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奈良町西村邸  町家再生計画9

工事も大詰めです。
照明器具や電気・給排水設備器具の設置工事が進んでいます。

キッチン兼洗面の照明器具は、Φ100の球型の器具にしました。
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長押から下の壁はタイル張りで、長押から上はまわりと同じ土壁中塗り仕上げにしています。
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1階の部屋の床は畳敷きから杉の厚板張りにしましたが、床の間床脇の造作はそのままにしています。
障子も元々使われていたものを修理して頂き、紙を張って再び元の場所に納めて頂きました。
床脇の天袋の小襖は古い金箔張りのもので建築当初の100年以上前のものかもしれませんが、美しく味わいがあります。

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床の養生が取れるのが楽しみです。

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二階階段途中の照明は、傘型の壁付けの器具です。器具の質感や出幅など気になるところでしたが、違和感なく納まりました。

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一階の階段入口も、傘型の壁付照明器具です。

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一階二階とも床の間付きの和室が一間ずつある離れ棟ですが、その場その場に表情があります。また、建物に触れるに連れ、住まわれていたご家族の記憶の風景であることを感じます。


こちらは改修して一新したトイレ棟。
隣接するシャワールームの脱衣室も兼ねています。入口の建具は、舞良戸の古建具です。

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離れへは庭からアプローチします。
庭から見ると、縁側や部屋を通り抜けて奥の庭まで見通すことができます。通り抜ける風景は、奥行きの深い町家(敷地)の魅力のひとつだと思います。

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離れ棟竣工まであと少しになりました。


工事はこれから、納屋棟、主屋棟へと進みます。





by frontdesign | 2018-12-10 22:29 | 町家改修 奈良町 西村邸 | Trackback | Comments(0)

ポンちゃんの家 竣工

ポンちゃんの家

建物が完成しました。家の中央に吹き抜けのある開放的な木の住まいです。
南東に開けた高台の立地で、一階二階とも南東に開けた設計としました。一階には屋根付きの広いウッドデッキを南東から南に巡らせました。写真はウッドデッキの工事中です。

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木製網戸の一部は格子戸にして、施錠出来るようにしています。

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居間と食堂。
居間は梁を現しとした天井で、食堂は吹き抜けにしています。食堂からウッドデッキに出る掃出し窓は、庭から駐車場への出入り口としてもお使いになられるので、鍵付きの施錠にしています。ウッドデッキ部分の軒も深いので靴が濡れることもなく、サブ玄関のような場所です。
食堂の奥はセミオープンのキッチンです。

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キッチンは大工さんの造作家具です。ステンレス天板もオーダーですので、自由に形をつくることができます。今回は鍵型のような天板になりました。シンク前が広く、使い易そうです。
天井までの食器棚は引き戸にしており、一部には家電も置けるようにコンセントも設けています。引戸収納は開けたときに扉が邪魔にならないのでキッチン内では便利です。

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玄関。
靴箱も大工さんの造作家具です。

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玄関は、駅への近道の里道側(車の通らない細い道)に設けました。車の通らない細い道は、人間的スケールで親しみを感じます。時々、ご近所さんや通学の小学生が歩いているのを見かけます。
玄関扉は木製ドアですが、内側に引き戸の十字格子の網戸を設置しました。盛夏の工事中に涼しい風が入ってきましたので、夏場は風の道として期待できそうです。
写真左側には玄関の土間続きのパントリーの入り口があります。こちらは吊り式の引戸で仕切っており、下部は解放しています。

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パントリーには奥行きの浅い棚を造作で作ってもらいました。玄関 → パントリー → キッチンへ通じます。ここも引戸で仕切っています。

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一階の居間の奥に7畳の寝室を設けています。最近、一階に寝室をご希望いただくことが多くなってきました。寝室の一角にはデスクコーナーを設けました。

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天井は杉板張りの勾配天井にしています。この部分は平屋なので屋根勾配なりの天井です。
この位置を寝室にすることは、計画当初よりイメージが固まっていたことを完成後に思い起こしました。建物の東側に位置し、北側には地窓を設け東の掃き出し窓にはルーバーの雨戸を設置していますので、夏の夜は涼しくお休みいただけると思います。

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寝室隣のウォークインクローゼット。4畳ほどの空間ですが、天井を高くして棚を多く設け上方向の収納も増やしています。
ウォークインクローゼットの向こうは、トイレ・洗面・脱衣ルーム、その奥はバスルーム。寝室からバスルームまで一直線です。

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トイレ・洗面・脱衣ルームは広々とした一体空間ですが、カーテンで仕切ることが出来るスペースもとっています。

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食堂横の階段を上がると吹抜に面する2階廊下。
廊下の階段側腰壁は本棚にしました。
黒い煙突は、空気集熱式太陽熱利用システム「そよ風」(環境創機)の送風のダクトです。屋根面で温められた空気を床下に送り床下から室内に空気を循環させるシステムで、1階の床には通気の為のスリットを設けています。ポンちゃんの家では太陽熱でお湯が作れるシステムも取り入れています。

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吹き抜けの両側に部屋があり、それぞれの部屋から吹き抜けに向けて開口を設けています。
2階の天井は全体に杉板を張り、杉丸太の地棟を真ん中に通しています。9Ⅿの地棟はこの家の背骨のような構造部です。

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障子を開けると、吹き抜けから向かい側の部屋までつながります。

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西側の部屋の障子窓から見下ろすと居間が見えます。

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東側の部屋からは、キッチンが見えます。こちらはお子さんの部屋ですので、キッチンに立つお母さんとの会話の窓になるかもしれません。


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お引越しの日に、ペレットストーブが設置されました。
山本製作所の「ほのか」。すっきりしたデザインです。

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ペレット投入口。

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ペレットは宅配で頼むと送料が結構かかるようですが、生駒市内のホームセンターでも販売されているそうです。近所で入手できるのは何よりです。


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ウッドデッキも出来てきました。食堂前のサブ玄関部分は、庭から上がりやすいように低くして、南東側は1段上げて室内床レベルに近い高さにしています。


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屋根付きのウッドデッキは半屋内空間。季節の良い時期には居心地の良い空間になりそうです。

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夕暮れ時にオレンジの光が灯ると、温かい気持ちになります。
工事ももう少し。植栽が始まるのが楽しみです。

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by frontdesign | 2018-12-01 07:45 | 新築 ポンちゃんの家 | Trackback | Comments(0)

国産材・県産材でつくる木の住まいを設計しています。 奈良県生駒市


by yuriko iwaki
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