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奈良町西村邸 町家再生計画8

離れ棟は工事も終盤です。

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キッチン兼洗面兼収納の台はタモの集成材で造作していただきました。

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タモ材は保護オイルを塗ると色が濃くなります。このあと陶器のシンクをつけていただきました。

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2階縁側天井。
新しい木部は、白木のまま残す部分と柿渋の古色を塗装する部分をつくりました。

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階段の壁は吉野杉の上小板を張り柿渋の古色を塗装していただきました。柿渋は時間が経つと濃くなります。


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2階の窓からは渡り廊下や茶室棟、向かいの主屋の瓦屋根が見えてなかなか良い景色です。

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大工さんはトイレ棟の工事中。入口に新たに庇を作っていただきました。
この庇は雨の日に靴が濡れないために計画したのですが、主屋から渡り廊下を通り離れまで雨にぬれずに通れるようになりました。
欄間の板には千鳥の彫り物。

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奥庭の景色にも少し変化が出てきました。

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by frontdesign | 2018-11-23 07:59 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

12月2日(日) 第20回吉野の森見学バスツアー

奈良をつなぐ家づくりの会恒例の「吉野の森見学バスツアー」を、12月2日(日曜日)に開催することになりました。

午前中は吉野郡川上村の林業地に入り、山守さんの案内で山のことや木のこと、吉野の林業のことについて話をお聞きします。

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お昼は川上村柏木の旅館「朝日館」で昼食を頂きます。
柏木は、修験道根本道場である女人禁制の大峰山参りの登山口で、朝日館は修験道の宿として創業されたそうです。

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斜面の敷地に建てられており、奥へ行くほど高くなっています。立派なお庭もあります。

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午後は吉野材を活かした様々な加工の現場を見学します。今回は、製材所の他に家具工房も見学できるようで楽しみです。


<第20回吉野の森見学バスツアー>

・日時:12月2日(日曜日) 集合9時 〜 解散17時半頃

・集合・解散場所:桜井駅 (近鉄・JR)  駅北側ロータリー
 駅北側には市営駐車場もございますので、桜井駅まで送るまでお越しいただくこともできます。

・参加費用:2500円 (未就学児 1000円 ※食事不要のお子さまは無料です。)
 昼食代は参加費に含まれています。

・持ち物:飲み物(お茶等)

・服装:山に入りますので動きやすい服と靴でお越しください。また、山の上は冷えますので温かい上着などお持ちください。


・申し込み方法
 お名前
 ご参加人数(お子さまの参加の場合はお子さまの年齢も)
 連絡先

をお書き添えの上、下記アドレス宛てにメールでご連絡ください。

izutani@moritosumai.com

担当:奈良をつなぐ家づくりの会幹事 泉谷繁樹さん 
 
 


山に入り木や土に手で触れ、そこで自然を相手に施業をされている山の人の話をお聞きしていると、日常の暮らしの中で忘れていた何か大切なものを思い出すような感覚を覚えます。

みなさまのお越しをお待ち申し上げております!


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by frontdesign | 2018-11-16 14:52 | 奈良をつなぐ家づくりの会 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 進捗状況12

仕上げの工事が始まりました。
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室内の壁は、コバウ紙と言う下地の紙張りの上にフェザーフィールと言う西洋漆喰を塗る仕上げです。下地に紙を張るとクラックが入りにくくなります。
壁が仕上がり、急に出来上がりに近づいてきました。電気設備や給排水設備の器具の設置も始まりました。
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玄関は静かな空間になりました。外側には木製ドア、内側には引戸の網戸を設けています。
玄関の左側には土間続きのパントリーがあり、キッチンへと続きます。

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造り付けの洗面台も出来上がりました。これから木枠付きの鏡を取り付けて頂きます。

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寝室から浴室まで一直線。途中、ウォークインクローゼット、トイレ、洗面脱衣室と続きます。北側の裏動線ですが、明るい空間になりました。

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吹抜けには足場が組まれています。吹抜け上から吊るすペンダント照明の器具高さも確認させて頂きました。

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二階はほぼ工事も終わりました。吹き抜けに面する窓には障子が入ります。

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大工さんは外部廻りの工事中。ウッドデッキや塀を製作していただいています。1段目のウッドデッキが出来て、庭への出入りがしやすくなりました。


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by frontdesign | 2018-11-15 09:05 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画7  土塗り壁

離れの工事は、大工工事が終わり左官工事が始まりました。


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元の仕上げを剥がし、一旦土壁の下塗りをしてその上に中塗りで仕上げていただいています。

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1階2階とも、床の間・床脇付きの空間です。敷地内の離れ・主屋とも大正4年の同時期に建てられたものですが、床の間のつくりを見ると、離れは客間として建てられたように思います。2階の窓からは奈良町が一望でき、若草山も目の前に望むことができます。毎年山焼きの日には空を赤く染める特別な景色を楽しまれていたことと思います。


