れ棟の解体が進み構造体が見えるようになりました。昨日は補修の方法について大工さん達と現場で打ち合わせをしました。大きな補修から細部の補修まで、この建物をいかに健全に長持ちさせるかと言う視点で様々な意見が出て、こちらも勉強になりました。

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二階の小屋裏から棟札が出てきました。
大正4年4月8日の日付が入っています。主屋も大正4年の築造であることが確認できており、離れも同時期に建てられたことが分かりました、大正4年と言えば103年前になりますが、大きな改修もなく建築当初に近い形で使われていたようです。

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ここは奈良町の花園町と言うところで、町のことが書かれた札が通りの古い町家に掛かっています。平城京に都が遷都した時に飛鳥から移築さらた元興寺にお供えをする花を育てた花園があったことから、花園町という名前になったそうです。
その後は鎌倉期より民家が立ち並んでいたそうで、江戸期には能役者や春日若宮おん祭に参勤する大名の宿所を提供する宿場町になっていたそうです。(ウィキペディアより) 
鎌倉期と言うと800年程前。その頃から人が住み継いできた町で、宿場町としても栄えていたことを想像すると感慨深いです。


建物が残り続ける理由のひとつに、その建物がひとに愛される建物であるということがあります。
棟札を見ると、ご当主や棟梁が建物に込めた思いを感じます。ここに住まうご家族が幸せに、そして100年200年と愛される建物であって欲しいと願われていた事と思います。
建物の歴史に気持ちを寄せて、これからも長くお住まい頂けるように丁寧な改修をしたいと思います。

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花園町と言うと、花園温泉と言う銭湯があります。一度この暖簾をくぐってみたいです。
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by frontdesign | 2018-08-24 08:00 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画1

いよいよ工事がスタートしました。

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敷地は奥行きが30mほどある細長い形状で、表の主屋と辰巳蔵の奥には、いくつかの庭と茶室棟、離れ棟、納屋の建物があります。
まずは一番奥の離れ棟から工事を始めます。

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離れ棟は、一階二階とも床の間・床脇付きの和室がひと間ずつある小ぶりの建物です。

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大正四年に建てられた建物ですので、築百年以上になります。少し改装されていますが、ほぼ建築当時のまま使われていたようです。

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縁側の欄間には、波間に千鳥の透かしが入っています。風流ですね。
波千鳥紋様は、家内安全など縁起ものの紋様だそうです。

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構造の補強をするために、まずは部分的に解体します。

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二階の床の大きな下りを直すために、一階二階とも天井板を外します。
天井板は柾目の杉で、取り外したのちの復旧も考えていたのですが、板が脆く釘が錆びており、取り外す際に板が割れてしまいました。竿縁はそのままで天井板のみ新調することになりました。

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もう少し解体が進んでから構造の補強方法を決めていきます。





二階からは若草山がよく見えます。
隣は中将姫誕生の謂れのある誕生寺さんです。奈良町にはたくさんのお寺が点在しており、お寺の屋根の見える風景も奈良町らしさのように思います。

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by frontdesign | 2018-08-21 20:41 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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