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学園前 リフォーム工事3

築57年の住まい。解体から始まり、補修をしながら工事が進んでいます。
今日は現場を見ながら電気設備関係の打ち合わせをしました。

床は下地から撤去して基礎の補強追加をして下地を組み断熱材も入れていただき、床下地まで完成しました。開口部は元は木製建具が入っていました。何とか利用できればと思いましたが、建具や木枠・下地の痛みだけでなく建物の歪みなどもありましたので、断熱性能や気密性能のことを考えアルミサッシに入れ替えることになりました。
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居間食堂空間。ここの小屋組みはトラス構造になっていました。
トラスの梁間が飛んでいてたわみがありましたので、一部トラスを受ける補強の柱を入れていただきました。
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居間からL型につながる部分はプライベート空間です。
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元の間取りは縁側のある二間続きの和室と奥に洋間がありました。縁側はそのままに、トイレと洗面所とウォークインクローゼットと2部屋の寝室を計画しています。
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元の開口部を利用し、建物の歪みも調整しながらサッシを入れていただきましたが、内法高さが1640程度になりました。少し低めですが開口の間口が広く光がたくさん入る気持ちのよい縁側になりそうです。
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by frontdesign | 2016-03-23 13:50 | リフォーム 学園前の家 | Trackback | Comments(0)

としくんのおうち 進捗状況6

としくんのおうち。
大屋根の瓦の下地工事が進んでいます。
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瓦のサイズに基づき地割りがされ、瓦を引っ掛ける桟木が取り付けられました。桟木をもとに瓦が葺かれます。
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南側の庭に面する外縁の下屋が出来ていました。
長い軒下空間です。構造、仕上げとも吉野杉。どちらも節のある一等材ですが色艶ともなかなか美しく、木部の着色保護材を塗るのがもったいないように思います。
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外縁に面する空間の半分は縁側です。居間からも縁側越しに下屋の軒裏が見えそうです。
縁側も外縁も、外部と室内をつなぐ中間領域です。暮らしの中で使い心地の良い場になればと思います。
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今日は現場でお施主さんと定例打ち合わせをしました。木が綺麗ですね、と喜んで頂けて嬉しく思いました。



by frontdesign | 2016-03-20 22:57 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

としくんのおうち 進捗状況5

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大屋根の屋根下地ルーフィングが敷き終わりました。

玄関ポーチの化粧屋根下地も完成。野地板は吉野杉の一等材です。

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丁寧に仕上げて頂きました。
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今日は南側の外縁の下屋の施工中です。こちらも玄関ポーチと同じ化粧野地板仕上げです。
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内部は耐力壁の筋交い設置の工事中です。
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吹き抜け部分は、化粧の杉の梁が囲みます。
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二階の大屋根にはトップライトが取り付きました。夏場は、一階の吹き抜け経由で家中の暖気をこの窓から逃がすことができます。
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建物の下地の工事が続きます。




by frontdesign | 2016-03-16 16:20 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 竣工

萩の台の家2が完成しました。
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お施主さんはご実家のある生駒にUターンで戻られ、家を建ててご実家の農業を手伝われることになりました。広々とした農地に囲まれた立地で庭先にも畑があります。
配置計画としては庭の畑にも小さな耕運機が入るように通路部分を確保し、平面的には農作業から戻った時の動線などに留意した計画です。

構造材、仕上げ材は全て吉野材を使っています。居間食堂は床、天井とも吉野杉。床は1等材(節がある)で、天井は上小節材(節が少ない)です。天井を板張りにするときには、出来るだけ節の少ない上小節材を使っています。