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欄間障子の薄壁は他のところよりも厚みが薄いため、荒壁のところまで剥がしてから土を塗られます。土塗りはある程度の塗り厚が必要なので薄壁の部分は綺麗に仕上げる技術が必要です。チリと言って柱の面と土壁の面との段差の寸法も、ある程度は無いとすっきりと納まりません。

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スサを混ぜて土練り。たくさんの土を使います。

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離れの1階は畳敷きから杉厚板の床板張りにします。キッチン兼洗面兼収納のつくり付け家具を大工さんに製作していただきました。
和の空間の壁の1面はタイル張りにして違い棚のような棚を作っていただきました。タイルは土に比べると硬質ですが、土壁との相性も良いように思います。

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2階への階段はこじんまりとしたサイズの廻り階段です。壁に体が擦れることもあるので階段内の壁面は杉板張りに。階段周りの壁は柿渋古色を薄めて塗装することになりました。

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庭の隣地との境界の高いブロック塀は、上部を半分程度撤去して低くしてもらいました。
庭の計画で不要な樹木は先行して伐っていただき、少しずつ整理がすすみすっきりしてきました。

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トイレ・シャワー棟の大工工事が始まりました。入口の建具や窓の建具は既存の古建具を再利用します。現場の寸法と建具寸法に合わせた建具枠の納まりついて大工さんと打ち合わせをしました。柱は痛みもみられましたので、耐久性を考えて新しく入れ替えていただきました。結果的に建具も合理的に納まることが出来るようになりました。
古い建物の改修工事は、現場の具合により図面通りに進まないこともしばしば。現場に合わせて納まりを検討すのが面白くもあり難しくもあり、楽しいところです。

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by frontdesign | 2018-11-14 07:40 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 進捗状況11

工事も大詰めで、造り付け家具の工事中です。
一旦足場も取れて、一階から吹き抜けの上が見えるようになりました。
これから壁の仕上げを施工されるのに再び足場が組まれます。

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二階は吹き抜けを中心に東西にふた部屋あります。

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それぞれの部屋には吹き抜けに面して窓があり、開口部には障子を入れます。全開すると南の窓側で各空間がつながりオープンな空間になります。

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一階の居間食堂空間。食堂が吹き抜け空間で、居間は杉板張りの天井です。
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キッチン周りも出来てきました。キッチンは少し奥まった部分にしており、右側のパントリーを介して直接玄関に通じることが出来るようにしています。

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カギ型の大きなステンレス天板の造作キッチンです。キッチン天板面が広いので作業性が良さそうです。食器棚は天井まで高さのある大型の収納庫です。

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洗面脱衣・トイレ室。浴室はハーフユニットに壁天井は桧の板張りです。ドアもFIX窓も透明ガラスで開放感のある空間になりそうです。

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玄関は土間の仕上げも終わり、靴箱のキャビネットも設置されました。開口部には、扉+引き戸の網戸を設置します。

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工事もあと少しです。




by frontdesign | 2018-11-02 10:53 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

奈良町西村邸 町家再生計画6

工事は着々と進んでいます。離れ棟は大工工事がほぼ終わり、こらから家具工事、左官工事、タイル工事が始まります。

元の形を出来るだけ残しながら、建物の傾きや沈みと痛んだ部分を直しました。歪みが直ると見た目もすっきりとしました。今後50年後100年後、次の改修の時期まで安全で健全に保てるよう、修理をして耐震性も高めました。

屋根からの荷重の流れで、荷重の負荷が集中する部分に柱を追加しました。元の通りの開放性を確保するために、追加した柱の部分には仕口ダンパーを設置しました。

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右側の壁にはタイルを貼り、家具のような木製の造作キッチンを設置します。
エアコンの配管や室外機が目立ちにくくなるように、配管ルートもひと工夫して下さいました。

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和室の竿縁天井とタイル貼りの壁のキッチン。仕上がりが楽しみです。

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二階は大工工事が終了し、これから左官工事が始まります。左官壁は土塗り仕上げてす。
畳や建具が入ると、景色も一変することでしょう。

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床の間も元の通りに。

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階段はコンパクトな回り階段てす。身体が壁に擦れるので、壁は杉板張りにしました。

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これから渡り廊下部分の水まわりの工事が始まります。

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渡り廊下から主屋にかけて多くの配管が通っています。こちらは主屋の通り土間。結構深い位置に汚水管が通っており、手掘りで管の入れ替えをされていました。
道路側から敷地奥まで続くメインの通路ですが、地中深くには給水管、汚水管と雨水管などの配管が集中しており、大動脈のような場所です。

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西村邸は大正4年に建てられた建築物で、奈良市の歴史的風致形成建造物として登録予定です。
月末には調査に来られることになりました。

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工事は敷地奥から進めており、最後に道路側のファサード面を改修します。
全体の完成は来年夏の予定です。




by frontdesign | 2018-11-02 00:03 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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