テレビカウンターと家事テーブルを作り付け家具として大工さんに作ってもらいました。
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プライベート空間の2階へは居間食堂からのアクセスをご希望され、キッチン横から階段室に入る計画にしました。
吹抜でない空間に階段を配置する場合、階段は1階と2階をつなぐトンネル状の空気の移動場所になるので、冬場の空気の移動を防ぐために階段手前に引き戸を設けました。逆に夏場は開けっ放しにしておくと熱い空気は2階へあがり、階段の上のトップライトから排熱することができます。
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階段の左上天井はトップライトです。リモコン操作の電動開閉式で、雨が降ると自動的に閉まります。
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2階の南側のホールは室内物干し場です。南からたっぷり陽が入ります。
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階段手摺は大工さんによる造作手摺です。日々、手で摺って使い込むうちにだんだん飴色の艶が出てきます。
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1階居間横は6畳の和室です。2枚の襖を開けると居間続きの空間になります。東側に地窓があり、夏場の涼しい風の取り込み口になります。
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キッチンは対面式で、食堂越しに庭の畑が見えます。
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お施主さんがパナソニックのシステムキッチンを選ばれました。このシンクは機能性を意図したデザインのシンクのようです。昔メーカーでシンクの商品企画をしていたこともありシンクのつくりには興味津々で、メーカーのサイトを見てこのシンクの商品意図を見ました。
お施主さんに使い心地をお聞きしてみたいです。
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キッチンの後ろには大きな食器棚兼収納。奥に家電カウンターを配置しました。
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家電カウンターの奥は勝手口・土間のあるパントリーです。土付き野菜はこちらに。手前には収納棚などを置くスペースがあり、キッチンから溢れるストック品もここに収納することができます。
そして右側は洗面脱衣室の入り口です。農作業から戻るときはこの勝手口から入り、直接洗面脱衣室→お風呂へと直行できます。
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洗面脱衣室。
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こちらは表の玄関です。玄関の横にシューズクローゼットを設けました。
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クローゼット内には大きな靴棚とコート類掛けを設置しています。靴はこちらで脱いでキッチン洗面方向への廊下(裏動線)に出ることができます。

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玄関外のポーチは、少し長めのアプローチで大きな庇をかけています。
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広々とした田園の中の住まい。隣は既存の農業用倉庫です。
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南側には遮るものが何もなく、冬場は太陽のぬくもりをたっぷり家に取り込むことができます。
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外縁の軒先に玉ねぎや柿、大根などが干される風景を想像します。
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お施主さんやご実家のみなさまとお付き合いさせていただく中で、農のある暮らしの豊かさをつくづく感じました。
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田を耕しお米を育て、畑では季節の野菜がふんだんに収穫でき、それらの食材がキッチンで料理されて家族の日々の暮らしを支えます。
お庭の畑も、春夏秋冬いろいろな野菜を育てられることと思います。

農と家と食事のつながり。
豊かな暮らしを送ることのできる住まいになりますように。
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施工:有限会社藤見工務店



by frontdesign | 2016-03-13 01:15 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

としくんのおうち 進捗状況4

大屋根の野地板が張り終わりました。
棟上げ式をして頂き、ご家族の皆様と一緒に工事の安全を祈念しました。
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周囲は広々としており、風景の中で屋根が印象的です。
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軒裏は杉板張りです。色艶の良い杉板を綺麗に張って頂きました。
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足場に奈良をつなぐ家づくりの家の旗をあげて頂きました。材木は吉野材を使い、大工さんの手による家づくりです。
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構造材も羽柄材も仕上げ材も木をたくさん使いますので、現場で端材がたくさん出ます。お施主さんとの打ち合わせで、端材のいい使い道をご提案頂きました。端材を移動せず、この場で役に立てることは何よりのエコですね。



by frontdesign | 2016-03-06 21:11 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

萩の台の家2 進捗状況21

外構の工事が進んでいます。木の塀も完成し、建物の足元が囲まれました。
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玄関ポーチは深い軒した空間です。土間は豆砂利の洗い出し仕上げです。
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昨日は洗い屋さんが入っていたので玄関に靴がたくさん並んでいます。
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玄関横にはシューズクローゼットがあり、中で靴を脱ぐことのできる家族の玄関収納場です。キッチン・洗面所側のうらの廊下にも出ることができます。

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今日はお施主様検査の日で、手直しと残り工事の確認もしました。お引渡しまであと少しです。

いい住まいになりますように。

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by frontdesign | 2016-03-06 01:48 | 新築 萩の台の家2 | Trackback | Comments(0)

としくんのおうち 進捗状況4


大屋根に垂木が掛かり化粧野地板が張り始められています。
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2階の大屋根はいぶし瓦葺きです。数日前、瓦屋さんと現場打ち合わせをしました。
綺麗に瓦を葺くために、屋根下地のケラバの納まり寸法から瓦割り寸法を追い出しました。瓦は焼きものなので製品の寸法誤差はありますが、調整も含めて268㎜ピッチで瓦割りをしていただくことになりました。
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ケラバに取りつく登り淀(小さいほうの三角の部材)と、軒先の広小舞(大きいほうの三角の部材)。瓦葺きの納まりに使われる部材です。
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今日は広小舞も登り淀も納められ、8寸の破風板も取りついていました。
軒裏は化粧(垂木や野地板を木のまま見せる)で、ケラバの母屋の小口は破風板で隠します。木は木口から水を吸い易いので、母屋木口の雨掛かりを防ぐために破風板をつけるようにしています。
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軒先の化粧野地を張っておられます。野地板は吉野杉の1等材です。
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この部分は、当初は梁を落として桁を乗せるように考えていましたが、逆蟻の仕口ですっきりと納めていただきました。
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垂木間の面戸板の通気口。裏側には防虫の為のステンレスのメッシュを張っていただいています。
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少しずつ形になってきました。屋根ができあがるまでもう少しです。

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by frontdesign | 2016-03-03 22:07 | 新築 としくんのおうち | Trackback | Comments(0)

コンセプトブック「奈良をつなぐ木の家」が完成しました!

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奈良をつなぐ家づくりの会コンセプトブック「奈良をつなぐ木の家」が完成しました。

絵と文はイラストレーターの矢田勝美さんに書いていただきました。
昨年の11月から、吉野の森~私たちの家づくりの現場までを取材していただき、温かみのある絵と文章でわたしたちのコンセプトを表現してくださいました。
矢田さんは三重県ご出身のイラストレーターで『いのちをつなぐ海のものがたり』という本も執筆されています。漁師さんを取材される中で、海に豊かな恵みをもたらす山に植林をする活動にも参加しておられ、山のこともよくご存じです。このコンセプトブックの中でも、自然の循環を背景とした長い時の流れを表現してくださいました。
アートディレクションは名古屋で活動されている鈴木孝尚さんです。矢田さんの温かみのあるイラストを生かし、洗練された中にも温もりを感じる手触りのよい本に仕上げてくださいました。
素敵なコンセプトブックを作っていただき、とても嬉しく思います。




美しい絵の数々。中身を少しだけ紹介させていただきます。

山の恵みのこと。
わたしたちと山のつながりは。むかしむかしの人々のくらしについて。
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吉野のこと、林業のこと、山守さんのこともたくさん書いていただきました。
昔はお城をつくるのにたくさん使われていた吉野の木。それが樽づくりになり・・・・。
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杉と桧の違いは・・・。葉っぱを見ると面白いですね。
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私達の会では大工さんや左官屋さんなど職人の技能を生かした家づくりをしています。
大工さんの仕事と道具のこと。道具って面白い。大工さんも登場します。
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職人の手で木の家づくり。
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そして山を育てる人は。
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「奈良をつなぐ家づくりの会」は、原木生産者、製材所、工務店、設計事務所など、森からまちまで木の家づくりに関わるメンバーで活動しています。
全国には私たちと同じような家づくりをしている方々がたくさんいらっしゃいます。このコンセプトブックは「木づかい協力事業者による木材利用促進事業」の補助を受けて作成したフリーペーパーです。少しでも多くの方に読んでいただき、木の家づくりのことを知っていただきたく思います。

みなさまにお届けする体制が整いましたら、奈良をつなぐ家づくりの会の新ホームページにてご案内差し上げます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。






by frontdesign | 2016-03-02 07:35 | Trackback | Comments(2)

国産材・県産材でつくる木の住まいの設計 奈良県生駒市


by yuriko iwaki